火花

27歳。 日記、エッセイ、読書記録。

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【短編小説】蜘蛛の糸

一匹の小さな蝶が蜘蛛の巣に引っ掛かり微動だにしない。主人の蜘蛛の姿は無く、木の枝と枝の間にできた大きな蜘蛛の巣が朝露に濡れ、糸に連続した水滴を作っている。それらは陽の光を反射させ蝶の死とは対照的な煌びやかなものであり、私はしばらくそれに見惚れていた。おそらくこの作品を創った本人であろう蜘蛛が戻り、まるで私に見せつけるように蝶を貪りはじめた。この美しき生と死の始末を私はただただ見ていた。 この蜘蛛は遺伝子に設計された本能のまま生きている。母親から蜘蛛の巣の作り方を教わった

    • よかったものを共有

      あまりにもいい動画だったので共有。 お三方とも優しくて、純粋で、言葉を愛してる本当に素敵な人間達だと思った。 前編は泣けるし、後編は楽しかった。 又吉直樹さんが選んだ"好きな作家の好きな言葉" 成功体験や成し遂げたことが、プライドや誇りを創るけれども、死ぬほど苦しんだという体験もそれは強さとして、プライドになるという言葉。 こんな強い言葉に逢えると思わなかった。 映画一本観たくらいよかった。 noteのフォロワーさんは好きな動画だと思うので是非。

      • 追記

        誰かを救おうなんてそんな大それた命題を課さなくてもいいと思ってたのだけど、人を救う本がある以上、本に救われることがある以上、やっぱり私もそういったものが書きたい。下書きの小説書き直そうと思う。

        • 日記

          日曜日、通勤のため、駅のホームで電車を待つ。電車がこちらに向かってくる度に、反射的に今飛び降りたら即死だろうと思ってしまう。そして実際にそれを実行した人がたくさんいることに、すごい勇気だなと思う。その背中を押した苦しみを想像して胸を押しつけられる。 昨日この店でロープと脚立を買った人が亡くなられたと警察がやって来た。前の店でも一度だけそういうようなことがあったので、そういうことが起こりうることは知っていたけれど、やはりその苦を想像すると悲しい思いがあった。若い男性だった。 死

        【短編小説】蜘蛛の糸

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          小説 園 縦書き

          小説 園 縦書き

          自由律叫び 世界

          世界が視点に過ぎないなら簡単に変えられるはずなのに

          自由律叫び 世界

          小説 下書き⑥

          有料
          100

          小説 下書き⑥

          小説 下書き⑤

          有料
          100

          小説 下書き⑤

          小説 下書き④

          有料
          100

          小説 下書き④

          小説 下書き③

          有料
          100

          小説 下書き③

          一匹の蚊が私の周りをふらふらと浮遊している。体重が軽いのだろう、風に煽られ私の体に触れられずにいる。油断した私はせっかくの休憩時間ということを思い出して、コンビニのおにぎりと向き合う。 痒い。しまった。痒い。 私はすぐに、靴下とスラックスの間の僅かな隙間で優雅に血を吸う蚊を見つけ、反射的に手のひらで叩いた。蚊はその姿そのまま潰れて死んだ。殺されるくらいなら、私を狙わなければよかったのに、気の毒だと思った。命をかけてまで求めるものではないのにと思った刹那、本来本能的に求めるもの

          小説 下書き②

          有料
          100

          小説 下書き②

          本格的に小説執筆始動しました。自分の中で貯蓄しながら書き溜めるという行為が中々モチベーションが上がらない為、有料という形で公開しながら書き進めることにしました。 公開するための有料ですので、ご理解ください。全部書き終えて、小説が出来上がったら是非。

          本格的に小説執筆始動しました。自分の中で貯蓄しながら書き溜めるという行為が中々モチベーションが上がらない為、有料という形で公開しながら書き進めることにしました。 公開するための有料ですので、ご理解ください。全部書き終えて、小説が出来上がったら是非。

          小説 下書き①

          有料
          100

          小説 下書き①

          小説 園 あとがき

          こちらのあとがきは創作大賞2024へ応募するために書いた小説園のあとがきとして書かれたものです。 私はちょうどこの創作大賞2024の募集が公式から発表された時期に、鬱状態にありました。多くの人間との別れが重なる中で、孤独を感じるとともに、変わることのない自分と生活。何をしていても、楽しくない日々を過ごしていました。その日々の中で、小さなひまわりの種を植えました。きっかけは自分でも分かりません。何かが変わればいいなと希望を込めて種を植えました。 そのタイミングで創作大賞の募集

          小説 園 あとがき

          小説園書き終えました!読んでいただきたいです。お願いします! https://note.com/hibanana/n/n28a300bf753b

          小説園書き終えました!読んでいただきたいです。お願いします! https://note.com/hibanana/n/n28a300bf753b