Saims通信vol.10
こんにちは☼
今回もオープンチャットにご質問いただいた内容を紹介したいと思います。
Q95. 付き合いでネットで競馬の馬券を購入しました。回数や金額に関係なく免責不許可事由に該当しますか?
A. 該当しません。
軽微な金額と頻度で付き合いでやっていることが、誰が見ても明らかといえる状態であれば該当しないと思います。ただし、自身の視点と裁判所や代理人が考える軽微の基準が違うことを留意しましょう。
Q96. 任意整理を依頼してから、個人再生に切り替えるまでに、ギャンブルで420万円を使いました。これは清算価値に計上されますか?
A. 計上しないと思います。
そもそも、清算価値は仮に破産した場合に債権者に対する配当に充てられる金額が基本的な考え方になると思います。あくまで個人再生に方針を変更するまでは、客観的に見て、支払不能の(おそれ)状態ではないと考えると思いますので、この任意整理中に使ってしまったお金は含まれないと思います。
Q97. 滞納している状態で任意整理を依頼することはできますか?
A. 可能です。
滞納している方が依頼するケースは珍しくありません。もちろん損害金が高く増えすぎて支払えない場合は自己破産や個人再生手続きを選択することになるかもしれませんが、債務整理の手続きはできると思います。
Q98. 楽天銀行と楽天カードが債権者にいて自己破産した場合、楽天銀行のデビットカードを使い続けたり、楽天証券のNISAの利用はできますか?
A.通常通り使えるケースが多いと思います。
もちろんサービスの利用は各社の判断ですから、保証できるものではありませんが、過去に手続き中にNISAを始めたり、デビットカードを使っている方は多々いますので、安心して良いと思います。
Q99. 職を転々としていて職歴がさっぱり思い出せないのですがどうしたらいいですか?
A. 年金ネットを使うといいと思います。
過去の職歴が記録されているので、個人の伝手でやっていた仕事までは難しいと思いますが、概ね分かると思います。
Q100. 自己破産をする場合、近くの弁護士事務所に相談するのがいいでしょうか?
A. そうとも言えないです。
もちろん、近くにいい弁護士がいれば、依頼した方が良いと思いますが、一番は自分に合っていたり、債務整理を専門にしている事務所がいいでしょう。弁護士ができる仕事は多岐に亘りますので、遠くても専門にしている弁護士に依頼した方が不安は少ないように思います。
Q101. 支払いに困っている人ってどのくらいいると思いますか?
A. 1割と言われています。
何社かの債権者に聞いてみましたが、債務整理をする方は全体の1割くらいのようです。
Q102. 破産手続き中に年末年始で挨拶の手土産やお年玉はどうしたらよいでしょうか?
A. 渡さないのが望ましいです。
ただ、節度を守れば、渡して交際費に含めればいいと思います。
裁判所や管財人もそのくらいは認めてくれるケースが多いですが、明らかに財産を退避させるような高額であれば問題になります。
Q103. 通帳の入出金に全く身に覚えのない出金がありました。どうしたらいいですか?
A. 分からないと伝えましょう。
数年前の履歴だと、どうしても忘れてしまうものもあると思います。
高額だと問題になりますが、少額でしたら問題にならないことも多いと思います。後ろめたいことがなければ、管財人や弁護士が通知を送って調査もできますので、本当のことを伝えれば大丈夫です。
Q104. 任意整理依頼中にストレスでギャンブルに手を出してしまいました。正直に依頼中の弁護士に伝え、個人再生に切り替えることは可能でしょうか?
A. ほとんどの事務所では、可能だと思います。
ただし、弁護士が信頼関係が破綻したと感じたら、解約になるかもしれません。その時は新しい弁護士を探しましょう。
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