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B.LEAGUE初の開幕を終えて 2023-24 開幕節 vs琉球ゴールデンキングス

開幕しました。2023-24シーズン。

佐賀バルーナーズ公式HPより

佐賀バルーナーズは昨期B1チャンピオンの琉球ゴールデンキングスをホームに迎えました。

試合は残念ながら負けてしまいB1初勝利とはなりませんでしたが、開幕戦は7,022名、GAME2は5,517名の方にご来場いただきました。

7022名というのはレギュラーシーズンクラブ最多、全クラブの最多入場者数のランキングでも全体の5位に入る数字だったそうです。

まずはご来場いただいた皆様には感謝を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

なるべく試合後に今の自分(フロントスタッフ1年目)が感じたことを残しておこうと思います。あくまで僕目線での話になります。


【開幕までの道のり】

■トラブルとギリギリの対応

9/17のプレシーズンマッチが終わり、気が付いたら開幕日前日設営。そんな感じでした。
壮行会や表敬訪問、ポスター配布など、開幕前は関連イベントラッシュです。

佐賀市への表敬訪問はバルーナーズバスの出発式も兼ねて行われました

もちろん開幕戦の日程含め、年間の試合日程は既に組まれているので、準備しているでしょと思うかもしれません。

しかし、実際はギリギリで変更になったり、トラブルが発生したりと上手くいかないこともあります。

開幕前のイベントをなんとか乗り切り、いよいよ開幕というタイミングでまた大きなトラブルが。

トラブルはつきものだと良く言いますが、ないに越したことはありません。ましてや今回の開幕戦は一クラブの開幕戦というわけでもなかった。頼むからトラブルだけは…そんな想いでした。

まずはチームの公式HPやSNSでアナウンスがあったように、ユニフォームのデザインが変更になりました。

9月頭に千葉ジェッツさんの招待大会がありましたがそのときに着用していたHOME用のユニフォームデザインがB.LEAGUEの規約に反するという事態になりました。

詳細はHPにある通りで、入稿したデザインデータと実際出来上がったデザインが違ったためでした。もちろん入稿前の段階でB.LEAGUEに確認はしていたので、会社としては疑問が残ることもあるんですが、結果としてギリギリになって変更をしなければいけなかったというのは他ならぬ佐賀バルーナーズのミスであり、これにより選手への負担を強いてしまったのも事実。

また、これに伴いファンクラブの方への商品の発送など本来ユニフォームが手元に届くはずだった方々に対してもご迷惑をおかけしました。

その点に関しては本当に申し訳ございませんでした。としか言いようがありません。

今回の件を来期以降に繋げなければ、毎年納品が遅れるというのは普通ではありません。

■飲食ブースの改編について

飲食について。

プレーオフの時の一番の課題だと前任、そして入社前から聞かされていました。僕は飲食ブースの担当もしています。

飲食ブースは各店舗様の努力でスタートできることに

開幕節の飲食に関しては実際販売をしてくださった地元の飲食業の方々に助けていただき、スタートできたというのが本当のところです。。保健所の許可申請から商品の確保、機材や梱包材の準備など実質2週間もありませんでした。

なぜ2週間なのかというと…

これはアリーナと弊社の建付けや契約関係が中々進まなかったというのもあるんですが、プレシーズンマッチで飲食が出せなかったのはそういう理由です。

ただ、飲食に関してはここから必ず良くなっていくと思います。というより、良くしていかなければいけません。

試合後のアンケートも読ませていただきました。直近の課題もはっきりしているので、まずはそこの改善に向けて、話し合いを重ねていければと思います。

アンケートの結果などは会社で公表しないのであれば僕の方で何か記事にできないかなと掛け合う予定です。また別の機会に。

まずは既存の形で如何にサービスの質を上げれるか、そして次はフードの企画をぶつけていく。そんなイメージです。

■演出と会場の雰囲気について

アリーナの雰囲気についてはそもそも僕も初めてでしたが、最高だったと思います。琉球ブースターの方々の熱さもあってこそだったと思いますが、試合が進むにつれて自然発生するブースターの方々の応援は心に響きました。

