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先生どうする?限られた中での応急手当

保健室は、病院のような
整った設備や道具もない。


あくまでできるのは応急手当なので
設備や道具は最低限です。

また、学校によっても環境は
大きく異なります。



※シャワー室がある保健室もあれば、
絆創膏の購入にも予算を気にしながら
買わなければいけない保健室もある。



限られた中での応急手当、
先生はどうしていますか?




ないものはない



私は、膝の擦り傷を洗うことですら
どうすればいいのか悩みました。

外水道は遠いし、
保健室に足を洗える場所はない。

(子どもに洗ってから来てねといっても
なかなかキレイには洗えないもの)



校庭で砂まみれの子どもの足を
どこでどのように洗えばいいのか?





他の養護教諭に相談もしましたが
各校で保健室の環境は異なるもの。

同じようにはできないことばかりでした。



うちの保健室にはシャワー室がない。
うちの学校ではこんな道具は買えない。
うちにはないものばかりでどうしたらいいの?

と不満ばっかり口にしていましたが

ないものはないんですよね。





今ある環境で今できることを



不満や文句を言っても
何も変わりません。


そこで今ある環境で、
今できる方法を考えました。



シャワー室がないなら、
代わりになるもので洗い流したら
いいのでは?

洗い流す場所がないなら、
濡れてもいいようにしたらいいのでは?

汚しても大丈夫な場所で
洗えばいいのでは?



そんなことを考えながら、
100均をウロウロして見つけたのが
園芸用の水差し!!

(ピンポイントで洗い流せるのがいい)



また、濡れてもいいようにするならば
ぞうきんや新聞紙を足の下に敷けばいい。

犬走りがあるなら、そこで洗い流せばいい。



考えれば方法はいくらでもありました。




ないことを嘆くよりも



“今ある環境”は
なかなか変えることができないもの。

まずは『今どうすればできるか』
を考えることが大切です。



(どうすれば適切な手当てができるか
 を考えるのも養護教諭の仕事)



ないものを嘆くよりも
工夫すればできるという
発見を楽しんでみてください。



変えられるのは環境ではなく
あなたの発想と行動です。




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