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偏愛的観戦傾向

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 Pixivで公開してきた小説以外の文章を、
 noteに移して行きます。

 2020年の話だ。
 4年も前だがいまだに、
 ロレンソ並みの推しが見つかっていない。

(文字数:約1700文字)


 恐ろしい事に気付いたんだが。

 そう切り出したところでこの恐ろしさは、
 他人には容易に理解されまいと思うんだが。

 私は精神軸が男女の二種類に、
 きっぱりと分かれていて、
 今年のMotoGP観戦において、
 それが如実に表れている。

 まず前提として私は、
 ホルヘ・ロレンソ選手が大好きだったんだ。

 何が好きかって、
 全員同じマシンの同じ条件で走らせたら、
 もしかしたらコイツが最速なんじゃね?
 って思いたくなる、

 冷徹なまでに正確なライディングスタイル!
 それはまるで無口な職人気質!
 (当人が無口なわけではない)

 F1で言うところのライコネン!
 (ライコネンは今現在も全力で好き)

 一度は確かに年間チャンピオンになったくせに、
 その年はロッシとマルケスの潰し合いに注目が集まり、
 とんびが油揚げでさらったんだよねって感じで、
 イマイチ快く評価されなかった、
 この何とも言えない不遇感!

 F1で言うところのライコネン!
 (ライコネンは公式伝記買っちゃうくらい好き)

 本人指定ナンバー99の、
 片方に天使の輪っか、
 片方に悪魔のツノをデザインするという、
 はっきり言っちゃなんだが中二病感!
 おまえ友達いないだろwww感が、
 私にはツボでたまらない!

 ※本当にいないとは思っていません。
  誰とでも仲良くできる、
  人当たりの良いタイプではない、
  といった感じです。

 F1で言うところのライコネン!
 (笑わないキャラで、
  「アイスマン」とか呼ばれて、
  本人も気に入ってタトゥー入れてやがる)

 ただし!
 優勝した際に自分デザインの旗を、
 地面に突き立て、
 「ロレンソ・ランド」なんて宣言しちゃう。

 このパフォーマンスだけはいただけない。
 と内心忸怩たるものを感じていたが、

 案の定だ。
 2018年に大クラッシュで大ケガしやがった。

 それ見た事か!!!
 ロレンソ・ランドなんて言っちゃう奴は!
 そりゃ土地神様に嫌われるっちゅーねん!

 手術後復帰したけど結果を出せず、
 2019年に電撃引退。
 私はしょわしょわしょわと泣き崩れ、

 2020年からのシーズンを一体、
 誰に注目すれば良いのやら。

 つまんなくはない。
 ちっともつまんなくはないんだこれが。

 クアルタラロもビニャーレスも
 マルケスもロッシもドヴィツィオーゾもリンスも、
 ジャックミラーもクラッチローもモルビデリも、
 もちろん日本人ライダー中上貴晶も、

 皆一様に好きなので、
 誰に何をどう思って良いかが分からないんだ!

 ……ただのしあわせじゃね?
 ……全員をフラットに見れば良いだけじゃね?

 と呆れているのは私の中の男成分。

 私の中の女成分は、
 誰かに!
 猛烈に!
 肩入れしたくって仕方がない!

 私の好きなビニャーレスを!
 私の好きなクアルタラロがオーバーテイク!
 ああしかし一度はビニャが持ちこたえ、
 ああしかしクアッタに抜かれてしまった!

 こうした時の気持ちの複雑さ加減が、
 何ともどないしてええか分からへん!

 冒頭で表現した「恐ろしさ」とはこの事、
 つまり私は何かに強烈に依存しやすい気質を持っている。

 その自覚は前々からあったがゆえに、
 ギャンブルはもちろんゲームの類いに、
 手を付けていない。

 手を付けるのが恐ろしい。
 やり出したら寝食忘れて、
 金銭に時間も注ぎ込んで、
 ドハマりする事が分かってるから。

 観戦と小説執筆を選択し、
 そこに留めておいた方がまだ正常。

 今のところクアルタラロの方が、
 自分の事「ディアブロ」なんて呼びやがって、
 ナンバーにもツノみたいなのデザインしやがって、
 ちょっとロレンソの香りがするwww。
 だけどああビニャの不遇感と職人気質にも、
 ロレンソ風味が。

 余談ですがサイクルロードレースで好きなのは、
 キンタナ(山)と、
 ティボ・ピノ(エース)と、
 デヘント(職人)です。
 あっちはなんせ約200人いるから。

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!