Kamakura Betty
ベティとの朝の逍遥で迷い込んだ脈絡のない書肆
老犬ベティはすっかり出不精。生まれた時から一緒に日本各地を旅してきたけれど、これからは暖かい部屋でゆっくり過ごそう。思い出話でもしながら…
バリ島で迎えたクリスマスには幾つもの輝きがありました
富貴子はリタイア後に田舎に移住した娘夫婦の新居を1泊2日で尋ね東京郊外の家に戻ると、小旅…
何故急ぐ ゆっくり時を刻みたいのに 東勝寺橋からの水面はすっかり木々に覆われ 5月であるのに…
第59夜 母娘托生「 今年の花は大きい気がする」 母と鶴岡八幡宮まで朝の散歩をするのが日課に…
呼び出しは土俵を掃いて平す 勝敗を決する行為ではないが 荒れた土俵は新たな闘いには不向きだ…
浮かぶ雲は次から次へと北へ運ばれ、椎の最頂部の枝葉を揺らす風は、日光浴に微睡む私の火照…
地下鉄丸の内線のドア脇に寄りかかりながら手を動かす女性が何故か気になり、しばらく横目で観…
父はある時から散歩の時はネックストラップでGOPROを常に回していた。そして1週間前にあの世…
翡翠、水晶、砂金…、日本には数多の宝が自然に放置されている。しかしそれらを取り合うこと…
「 今年の花は大きい気がする」 母と鶴岡八幡宮まで朝の散歩をするのが日課になって何年になる…
第54夜 ハッセルの血脈 カメラマン中澤佐喜雄の掻痒感はなかなか惹かなかった。6×6というフ…
7:45大船通過 澄み切った青い空に引かれたデッサンの一筆のように 柏尾川にかかる電線に一羽の…
生まれてこの方、愛を表現したことがない。いつも求愛に対して拒否を示してきた。誰かに委ね…
私は女子校の頃からショートカット。バスケ部だったこともありそうしてたんだけど、いつから…
AIでの画像表現が自在になり実際の視界はリアリティを欠き始めた。つまり自分の目で見ている…
カメラマン中澤佐喜雄の掻痒感はなかなか惹かなかった。6×6というフォーマット、正方形の違…
第49夜 青龍と八朔坊や 1月末、朝の犬の散歩は13年続けてきたとはいえさすがに堪える。あち…