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日本全国の「異彩」が、名古屋テレビ塔の麓に集結したサステナブル・ミュージアム第2弾スタート。

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名古屋・栄のシンボルでもあるテレビ塔のお膝元に突如現れた「サステナブル・ミュージアム」。思わず目が拾ってしまうような店内から放たれる極彩色が、ヒサヤオオドオリパーク内を美しく彩る。日本全国のアーティストが描く12点の作品群をWALL ARTとして期間限定で展示いたします。

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知的障害。その、ひとくくりの言葉の中にも、無数の個性が存在します。

豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力・・・

“普通”じゃない、ということ。それは同時に、可能性だと思う。

そんな異彩を、放つ作家たちと共に、
未来の循環型経済を提案します。

何故?それはこの不思議な空間が、美術館でもあり、店舗でもあるからです。

アートの作品を、鑑賞する。
アートの作品を、アップサイクルする。
アートの作品を、チケットにする。

これは、人間、社会、地球環境の持続可能な発展を目指していくための、
福祉を起点に新たな文化をつくりだす挑戦です。

「サステナブル・ミュージアム」。

詳しくはこちら

展示概要

期間:10月31日(土)〜11月27日(金)
店舗名:HERALBONY
店舗住所:〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁⽬15番10号先 O棟
営業時間:10:00〜21:00
定休⽇:不定休
特設ウェブサイト:https://www.heralbony.com/sustainable_museum
公式Twitter:@heralbony(https://twitter.com/heralbony/
公式Instagram:@heralbony(https://www.instagram.com/heralbony/
公式Facebook:@heralbony.official(https://www.facebook.com/heralbony.official/

HERALBONY NAGOYA 限定商品

01|BRING x HERALBONY -ENTERTAINMENT-

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BRING x HERALBONY Long Sleeve Art T-Shirt

服から服をつくるサーキュラーエコノミーブランド「BRING」とHERALBONYアーティストのコラボ製品が11月中旬にサステナブル・ミュージアムに到着します。

実はこちらのロングTシャツ。ただのロングTシャツではございません。
「プロダクト」であり、「チケット」でもあります。

BRING(日本環境設計)は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ」のワンシーン「ごみで動くデロリアン」を、映画が30年後の未来として描いた2015年に、同映画の配給会社と合同で開催したイベントで再現させました。

ゴミ(⾐品)を消費者から回収リサイクルして作ったバイオ燃料で、ドクとマーティが訪れた30年後の未来である2015年10⽉29⽇16時29分に実際に動かした「デロリアン」が11月28日(土)からHERALBONY店舗で展⽰されます。 「HERALBONY x BRING」コラボレーションチケット( Long Sleeve Art T-Shirt)を購⼊すると、デロリアンの運転席で記念撮影が可能になります。

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服から服をつくる
コットンの肌ざわりとポリエステルの機能性。思わずさわってみたくなるTシャツをつくりました。古着を回収し化学分解した再生原料を使ってつくられる、資源を循環させる製品です。BRINGは服から服をつくるサーキュラー・エコノミーを実現するブランドです。

02|WALL ART TOUR -EXPERIENCE-

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HERALBONYサステナブル・ミュージアムキャストによる、ウォールアートツアーを開催いたします。 近年、芸術的教養を受けてない⽅々が表現する「アウトサイダーアート」「アール・ブリュット」という⾔葉も東京オリンピック、パラリンピックの勢いも相まって広がりつつあります。 現に、スイスのローザンヌや、フランスのナントでは⼤々的に⽇本の「アール・ブリュット」が取り上げられ、世界的に評価を受けております。ぜひ、アーティストの感性と、珠⽟のアート作品郡に触れてみてください。

展覧会概要
会期:2020年10⽉31⽇〜2020年11⽉27⽇(土日祝開催)
開催時間:13:00〜13:30
開館日:土・日・祝
ご予約はこちら:https://calendly.com/heralbony/heralbony-wall-art-tour-in-hisaya-odori-park-2nd?month=2020-11
定員:5名
開催場所:HERALBONY Hisaya-odori PARK店内

