妹目線

世間はGWらしいですね。
私の場合、長女が小学3年生のころから部活に入ったこともあり、GWはどこにも行かなくなりました。それ以前は、知人のお家に2泊3日で泊まりに行かせてもらっていたんですが、私が独立準備をする時に疎遠になってしまいました。(SNSを辞めたり、人と距離を取って仕事モードへ切り替えたので、複数の人と疎遠になった。私が完全に悪い。)
今年もゆるくやっていきましょう、という感じなのですが、私は仕事をぶっ抱えているので原稿を書きます。

時々noteの創作の狭間に我が子たちが登場しているのですが、去年は長女が突然中学受験を志したため、長女中心の生活を送っていました。特に去年は私が部活の保護者会長を務めたり、長女も部活動の最高学年として多忙だったのもあり、「長女with母」として活動することが多かったんですね。完全に私がスーパーモンキーズだったわけですが、この活動に危機感を覚えたのか、次女が突然「私も入る」と言い出したのです。

彼女はピアノを辞めたことがあり、「あんまり楽器にも演奏にも興味ないかな、まぁプロを目指すわけでもないからな」と思っていたんですが、突然吹奏楽部に入ると言い出したわけです。彼女は陸上部にもすでに入っていたので、スケジュール回せるんだろうか、うーむどうしようかと思ったのですが、まぁなるようになるわい、と加入を決めました。

結果として、この1年陸上も吹奏楽も両立でき、心身共に大きく成長したと思います。正直、姉が部活を去る時に彼女も去るんだろう、と思っていました。姉は校区内の中学に行かなかったので、彼女がこのまま受験を希望しなければ、姉と別の中学に行くことになります。結構なおねえちゃん子なので、今年は部活どうするのと聞いたところ「私来年は部長になる」というではありませんか。姉よりも重いバリトンサックスを一人で抱え、譜面に無心で何か書き込んだり(譜面にはオリジナルのキャラクターも書き込んでいる)低音を鳴らす彼女は、今年リーダーになるための研修を受けるというのです。姉はリーダーを希望しない人だったので、姉妹は同じことをしたり、全く別のことをしたりと個性豊かねぇと楽しく見つめています。

朝起きられず朝食も食べられない、テストも解かずに帰ってくる人なのですが、今年は地域の児童リーダー育成にも手を挙げ、宿泊学習を受けることのになりました。マジでどこに向かっているんだろう…
しかも、連絡帳には毎日4コマ漫画が連載されています。日々の出来事をコンパクトに漫画で説明してくれるのはありがたいのですが、担任はこれOKなんですかね。(先生も漫画にコメントしてくれている)漫画の完成度は日によって高低差があり、何言ってるのかわかんねえなという日もあります。

妹というのは、どうしても姉の存在を意識する生き物です。妹の気持ちなら嫌というほどわかります。(なぜなら私は妹、姉が1人います)突然決めた受験に、たった一人で勉強して進学した姉の存在は、少し彼女にプレッシャーなのではないでしょうか。姉とは違う自分もきっと探していて、強い意志を秘めたのでしょう、校内の短距離走で初めて学年首位を獲得していました。母としては転ばないでいてくれたら御の字です。血まみれの膝小僧を何度見たかわかりません。

彼女は鞄の中に「宝石箱」を持ち歩いています。拾った石や可愛い消しゴム、小さなぬいぐるみなどを隠し持っていて、母はあえてそれは見ないようにしてきました。秘密は、あなた1人のもの。そんな大切な宝石箱を、今年は置いて出かけることが増えました。赤ちゃんの頃から小さな世界を集めてきた彼女が、大きな何かを掴もうとしているのかもしれません。

夕食を作ってくれたり、レジンで物作りをしたり、クラフト市に自分の店を出したい、とプレゼンしてきたり(自分が作るから母が釣銭を用意し、売り子をやれと言う)とユニークな側面もある彼女。一番得意なことはお菓子作りで、一人で黙々と色んなお菓子を焼いてくれます。姉とは別の道を行くと決めたのであろう彼女の目線の先に、今何が見えているのでしょうか。


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