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B.LEAGUEのチームへ転職を考えているあなたへ

こんにちは。佐賀バルーナーズの山下です。

佐賀バルーナーズの社員(フロントスタッフ)は基本的には会社が定めたカレンダー通りです。シーズンが開幕すると試合のある日は出勤し、翌週の平日に休みを取るよう形です。会社でカレンダーが設定されています。

それ以外にスタッフそれぞれの予定で動くので、休日出勤をすれば代わりに代休を取ります。

とはいえ正直、ド平日に仕事を全くしないかと言われれば僕はしてます。決して会社が推奨しているわけではなく、あくまで僕個人の話です。

なぜかという話はまた書きたいと思います。

さて、今日はTwitterのDMでいただいた質問に対してお答えする形で書いていこうと思います。


【B.LEAGUEのフロントスタッフへ転職したいんです】

数日間やり取りをさせていただき、今のご自身の状況や今後について、B.LEAGUEチームの求人情報や面接時役に立った経験など、本当にご丁寧、そして熱心にご質問をいただきました。

折角ですし、僕の経験と実際に働いている中で、DMでは伝えきれなかった部分も含めて書いてみようと思います。

DMにもあるようにスポーツチームの内部情報がないのは事実です。これはバスケに限った話ではないと思いますが、仕方ないと思います。

僕個人のnoteでお答えできる内容であればいくらでもお答えしますので、お気軽にご連絡いただければと思います。

まずはいただいた質問について。

■B.LEAGUEチームの求人について

今は2026年から始まる新B.LEAGUEに向けた求人が増えたんでしょうか?
2026年以降は求人が減っていくんでしょうか?

これは一概に僕がそうですとも言えない部分ではあるんですが、実際調べてみると、

B.LEAGUEの公式HPに各チームの求人情報が載っています。こう見ると結構多いですよね。とはいえ雇用形態は様々なので、詳しくみていくと、業界の経験がない方が受けれるチームがどれくらいあるのかと言われれば決して多くはないかもしれません。

少し話がそれましたが、新リーグに向けた採用が増えているのは事実です。例えば新アリーナの開業が決まっているアルバルク東京さんは新アリーナプロジェクトという名で募集をしています。

今現在、こういった新リーグやそれに向けたアリーナ構想による求人、また将来的にTOPリーグへ参戦を見越しての求人もあるでしょう。

そういった意味では2026年以降に求人が減る可能性というのは充分考えられます。

ご連絡をいただいた方はまだお若く、業界の経験がない。今すぐの転職を考えているというわけではないけれど、求人が多い今受けた方がいいのか

今の会社をすぐ離れることは考えていなかったから、迷っている。というご相談でした。

これについては僕が転職したときの状況を例に挙げて、お答えしました。

僕が今佐賀バルーナーズにいるのは会社に新たな資本が入り、B1にあがり、そして2026年のTOPリーグを目指すために会社が大きく変わっていく最中だったからです。

正直僕は能力で採用されたわけではないと思います。

結論、僕の場合はタイミングが良かったということです。求人が今後も同じ数出るかはわかりません。ただ、受けれるときに受ける。というのは別にこの業界に限った話ではなく、転職のセオリー的なことだと思います。

あとはこれはあまり推奨はしませんが、受けるだけ受けるというのはありだと思います。

面接までいくことができれば会社、チームがどういった人材を求めているか、もしくはどんなことを聞かれるか自分で確かめることができます。

面接を受けていく過程で入社する決意ができるかもしれないですし、違うと思ったなら辞退するのもありです。

今転職するチャンスがあるならば何か行動を起こすべきです。それは受かるとか落ちるというのは関係なく、受けた方がプラスになるからです。マイナスになることってないです。これは断言できます。