03|HERALBONY WALL ART BAG -CIRCULATION-

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HERALBONY WALL ART BAG

展示された12点のアート装飾は、11月27日(金)の展示終了後、廃棄されずにトートバッグとして生まれ変わります。

アート装飾のサイズによって、製造可能なトートバッグ個数も異なる。3個〜6個限定のトートバッグは、裁断部分によってデザインも異なる。

大量生産ではなく、廃棄される前提のものから生み出すものづくり。販売された分は、アップサイクルトートをデザインした作家にも還元される「環境」「社会」「経済」が循環し続ける仕組みの構築を提案します。

展示作品

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作家:小林覚(るんびにい美術館|岩手県)
作品名:「埴生の宿」

極彩色の空間を見つめていると、「花」や「鳥」などの文字が浮かびあがってくる。

童謡「埴生の宿」の歌詞の一節が作品の中に描かれている。

迷いなく運ばれた描線。リズミカルに曲線が入り交じりる。
線の終着点が他の文字や紙の端に繋がることに、小林の心地よさと納得感があるようだ。

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作家:高田 祐(自然生クラブ|茨城県)
作品名:「パレード」

暗闇に踊るネオンの色彩。
ゆたかな黒と、彩度の高いカラフルな線に、一目で心奪われる。

ストリートアートのような奔放さ。乱痴騒ぎ。煌びやかなナイトパレード。
今日は踊って歌って、何かも忘れよう。
この作品を見るとそう思える。

高田祐は、ディズニーランドをこよなく愛している作家なのだ。

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作家佐藤 皓平自然生クラブ|茨城県)
作品名:「恐竜時代」

赤、黄、青、緑、そして黒。
原色の色面が隙間なく敷き詰められ、時に重なり、織り合っている。

世界地図のようでもあるし、堆積した地層のようでもある。
でも「これは何だろう」と、そんなことを思う前に、瞳が色彩と形態の快感を拾う。

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作家小寺 由理子(アトリエやっほぅ!|京都府)
作品名:「ニューヨークのビル1」

鮮烈なピンクの空が不穏だ。
存在感のある窓は、怪しさ満点だがどこか愛嬌がある。
左に傾いたビル群は、そこにあるはずの道の狭さをも感じさせる。

「この街に入る覚悟はあるか」
そう言われているような気がした。

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作家小寺 由理子(アトリエやっほぅ!|京都府)
作品名:「ニューヨークのビル2」

インベーダーゲームを思わせるような建物。
どこか楽しげで、バーチャル空間のような街だ。見ていると、こちらも浮き足立ってくる。

一つひとつの線、窓の形、筆致の跡をじっと観察してみる。いよいよ没入感に呑まれそうだ。

小寺の世界に佇むビル群はNYの未来なのかもしれない。

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作家小寺 由理子(アトリエやっほぅ!|京都府)
作品名:「ニューヨークのビル3」

「エンパイア・ステート・ビルはスターだ」とアンディ・ウォーホルは言った。

確かにマンハッタンのど真ん中に聳え立つ、あの一等高いビルは確かに主役級だ。

ところがこの作品では、そのスターらしきビルは画面の左側に、やや窮屈そうに収まっている。

この絵画の街には主役も脇役もいないのかもしれないと、この空の色を見て思う。

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作家小寺 由理子(アトリエやっほぅ!|京都府)
作品名:「ニューヨークのビル4」

あたたかい色の空間に、ビルが幾重にも折り重なって、立ち並ぶ。

ピンク色の窓と、色とりどりの電光掲示板らしきものは、現実に存在したらさぞ目に痛いだろう。

こんな景色はあり得ない。あり得ないが、何かものすごく「わかる」という感じがする。

あのNY独特の狭さ、明るさ、古めかしさのようなものが、むわりと立ち込めて香る作品だ。

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作家:渡邊昌貴(多夢多夢舎中山工房|宮城県)
作品名:「ビル」

