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職場の仲間を応援したい! 笑顔と会話があふれる職場にするためのきっかけづくり

こんにちは。三菱電機変革プロジェクトnote編集部です。
 
みなさんはどんな時に職場で遊び心や安らぎを感じますか?
甘いものを食べた時?可愛いゆるキャラを見つけた時?
 
三菱電機高周波光デバイス製作所には、趣味のペーパークラフト製作を活かして職場に笑顔を増やそうと試みる職人さんがいます。
 
今回は、そうして職場を裏から支える「サポーター」の取組みをご紹介します。

森本 隆次(もりもと りゅうじ)さん

――まずは森本さんの経歴について教えてください。
 
森本:1980年に北伊丹製作所(現・高周波光デバイス製作所)に入社し、IC製造部でLSIなどの写真製版(マスク)や生産工程、装置保全の仕事に携わっていました。今は三菱電機ライフサービス(株)で所内職場環境の保安(設備や機器の管理)業務などにあたっています。
 
――所内には至る所に森本さん作のペーパークラフトが置かれていて、働く人たちを楽しませています。こうした取組みを始めるきっかけは何だったのでしょうか?
 
森本:私が所属していた製造現場では、厳格に定められた作業方法や規格、ルールに従って、一分一秒を意識しながらタスクを処理して製品を作り込んでいたのですが、肉体的にも精神的にも疲れることが多かったです。今は製造部門を外から見る立場になり、自身の経験から、職場で頑張っている人たちを応援したい、また、そうした人たちを支えるスタッフの方々も応援したいと思うようになりました。
 
そこで「自分に何ができるだろう?」と考え、一つ思いついたのが趣味のペーパークラフトでした。キャラクターものを置いたら、ちょっとは気分が和らぐかな、と。
 
――昔からペーパークラフトなど模型作りが好きだったんでしょうか?
 
森本:子供の頃は好きでしたが、会社に入ってからは全くやってませんでした。むしろずっとバイクに乗ったり空手をしたり、アウトドア派でしたね(笑)

――では、ペーパークラフトを始めたきっかけは?
 
森本:娘がまだ小さかった頃、誕生日プレゼントを何にするか考えていたら、インターネットでポケモンなどのペーパークラフトを見つけて・・プレゼントだけのつもりがいくつか作っているうちに自身が完全にハマってしまいまして・・ (笑)
 
個人的にアニメが好きなので調べていたら、アニメキャラの図面なども公開されていて作るようになりました。まずはフリーで公開されている比較的簡単なものから始めて、購入できる精巧なものなどに挑戦するようになり、さらには専用のソフトを使って自分でも図面を起こしてオリジナルの作品なども作るようになりました。
 
その頃になると完成品が家に置ききれないほどになってしまったので、知人や会社の同僚にプレゼントするようになりました。

――それが今の活動につながる第一歩だったんですね。
 
森本:ガンダムが好きな同僚にプレゼントとして渡したものをデスクに飾ってくれたのが最初だと思います。他にも、同僚の結婚や出産などのお祝いに相手が好みそうなものを渡したり。普段お世話になっている人たちにちょっとした感謝の意を込めて贈り始めたという感じです。ある種の押し売りなので最初は変な目で見られるかなと不安もありましたが、思いのほか喜んでくれたので、どんどん贈り先が増えていって・・(笑) 著作権的にも問題無いようだったので、所内の売店にもキャラクターを作って置いたりするようになりました。気分転換にお菓子を買いに来た人がふと見て、少しでも癒されてくれればと。
 
あと、今は保安業務を担当していて以前よりもいろいろな人と触れ合う機会が増えました。社内の元同僚や知り合いから、お客様としていらっしゃる方々まで。そうした人たちが待ち合わせ相手と合流するまでの隙間時間や帰る際のタクシー待ちの時間などに話のネタにできれば、少し仕事から離れて気持ちが休まれば、という思いもあります。

――既製品のぬいぐるみなどが置いてあるよりも、手作りのキャラクターや動物がひっそりと置かれていると目を引きますね。
 
森本:最近は「誰であってもふと見て、ほんわか癒されるように」と、キャラクターを知らない人でもほっこりできるものも作るようになりました。また、社内SNSで「オフィスで猫が飼えたらいいのに」といったコメントを見たんですが、今は保安という立場上、生き物を飼うのは難しいなと・・。立地的に敷地内にはネコやタヌキ、イタチが出たりと動物と触れ合いやすい環境ではあるんですけどね。建物内はちょっと・・(笑) なので、せめて模型で雰囲気だけでも味わってもらおうと思って置いてみました。

――先ほどもリフレッシュエリアで森本さんの作品を手に取って談笑している人たちを見ました。新たなコミュニケーションのきっかけにもなっていますね。
 
森本:自分の作品を見た人が一瞬でも笑ってくれたり、話題にしてくれたりする姿を見るとホッとしますし、嬉しいですね。また、所内で声をかけてくれる人が増えて、ありがたい限りです。
 
会社に来る人、社内の人も社外からのお客様も、笑って会社に入ってきて、笑って会社を出ていく、それを見送れることが一番だと思っています。大変な仕事をしている人も多い中で、仲間たちがやりがいを持って仕事に向かい、やり切って帰っていける。それを実現できるよう、これからも少しでも応援していけたらと思います。
 
編集部:これからも森本さんの新作、楽しみにしています。今日はありがとうございました!

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