しかし、行動の起こし方は面接を受けるだけではありません。

■今の環境で今できることを

dmをいただいた方は

今の仕事にもやりがいを感じており、まだ今の職場で頑張りたいという気持ちもある

迷われてる要因の一番はこれだと思います。先ほど受けれるなら受けるべきと書きましたが、これも正解です。

その上で、僕が言えることは近い将来B.LEAGUEのチームに転職を考えているならば、それに向けて、今の職場、環境でできることをすることではないでしょうか。

僕が佐賀バルーナーズに入ってみて感じたことは仕事を自分で処理する能力と能動的な行動ができるかということ。

自分で仕事を処理するというのは1人で仕事をするということではなく、周りの協力をいかに得て、タスクを遂行できるか。

中途で入ると最初は誰かの仕事を引き継ぐというところから始まります。しっかり引き継ぎをしなければいけないですし、そもそもこの業界のあたりまえがわからないので状況を理解するのに苦労をします。

それも1ヵ月もやっていれば慣れるんですが、まずはスタッフとのコミュニケーションをしっかり取って、わからないことを聞くこと、曖昧な状態で進めない。

入ってしばらくすると、あっという間に色々な仕事を手掛けることになります。もちろん中にはなんだこの仕事はっていうのもあります。(個人の感想です)

色々な仕事をしていくことになりますが、中途で入った人間に誰かが付きっ切りで教えてくれるというのはありません。それは佐賀がどうことではないと思いますが、一人ひとりのスタッフが抱えている仕事量が多いというのと、佐賀がまだ会社組織としての成熟度が低いというのはあります。

コミュニケーションを取って、関係を築き、仕事をすすめていく能力が必須です。マニュアルはありません。こうすれば上手くいくというのを自分で考え、周りを巻き込みながら仕事をします。

これはB.LEAGUEチームに限った話ではありません。例えば、今の仕事が同じルーティンで決まったことだけをやっているなと感じるのであれば、自分なりのやり方を考えてみたり、新しいことを周りと一緒に推し進めていくことをやってみてはどうかなと思います。

そして、これに加えて必要なのが能動的な姿勢です。

会社としてのやらなければいけないことは当然やらなければいけません。たとえそれが自分の想いに反していてもです。それは会社で働く上では当然なことです。会社にもそれぞれ理念があって社員はその為に仕事をしますし、やりたくないことも誰かがやらなければいけない。

それを放棄するのであれば、自分で会社をやればいい。僕はそう思います。

でもそれだけではおもしろくないですよね。これは僕の考え方なので、参考になるかはわかりませんが書いておきます。

僕は以前書いたnoteでも触れましたが、ホームタウン事業部というところにいます。ホームタウンは2人で仕事をしていて、クライアントは国、佐賀県、佐賀県内20市町、県内の小中高大学校、各種経済団体、商店街の方々、県民、市民…

挙げるとキリがないのですが、簡単にいうと佐賀バルーナーズに関わる方すべての方々です。よくステークホルダーという言い方をしますが、スポンサーとかメディアを除く全ステークホルダーさんと仕事をさせてもらっています。

毎日朝出社したらメールが15件くらい来てるみたいな感じです。2人で担当を割りながらもメールは共有したり、イベントのカレンダーやタスクも共有しています。常にお互い5~10件ほどの案件を同時に進めながら仕事をしています。僕は入社して1ヵ月もしないうちに名刺が100枚なくなりました。

これが多い少ないは別にして、そんな感じの仕事量なので、基本的には今やっている仕事をしていればそれだけで一日はあっという間に終わります。

でも僕自身もやりたいことがあって、もちろん会社の理念が前提ですが、集客やアリーナでのイベントの実施です。

会社やチームの意向で新B.LEAGUEのTOPカテゴリーを目指しているので、日々のホームタウンの仕事でももちろん、集客、売上を意識していますが、やっぱり自分が楽しい、おもしろいと思ったこともやりたいんです。

佐賀バルーナーズは演出や集客面で、外部の企業様のお力を借りています。また、これについては詳しく書きたいのですが、要は演出や集客のスペシャリストの方々と一緒に仕事をしています。