画面いっぱいに敷き詰められた、カラフルなボタン。
あるいはイタリアのムラーノ島を想わせる、これらはビル群だそうだ。

この世にパラレルワールドがあるのだとすれば、渡邊は、既にそこから帰ってきた具現者なのかもしれない。

摩天楼を舞う/2015

作家:XL(SWING|京都府)
作品名:「摩天楼を舞う」

真冬のNYに、降り頻る雪。
寒さに項垂れる人々を嘲笑うかのように、一羽の鷹が優雅にNYの摩天楼を見下ろす。

白、オレンジ、ターコイズ。
クレヨンで描かれたこれらの冷たくもどこか優しげな色彩たちが、NYの街を彩る。

あてのない、鷹の旅。次はどこの街へ行くのだろうか。

ホイアンのランタン祭り/2016

作家:XL(SWING|京都府)
作品名:「ホイアンのランタン祭り」

電気の消えた街にランタンだけが浮かぶ、ベトナムの古都ホイアン。

彩度の低いカラフルな色彩で埋められた空間は、空騒ぐ夜の温度感を伝えてくる。
遠ざかる喧騒、世界から取り残されてしまったような、不意の孤独。

それでも祭りの空は明るくて、心は浮き立つ、あの懐かしい感覚がよみがえる。

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作家:土屋 康一(はじまりの美術館 / unico|福島県)
作品名:「無題(通称:葉っぱ)」

「自然=緑」の方程式は、私たちの中に当たり前のように存在している。

黒い地に対して、のびやかに走る白い線とカラフルな色面。
作品名は、「通称:葉っぱ」。

自然をこよなく愛する土屋だからこそ、彼の見ている本当の「自然」が映し出されているのかもしれない。

今後の予定

サステナブル・ミュージアムFinal
2020年11月28日(土)〜2020年12月27日(日)

HERALBONYがキュレーションした名古屋 / 三重の障害のある作家のアート装飾をサステナブル・ミュージアム最終日である12月27日(日)まで展示いたします。

PICK COFFEE BEANS collaborated with 喫茶ニューポピー & 夢んぼ
2020年11月23日(火)

焙煎した豆の中に「欠品豆」と呼ばれる豆が存在します。この欠品豆を取り除く「ハンドピック」をご存知でしょうか。実際にハンドピックする福祉作業所の方々。ハンドピックすることでコーヒーが格別に美味しくなる。PICK COFFEE BEANSでは、障害のある方々バリスタとなり、スペシャリティコーヒーと欠品豆でいれたコーヒーの飲み比べを体験できます。さらに、廃棄されるはずのコーヒーの麻袋に欠品豆を入れた消臭剤もお持ち帰りいただけます。

世界で1台のデロリアンプロジェクト
2020年11月28日(土)〜2020年12月27日(日)

テーマパークのチケットを購入するように、服からつくられた洋服(チケット)を特設サイトで販売中。
「集めた古着の燃料で動く、世界で1台のデロリアン」がHERALBONY店舗で展示されます。
チケットを購入すると、デロリアンの運転席で記念撮影が可能になります。

さいごに

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サステナブル・ミュージアム。
言葉、コンセプトは重要。重要であるが、何よりご来館いただく方が「楽しかった」、「来て良かった」と心から思える空間を一番心がけている。

実は館内は全面写真撮影も可能。お気に入りのアートの前で、思い出に残る1枚を。家族と、友人と、恋人と。もちろん、おひとりでゆっくり観賞も。

アートに興味がある方も、ない方も、公園に寄ったついでに、アート観賞を。
新しい自分との出逢う、キッカケになるかもしれない。

今まで出会ったことのないような、異彩を放つ作家と、200平米の空間を彩る彼らが描く作品群との出逢いをお愉しみください。

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