GAME2の後半は自然と声が出るようになり両ブースターの熱さが伝わりました

応援の仕方については個人的な意見ではありますが、DJの方含めこれから新しく創っていければいいと思います。新しくバルーナーズ、またはプロバスケットボールの試合を観に来られた方々からはすごくポジティブな意見が多かったのも事実です。

それは創設時からのブースターの方々やB2時代を知っている方々がリードしてくださったのは大きいですし、その積み上げがあったからこそ初めての方々も気持ちよく応援できたんだと思います。今後も開幕節同様にうまくリードしていただけたら嬉しいです。

僕らと一緒に新しいスタイルを創っていっていただければと思います。

会場内外の装飾については他部署の頑張りもあり、すごくわくわくするアリーナが完成しました。

これまでやりたかったけどできなかった施策ができるように

入り口の垂れ幕もそうですし、ハーフタイムショーもそうです。ハーフタイムショーは対戦相手にちなんだ催しは今後も継続していきたい施策ですね。

あといつもzoom会議でしかお話していなかった外部の演出チームの方々と初めてお会いできました。経験のある方々が現地にいるというのはとても心強かったです。

琉球祭り太鼓 佐賀支部の皆様によるハーフタイムショー

演出は本当にアリーナならではというか、しっかりアリーナの良さが出てたなと思います。

僕はロスター、スターティング5の演出はバスケットボールの興行では大事だなと思っていて、初めて会場にいらっしゃった方を最初に掴むのはあの時間かなって。

ロスター&スターティング5の演出は興行の大事な魅せ場

そういう意味ではあの重厚感のある演出はSAGAアリーナの雰囲気とマッチしていたし、アンケートでも好評でした。

一方でもう一つ大事なのがクローズの部分。終わったあとにスタッフがブースターの方々と接する機会も必要だなと感じました。試合後は撤収の時間も限られているので、そこは理解できるんですが、スタッフで挨拶できる場を設けるのは考えたいですね。

■集客について

集客については最初に書いた通り、開幕戦は7,022名、GAME2は5,517名。各地で開幕戦が開催されましたが、今のところ佐賀が1番です。

先出し開幕は7,000人を目標としていたので、この数字は嬉しかったです。

裏話的なことを書くと、この7000人の裏にはチケット担当の執念を感じたエピソードがありました。

実はハーフタイム後くらいの時点では6,500名とかで、そこからVIP席の入場者数や未就学児の方の数などを合わせて、なんと6,999人!!

インカムで

「どこかにチケットスキャンしていないお客様いませんか??」

それ探すの至難の技でしょって思ってたんですが、そこから10分後には

「本日の入場者数は7,022名です!!」

という速報インカムが流れてきました。おそらく事情を知らないスタッフはどんなマジックを使ったのかと思ったはずです。僕も思いました。

後程聞くと、チケット担当がチケット片手にブースを飛び出し、アリーナ近くの方に手売りをしたということでした。

もちろん既に第3クォーターが始まっていたので、いくらで販売したとかそのあたりはわからないですが、ここまでくると執念。

僕は素直に関心したし、この頑張りがプレミア参入に繋がっていくんだなと。そして、自分も集客に貢献できることを提案したいと思えました。僕自身もそうですが、一人ひとりが目標に対して仕事ができているか、または意識できているか。スタッフの意識も変わっていかなければいけません。

佐賀はまだまだこれからですが、チャレンジできる環境があるというのは面白いし、経験のある方々と仕事ができることにわくわくします。

■次週10.14(土)10.15(日)もホーム vs広島ドラゴンフライズ

10.14(土)10.15(日) vs広島ドラゴンフライズ

来週もホームで試合です。おかしいな。一昨日会場撤収したばかりなのに。
そんなの関係ありません。短い時間ですが、改善できるところはして、次こそはB1初勝利といきましょう。

当日(14日、15日)はストリートフェスタというイベントやビアフェスも行っており、佐賀駅からSAGAアリーナにかけて様々なイベントやスポットが用意されております。

どちらも楽しんでいただければと思います。ではまた来週。ありがとうございました。

佐賀バルーナーズ  山下

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