感情の墓場

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何もなくなっちゃったもんね

躁鬱の鬱で2週間ほど動けなかった。 大学の単位とバイト先を失ってしまった。就活も遅れてしまった。あんなに大切にしてきた信用や信頼を一夜にして失った。 ほんとは少し休みたい。だが、厳格な両親は許してくれないだろう。 やっぱり自分の人生は自分で責任を取らなければ。 ちゃんと通院して躁鬱を治して、バイトして生活費を稼いで、就活を予定通り進めて、単位を死ぬ気でとらなければいけない。精神的な辛さなんて、側から見れば甘えでしかないんだから。 と、考えていた。 しかし、せっかく「全てを

    • 人生は冒険や!!!✊🏻

      幼い頃から周りと上手く馴染めなかったし、何にもできなかった。そんな自分のことが嫌いだった。はやく「普通」になりたかった。 「普通」になるためにたくさん努力した。 周りの人間を観察して、普通の人の言葉、しぐさ、喋り方を真似た。本やYouTubeで『好かれる人の〇〇』と書かれているコンテンツを何百回も見て勉強した。何か発言するときも頭の中で、普通の人だったらこう言うよな…と考えて発言した。 コミュ障だったから接客多めのアルバイトを選んだ。鈍臭いからテキパキ動けるように常に神経

      • 好きな人と好きのベクトルが違って残念だった話

        好きな人がいた。 その人とは大学のゼミで出会った。 最初の頃は、社交的で頭の回転が速い人という印象を持っていた。ゼミの活動を通して、行動力がある所や他者に寛容な所、自然が好きで平和主義な所を知った。そんな所に惹かれて、仲良くなりたいなと思った。 そんな矢先、休日に遊びに行くお誘いを受けた。 ゼミでは二人で話す機会があまりなかったため、とても楽しみだった。もっと仲良くなれるかな、と淡い期待を抱いた。 実際遊びに行ったらとても楽しかった。 対話を重ね、相手のことを知っていくに

      何もなくなっちゃったもんね