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責任感過多な日々の振り返りと、1月31日の日記

単なるベンチャーなので、なんの教育もなく、20分のオリエンテーションで、突然私はマネージャーに就任した。蓋を開けてみると、元々事業の始まりがマネージャー不在のため、マネージャーが行う業務的なルーティンは全て私が担当していた。だから業務量的なギャップはほぼなかったものの、心の準備が20分しかできなかったのもあって、私の心は置いてけぼりになった。

責任を持つってどういうことか理解できていなかったし、私のキャパシティやスキルを考えても早すぎる役職だったように思う。

それでもマネージャーとしての言葉、行動を示さなければいけなかった。元々フラットな関係からスタートしたからこそ、他のメンバーからマネージャーとして信頼に足る人物だと思われなければいけなかった。

そんなプレッシャーと、マネージャーとしての責任感と、みんなを裏切れない、裏切りたくない自分への期待値の高さに、心がズタズタになるのにそう時間はかからなかった。それでも折れず曲がらず驕らず腐らずいられるところが私の徳の高さなのかもしれない。

そこで私が私に行ったセラピーは、何の利害関係もない友達に何がしんどいのかを一つひとつ丁寧に説明して話したことだった。言語化して、整理して、人に伝えることで、自分が思う以上に感情は整理され、自分の課題が見えてきた。私には何もないのだから周りをうまく頼ったら良いし、できないことはできないと言った方がいい。そして全部やる必要はない。私が何をやるかやらないのかを決断すれば良いのだから。

マネージャーって何かなって常日頃から考えているのだけれど、問題を課題にする人、その課題から逃げず立ち向かう人のことだと今は定義している。

今向き合うべきは目の前にいるお客様とスタッフのみんなで、それ以外には何もないのだから、案外マネージャーというのはシンプルなお仕事なのだと、ぐしゃぐしゃになってしまった自分に声をかけてあげたい。たとえ能力が足りずとも、向き合う姿勢とその行動こそが一番大切で、それを何かで代替することはできないし、してはならないのだと思う。言葉にするとシンプルすぎてダサいなと思うけれど、ここには私が苦しんで迷って悩んで考え出したという確かな肌触りがある。それだけを信じて、仕事をし続けられることを静かに祈る。

質問があればぜひこちらから。仕事のこととかを話すのが好きです。

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