「ボーナスで長く愛せるものを買うなら?」25歳の方からの質問に答えました。
先日Instagramの質問機能でnoteマガジンのお題を募集してみました。
ボーナスっていいですよね。ちょっと浮かれてしまう。私は自営業、毎月の役員報酬は1年固定ですし、売上に対してもボーナスとか特にないんですけど、回答してみようと思います。
まとまった入金に浮かれての買い物は危険
まずはいきなり真理です。まとまった入金に浮かれて「何買おうかな〜」くらいならやめといたほうがよさそう。あと、あまり「(大人だし)長く愛せるものを」と気負いすぎることもないんじゃないかなー、と思います。
20代の頃の私は、大物買い・長く愛せる=ブランドモノだ! と思い込んでいました。まとまったお金があるときでないとなかなか手がでないですしね。で、収入に対して分不相応というか、ちょっと変な散財をしちゃう、という。
実際に、ハイブランドは「今が一番安い」の状況になりました。今月はカルティエも価格改定がありますし、ブランド物の値段も信じられないくらいにぐいぐいっと上がっていて、庶民には手が出しにくい。私も「ティファニーも昔は(相対的に)安かったのに……」とか考えることがあります。
でも、自分が好きならいいけど、実際にはシャネルやエルメスの一部商品でもない限り、一生物はありませんよね。時代によって、流行はもちろん、社会・自分の価値観だって変わるんですよ。
今、リアルファーを着るセレブがいないように、もしかしたらレザーアイテムも「ナシ」の世界がくるかもしれません。少し前から合皮アイテムを「ヴィーガンレザー」とアピールしているブランドも多くなりましたしね。
自分のライフスタイルだってそう。重い物を持つ体力がなくなったりとかね。私、もはや巨大なバッグとか、オールレザーのかっちりしたアイテム、持てない。
あんまり失敗しなくなったのってやっぱり自分のことがよくわかってきたからだと思うんですよね。20代半ばだったらここから自分自身の好みも行動も価値観も、顔つきや体型だってすごい速度で変わるはずです。
なので、あんまり「長く愛せる〜」とか考えなくていいんじゃないか? と思います。
リサーチより先に、過去「奮発したけど使わなかったもの」を振り返る
という前提をふまえて。買い物をする際に必要なのは、まず欲しいモノの要件定義です。予算、デザイン、機能性などを絞っていくんですが、その上で有効なのが「過去の買い物の失敗を振り返る」。
戒めとして、失敗と断言はできないけど「思ったより使わなかったな」のアイテムを振り返ります。私の場合、「長く着られるかも」と買った中途半端な価格帯の服(2〜3万円とか。この価格帯は最も中途半端)と、浮かれて無計画に「清水買いだー!」と飛び込んだハイブランドのパターンです。はい。
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