その中のお一人が今バルーナーズに常駐されていて、集客の案とか企画を考えてくださっているんですが、僕もなるべく会議にご一緒させてもらうようにしています。

実際に今eスポーツで集客できないかと相談をしたところ、思い当たる企業様にコンタクトを取ってもらったりしました。自分がやってみたい企画とかをダメもとでも提案しています。

要はやるべきことがあるし、中途の場合は入ったタイミングで既に決まった仕事が飛んでくることがほとんどですが、それでも自分発信の企画を進めていくタフさと積極性が必要。

僕自身まだまだできていないんですが、待っているだけでは、どんどん仕事が増えるし、それで楽しいと思えるのであれば良いですが、自分で発信できる能動的な姿勢があったほうが良いです。

良いというかその方が楽しいです。

多少できなくても、そこに情熱があればやっていけると…思います。なので、これからB.LEAGUEのチームに就職を考えている方は今いる環境で、できることをやる。

サービス業であれば新しいサービスを提案して、進めていく、積極的に自分から他の部署に割って入っていく、くらいのテンションで仕事をしていったらいいんじゃないかと思います。

■バスケットボールが好きだから

最後に僕から、一つご質問をさせていただきました。

なぜB.LEAGUEのフロントに入りたいと思ったのか教えてほしいです。と。

バスケがもっと盛り上がり、自分が好きなバスケがより多くの人々の楽しみ・生きがいの一つになるといいなという思いです

今回連絡いただいた方は今の仕事でも、スポーツが人々に与える影響力を感じていたし、先日沖縄で開催されたW杯の盛り上がりを見て、より近くで盛り上げたい、チームの一員になりたいと思ったと仰っていました。

これは素晴らしいですし、この想いをずっと持ち続けれたら、きっとB.LEAGUEのチームに入ってどんなに忙しくても、やっていけると思います。

散々仕事のこととか書いてきましたが、自分の想いを貫いて、納得ができないこと含め、気合で仕事をできるかというのは働いていく上で必要です。

B.LEAGUEやスポーツチームの運営に関わりたいと思った以上、バスケが好きで、そのために働きたいというのは持っていた方が良いです。

色々な壁を乗り越えれるかどうかは想いや気合といったメンタル面の重要性はあります。

ただ、実際入社試験とか面接で問われるのは会社やチームにとってどれだけ仕事をしてもらえるかという点も非常に大きなポイントになると思います。

今いる環境で、可能な限りスポーツの現場で活きる経験を積みましょう。特別な能力は必要ありません。

社内、社外でコミュニケーションが取れて、仕事をしっかり進めていくことができるとかそういう基本的なことがきっちりできる。企画立案実行の流れを理解して、それに対して遂行できる。

今の仕事とスポーツの現場を自分なりに結び付けて、イメージしながら仕事をする。その結果どういう成果を得たのか。

このあたりをしっかり自分の言葉で話せれば大丈夫です。

この業界は経験者が優遇されますが、それは経験しないとそもそも受ける事すらできないので、本気で入りたいのであれば、未経験でも入れるところを探して、無理くり経験を積んでいきましょう。

ちなみに佐賀は募集をしています。僕は人事ではないですが、案内はできるので、何かあればご連絡ください。

■ご質問・ご相談はいつでもしてください

今回はX(Twitter)のDMでご質問、ご相談を受けました。僕でよければ何でもお答えします。

今回は給料や待遇面については挙がらなかったので、書きませんでしたがそれもいつか書ければいいなと考えています。

選手・チームのことや運営へのご意見についてはお答えすることができないこともあるので、それをご理解いただいた上であれば何でも歓迎です。

いつか一緒にお仕事しましょう。ご連絡いただき、ありがとうございました。少しでもあなたの為になれば嬉しいです。

佐賀バルーナーズ 山下

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