私が思う「仕事できる人」論

この前、何気ない雑談ですごい良い比喩を思いついたなあ自分、と思ったので。

仕事というのは、舟をこぎ続けるようなものだと思う。どんな嵐でも、舟を目的地に向けて進めるようなものだ。学校に通っている間はプールの中で舟のこぎ方の基礎になるようなことを教えてもらえる期間だ。そこから、自分なりのこぎ方をいろんな経験から見出していく。

社会に出ると、基本的にこぎ方を教えてもらう時間はない。もしあればそれはとても幸せだ。そして、いきなり大海原に放り出される。教えてもらったこぎ方、自己流のこぎ方で何とか進めていく。最初はだれしもうまくいかない。だが、上手くいかないなりに、自分の経験や周囲の観察からこぎ方を見出して、舟を進める人がいる。そうすると周りから見れば「あいつ、進んだな」となって、次の目的地を示してもらえる。自己流の不安と闘いながらも、なんとか進んで見せ続けられるか。潮流が変わったら、それに応じたこぎ方を習得できるか。その波に合わせて舟をこぎ、少しでも前に進み続けられる力こそ、仕事ができるということではなかろうか。

私が思う「ダメパターン」が2つある。一つは、こぎ方をだれかに教えてもらえると思ってプールで待ってる人。もう一つは潮流が変わったことに気づかず、今までのこぎ方を続ける人。

自分はと言えば、自己流でその場の波に合わせて、何とか漕いできたつもりだ。何度もおぼれかけても、絶対前に進んでやると思って生きてきた。だが、その舟の目的地って何だろう。まだまだ迷い中。

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