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【機材紹介】Ibanez RG550MXX

今回はRGを紹介しようと思います。この子を買ったのは今年(2023年)の2月だったので、すでに半年以上が経過していますが…

当時ぼくはテクニカル思考に陶酔しており(今もあまり変わってない)、ペタペタ指板のギターが欲しいなぁと思いながら、いつものようにお茶の水を彷徨っていました。やはりペタペタ指板で手の届く価格帯と言えばIbanez, SCHECTER, CHARVEL, Jacksonあたりだろうと思いながら試奏していました。ただ、Jacksonに関しては当時すでにRRVの廉価版を持っていたので、候補からはほぼ除外されていました。ちなみにRRVはすでに手元を離れています。

SCHECTER, CHARVEL, 色々弾いたけどなんかしっくりこない、お腹減ったからサイゼでも行くか…と思い立ち、店内にて一休み。貧乏人が使う場所としてよく槍玉に挙げられてしまうサイゼですが、ぼくはそんなこと全く思っていませんし、むしろ大好きです。ぼくの地元、田舎すぎてサイゼ出店してないんですよね。そういう意味でもありがたい存在です。

その時サイゼで何を食べたかはすっかり忘れてしまいましたが、ほうれん草が大好きなので多分そのときもほうれん草は食べたと思います。ほうれん草は胃腸がめちゃくちゃ整います。そりゃポパイもパワーアップする。

閑話休題。お腹が満たされ、すでに陽も傾いている時間帯だったと記憶していますが、もう少しだけ楽器店を見て回ることにしました。

すると、いました。ド派手な赤をこれでもかというくらいに主張する子がいました(トムアンの時も似たような出会い方でしたね)。

ちょっと気になってので試奏してみました。おぉ、いいじゃない。特にTime Fliesのリフを弾いた時の印象はいまでもはっきり覚えていて、攻撃的でザクザクした音を出す良いギターだなぁ〜と感じました。

余談ですがこの時、試奏に使ったアンプがENGLだったのと、他の楽器店でも2,3度ほどENGLを弾く機会があったので、このあたりから「ENGLっていいアンプやなぁ」という印象を持ち始めました。これが後のFireball購入につながります。

また、ものすごく個人的な話として、同じくらいの時期に母方の祖父を亡くしたのですが、このギターが入荷された日と祖父の命日が全く一致していたのです。ただの数字的な偶然でしかありませんが、まるで祖父が天から還ってきたかのような錯覚を覚えました。

neck typeはsuper wizard, 指板Rは430 mm, まさに当時の私が求めていたスペックでしたので半ばヤケクソ気味に購入。しかし今でも後悔はしてません。数本ギターを持っていますが、この子はかなりピロピロしやすいです。

RGはIbanezのラインナップの中でもかなりメジャーな部類だと思いますが、この子は20周年記念モデルとして作成された経緯があります。RGの製造開始が1987年ですから、この個体は2007年生まれということになります。ちなみにローズ指板を採用したモデルもあるようで、そちらはRG550RXXとなるらしいです。Mはメイプル、Rはローズ、XXは20、ということですね。

中古品ということでボディやケースの多少の傷はご愛嬌、ということになりますが、なんと本体のみならずケースまでド派手な赤です。徹底していますね。

で、このケースをパカッと開けると、やはり真っ赤な本体がお目見えします。

Edge Tremolo採用ということで、あまり私が得意とする機構では無いのですが…しかし勉強の意味でも1本くらいは持っておかないと…

ブリッジ角度が傾いてしまったり、2弦だけ異常にテンションがキツかったり、チューニングが安定しなかったり…となかなかトラブルも多かった個体ではありますが、ひとえに私の技量不足でしょう。現在の状態は比較的落ち着いていまして、とくに困り事もなくスムーズに弾けています。ジャンボフレット、24F完備なのも嬉しい仕様です。

音と演奏性の良さもさることながら、やはりこの子はビジュアル面において最強ですね。真っ赤にペイントされたボディ、それと対になる黒のピックガード、派手すぎないメイプル指板が素晴らしいハーモニーを織りなしています。

一度ライブで使った時に「そのギターかっこいいですね〜」と何回も言われました。でも本当は演奏をホメテホシカッタヨ…まぁボロボロだったからシカタナイネ…

灼熱の時期のライブだったせいか、運搬過程で弦高がどえらいことになってしまい、本番では十分なパフォーマンスができませんでした。しかしいい経験にはなりました。やはりギターは過酷な外的環境からはちゃんと保護してあげないといけませんし、出先でもコンディションを調整できるような準備が必要だと学びました。

今の所、もっぱらピロピロして遊ぶためのギターですが、この子でもちゃんと曲を弾いてあげたいところですね。

ちなみに現在はオクターブチューニングを簡略化するため、Hollow Point Intonation System(https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/207927/)を導入しています。やっぱり手のかかる子だなぁ…まぁ猫も言うこと聞かない子ほど可愛いですし、きっとこの子も猫なんでしょう。ニャイバニーズ。アイバニャーズ。

ところでIbanezというと少なくない思い出がありまして、私はギターを始めて間もない頃からIBZ-Gというアンプをずーーーーーっと使っていました。地元のリサイクルストアで購入したのですが、単体でもけっこう深い歪みが作れて面白かったです。ゴリゴリハイゲインとまでは行きませんが。おそらくとっくの昔に生産終了となっている物ですが、ネットショッピング等ではちらほらと見かけますので、アンプを探している初心者の方にとっては悪くない選択肢だと思います。


すばらしいギターとアンプを届けてくれた星野楽器株式会社様に感謝を捧げつつ、RGの機材紹介はこのあたりでお開きとなります。










一時期売却を検討してたのは内緒です(台無し)

でも今となっては、手元に残ってくれててよかったですね、色んな意味で所有ギターの中だと唯一無二の存在なので。

(トムアンの時もそうだったけど、機材紹介ってより購入当日の日記みたいになってるんだよな…もっと楽器としてのスペックとかに言及しろよ…)


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