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私のカメラ遍歴

写真は、私の大切な趣味のひとつです。

にも関わらず、これまで、自分の使っているカメラについては触れてきませんでした。
でも、写真とカメラは、切っても切れない関係にありますよね。
そこで、一度「私のカメラ遍歴」(短いですが)について、お話ししてみようと思った次第です。

といっても、私は”写真好き”なのであって、”カメラ好き”ではありません。ですから、写真のように語れるかと言われると、あまり自信がありません。

でも、今まで私が使ってきたカメラと、彼らの魅力をお伝えすることで、これからカメラを買う方の参考になるのではとも思います。

”写真好き”によるカメラの話に、お付き合いいただけたら嬉しいです。


大学1年 Olympus PEN E-PL8

以前、別の記事でお話ししましたが、私は、リハビリのために、写真を始めました。

そのため、軽いカメラが欲しいと思っていました。自分の体重を支えるのに精一杯だったので、あまり体の負担になるような重さは避けたかったのです。

そこで私が目をつけたのが、小さなミラーレスカメラ、オリペンでした。

刻印も素敵です。

軽くて、可愛い。それに、一眼レフなんて、自分の身の丈に合っていないような気がしたのです。

実際、初めのうちはマニュアルで撮っていなかったですし、見た目も薄くて小さいので、「(オリペンなんて)おもちゃみたいなものだよね」と笑う人さえいたほどです。(もちろん、冗談まじりに、ですよ)

しかし、機材を侮ることなかれ。

のちに、このカメラで撮った写真がJPS展に入選することになります。(実名で出しているので、"元町ひばり"で探しても出てこないですが……)

写真の楽しさと、機材が写真の良し悪しを決めるわけではないのだ、ということを教えてくれた、大切なカメラです。


大学3年 Nikon Z50 

私が、初めて自分で買ったカメラです。
学生にとって、カメラを買うというのは、社会人が買う時よりもずっと、勇気が要るものです。カメラの購入に踏み切れたのは、同じく写真を撮っている仲間からの一言でした。

「ひばりさんの写真って、オリペンの限界の中で生み出されてるよね」

心当たりがないわけではありませんでした。それが私らしさにもつながることもあるとも思っていた時期でした。とはいえ、私の世界の見え方が、オリペンに、悪い意味で縛られているんじゃないだろうか、という考えが頭から離れなくなったのです。

カメラに縛られた目には、なりたくない。
カメラの限界に縛られない写真を、撮りたい。

そう思ってカメラ探しを始めた私が出会ったのが、Nikonさんのミラーレスカメラ、Z50でした。

実はそれ以前に、縁あって、NikonさんからZ6をお借りする機会があったのですが、その時に「一眼レフって難しいと思ってたけど、そんなことない! 綺麗に撮れるってこんなに楽しいんだ!」と感じ、Nikonのカメラに興味を持ったのがきっかけでした。

ただ、Z6は(当時の私には)重くて高価だったため、他にNikonでいいカメラがないかな? と別のカメラを探していました。

Z50は、そんな折に新しく発売されたカメラで、手に持った時にこれだ! という運命を感じ、親に借金をして(!)買いました。

フィット感、伝わりますか??

オリペンにはほとんど無いに等しかったグリップが新鮮で、この持ち心地に私はすっかりはまってしまいました。

あまりに握り心地がよかったので、首から下げるのはやめて、ハンドストラップを購入したほどです。

重さ的にも、片手で持って撮るのにもってこいです。
持ち出しやすく、撮りやすい。そんなカメラです。

次にご紹介するカメラを手に入れて以降、少し出番が減ってしまったため、会社の同期に友だち価格で譲ってしまったのですが、楽しい思い出でいっぱいのカメラです。


片手でも簡単に撮れます。
さっと見上げて撮るのにもぴったり。


大学4年 Nikon Zfc

見た目はオリンパスペンのようなレトロ感が漂う、素敵なカメラです。

よく、フィルムカメラですか? と聞かれます。

見た目と軽さ、性能、その全てが自分にぴったりと合うカメラで、遠出するときは必ず持っていくことにしています。

最近のnoteの写真は、ほとんどこのカメラで撮っています。

旅行やお散歩で見た景色を残すことが多いです。
ただ、カフェやレストランでも出しやすいからか、
最近は食事ばかり撮っている気が。


さいごに これからカメラを買う人へ

さいごに、カメラの購入を考えている方へ、少しだけアドバイスを。

どのカメラがいいか悩んだ時は、手に馴染むカメラがベストだということを頭に入れていただきたいな、と思います。

なぜなら、写真を撮るのは、カメラと"あなた"だからです。

カメラがなければ写真は撮れませんが、あなたがいなくても、写真は撮れません。

2人が揃っていないといけないのです。

ですから、持ち運びやすいカメラ、自分の手に馴染むカメラを選んでください。

重くて持ち運ぶのが億劫になるカメラ。
何となく、しっくりこないカメラ。

そんな息の合わないカメラとでは、いい写真は撮れません。

いつも持ち歩きたくなるようなカメラ。
からだの一部のように感じられるカメラ。

そんなカメラとなら、きっと、いい写真が撮れるはずです。

いつも持ち歩けるカメラなら、シャッターチャンスを逃しません。

手に馴染むカメラなら、あなたと被写体との会話を邪魔せず、盛り上げてくれます。

だから、もし、「どんなカメラを買ったらいいんだろう?」と悩んで、結局決めかねてしまう方がいらっしゃったら、ぜひ、

手に馴染むカメラ

を探してみてください。

できたら、直接触ってみてください。
店頭でも、誰かから借りるのでもいいのです。

何か違う……。と思ったら、無理に買わなくてもいいのです。

私自身、そんな風にしてカメラと出会って、一緒に写真を撮ってきました。
私の"カメラ遍歴"が、相棒を探しているだれかのカメラ選びの参考になりますと幸いです。

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