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裏切りを叫ぶ以前に期待できないと言いたい【哲学問題私の答え】

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 山根あきらさんの以下の記事に回答します。
 問題は以下の記事をご覧下さい。

(文字数:約1300文字)


 とは言え私の場合は哲学的な思考と言うより、
 以前からの私の最重要関心事であり、
 目の前に存在する現実の問題として、

 はっきり言ってしまえば、
 A、B、C、D、それぞれを「国家」として、
 「復讐」はすなわち「戦争」として、
 考えざるを得なくなります。

 とは言え気持ちが重くなりますので、
 思考自体は「復讐」という用語で行いますが。


そもそも「裏切り」が成立するか否か

  国家間として考えた場合に、
  「裏切られた」というBの主張は成り立つか、
  を想定すれば、

  かつての協力はあくまでも、
  (当時の)AとCの関係性に対するものです。

  (現在の)AとDの関係性を、
  見極め切れなかったBの落ち度、
  として片付けられます。


罪に量刑は加えられるか

  そして国家間として考えた場合に、
  復讐の回数は問題になりません。

  「復讐を企て実行に移す存在である」、
  という事実を、
  C、D以外にも数多くいるかもしれない、
  全体の記憶に刻み込んだ事が全てです。

  C、Dが真実に、
  酷い事を行なったかどうかさえ問われません。

  復讐が成功したなら酷い事が存在した、
  復讐が失敗したなら謂れのない暴虐だった、
  と認識されます。

  ……と結論付けたいところでしたが、
  謂れのない暴虐だったと認識されながら、
  その責務を免れる場合もあります。
  とは言えそれも復讐自体は成功、
  と見なされた場合ですが。


あくまでも個人的な結論

  すなわちあくまでも私の結論としては、

  倫理は今現在残念ながら、
  この世界と人類を動かす、
  起動力になり得ていない。

  それでは倫理など不要なのか、
  という問いには、

  ブラッシュアップが必要だと答えます。

  倫理の語源である「道(倫)」を例に挙げるならば、
   ・なぜそこに道が出来たのか
   ・道の材質はどういったものか
   ・道はどうつながりどこにたどり着くか
   ・道を普段維持管理しているのは誰か
   ・道の維持管理費用はどこから出ているか

  といった項目は最低限考え合わせた上で、
  答えを出す必要がある。
  現実の道は3Dであり、
  歴史も踏まえれば4Dでもあるわけです。

  今回の設問で言うならば、
  最低限「AとDの関係性」は、
  Bが必須で得ておくべき情報でした。

  AがDから途方もない恩義を得ていた場合に
  (しかもその恩義は公式に表明できないかもしれない。
   しかし公式に表明できないからと言って、
   恩義が存在しない事にはならない)、
  それを失わせる行為の方が、
  倫理に悖る可能性も有り得る。

  もはや「これまでの経緯」を踏まえずして、
  今後の倫理は成り立たない、
  と私個人は結論付けます。


以上
ここまでを読んで下さり有難うございます。


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