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バンドとしてのマジック

バンドやってる人/やってた人だと何となく分かってもらえると思うんだけど、スタジオで練習してる時でもライブ中でも、演奏中というか音の渦の中にいる時に、速いか遅いかも分からないしうるさいか静かかも分かんないような状態になるというか、そういうモードに入ったみたいな経験ってないですか?所謂ランナーズハイみたいな状態だと思うんだけど、そういう時こそがバンドにおけるマジカルな瞬間ではないかと思うんですよ。やっぱ人が演奏してる以上、上手い下手関係なく伝わるものってあると思うんですよね。間違えないようにとか上手い事やろうとか考え出すとそういう状態にいけない気がする。その状態を狙って出せたりするのをプロというかも知れない。で、そのマジカルな瞬間って伝わるが100%を超えるみたいな。そういうのこそが音楽の醍醐味だと思うんですよね。

バンドなんてやってないし、楽器の経験もありませんっていう人は何のこっちゃって思うかも知れないけど、音楽聴くでもライブ見たでも、なんかよくわかんないけどスゲー!ってなった瞬間ってあると思うんですよ。その、なんかよくわかんないけど…っていうのが実は重要なんじゃないかなと。んで、演者と客の両方でそういう感覚がぶつかるとやれ伝説だの何だのと語り草になったりするんじゃないかなーと。音楽に限らずとも、絵でも演劇でもポエトリーリーディングでも大道芸でも、意味を越える瞬間というかそういうのがあるんじゃないかと思う訳です。それを語り出したらちょっとキリが無さすぎると思うんで(誰々のいつのライブがどうとかね)、自分の思うそういうマジカルな瞬間が見えたと思うものをご紹介して今日は締めたいと思います。

あくまでも自分が思う…ですけど、そういうマジカルな状態が分かり易く視覚化されてるのが、ジョン・フルシアンテがいるレッチリなんじゃねーかと!

何というか、好き嫌いとかを軽く飛び越えてくる気持ち良さみたいのが溢れてると思うんですよね。誰が見てもついつい見入ってしまう感じないですかね?特にジョン・フルシアンテってそんな小難しい事しないイメージがあるんですけど、それで充分過ぎる感じがするっていうのが凄いなって思うんですよね。そんなにレッチリがすごく好きって訳でもないんですよ、私は。それでもこの抗えない感じってやべぇよなって。

さすがにここまで分かり易いマジカルなバンドって他にはそうそう居ないとは思うんだけど(意見は様々ござるでしょうが)、同じような感覚になる人達を最近…でもないけどまぁまぁ前に見つけたというか知ったんですよ。

それがカネコアヤノ!って今更そんなん言われなくても知ってる人いっぱいいるだろうけど、これって本当にバンドにおける魔法がこれでもかと詰まってると思うんですよね。ホント凄いよコレ。何回見ても刺激を受けるし、若くしてこの感じが出せるって末恐ろしいまである。

まぁ探せばね、こういうマジカルな瞬間って色々とあるんですけど、とりあえず自分の中で分かり易いと思うもんを2つあげてみました。皆の中にもそれぞれのマジカルな瞬間を知ってるとは思うけど、そういうの大事にした方がいいよ!まぁしてると思うけど。

それではまた!

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