お気持ち

Twitterから離脱してはや1年、正しくは別アカウントでは生きているので離脱でもないのですが、SNSとは距離を置く1年でした。現在はブルースカイに居ます。ゆるーいTwitter化してきているので、しばらくは居ると思います。お腹すいた、この後昼寝したい、もう駄目だ、歯医者だけは友達だ、などとつぶやいています。

ちなみに、必要以上に見ちゃうのでTikTokはやっていません。子の友達がちょっとあやうい配信をしているそうなので、親御さんの層はお気をつけください。(配管工事の現場からの配信と、遺品整理業者のライブ配信はおすすめです、ずっと見ちゃう)

Twitterを離脱する直接のきっかけがあったわけではないのですが、必要以上に自分が「的外れなご意見番」のようなことを言っているので、ちょっと気持ち悪いなと思ってやめた、というのが適切な表現でしょうか。自分の中の田原総一朗に決別できてよかったです。

その後、スレッズにも一応アカウントを持っているし、Instagramも動かしてはいるのですが、今後は仕事はTwitter、どうでもいいことはブルスカ、という感じでやるかもしれません(やらないかもしれない)マストドンはウッカリ消してしまってから、ログインしていません。仕事でも今SNS運用はあまり携わっていないので、ゆるくやっていこうと思います。(なお、Googleビジネスプロフィールは仕事でやっています)

スレッズは今のところ、さほど読まなくても良いご意見が多い、Twitterはインプレ小僧の巣窟、といった感じでSNSは今度どうなるのかな、と見物しているのですが、個人的には肝入りで始まったんであろうスレッズがまぁまぁいい感じに気持ち悪いことが気になっています。誰かに何かを伝えようとする人が多過ぎると、文章って読むのが結構ストレスなんですね。

「お腹すいた」は読めるけど、「先日お腹すいたと書いたら批判を書いてくださった方がいました。正直驚きましたが、反省するべき点について考えていたら夜も眠れなくなりました。私は小学生の頃からお腹がすいていました、これ以上お腹がすいていない人についてはブロックします。」と書いてあると、どうしたどうした…と疲れるんですね。世の中には会ったことも無ければ、興味もない人のお気持ちが無数に飛び交っているので、大変な時代だなと思っています。
2006年の戸梶圭太氏の作品「バカをあやつれ!」の表紙では「イナカは嫌い ケータイは好き」と書いていました。小説の中身もブラックユーモアの連発で読む人を選ぶものですが、氏が書いたものはケータイで打ち込むSNSの未来をちゃんと捉えていたな、と最近読み返しました。

知らない批判、知らないブロック宣言が多いSNSとして成長を遂げていくスレッズですが、私のアルゴリズムが悪いのかも。世の中は常にアルゴリズムの海の中なので、上手く泳ぐしかありません。衝撃映像ばっかり見ている人には次々事故や死体が溢れ、世の中はハプニングに満ちたものに見えるでしょう。ポルノばっかり漁っている人は、世の中の大半の人が裏垢を持っていると勘違いしてしまいます。ラーメン情報が溢れている人もいれば、友達のSNSを常にチェックし、親戚以上に何をしているか知っている人もいるでしょう。

ワーカホリックな私は仕事の通知をつい見てしまうのですが、SNSとはこの1年で良い感じに距離を置けたので、スマホとも良い感じに距離を置いておくことが次のステップでしょう。あなたと会う時は、ロッカーにスマホを置いてロックしようかな。本当に知りたいことなんて、わずかに過ぎません。

とは言いつつ、私自身は不特定多数に向けて文章を量産するライターである以上、読んでもらうための文章を作るしかありません。今月は小さなコラムを担当できることになりました。天皇がお気持ちを表明したのは2016年でしたが、もう多くの人はそんなことも忘れているでしょう。忘れられるとわかっていても、どんな言葉を放っていくのか考え続けることは案外楽しいものです。

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