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【詩】ポラリス

詩を束ねるとき
言葉を結うとき
常々あなたを想い浮かべているので

したがうと私は
あなたのために書いていることになります

波が消えていく
あらゆる塵を含んだまま
しとしと彼方へ向かっていく


感情がつんのめって
前へ進めないときには
その口ぐせを愛します

まだまだこれから
まだまだこれから

知らない街の
知らない笑顔が私をくすぐ
心は呼吸を知った


隙間なくカモフラージュしても
分かるのです
この詩は花唄に似た祈りで
遠い昔を忘れないための讃美歌でもあることを

ちょっとの辛抱を
先延ばしにしてもいいかな
夜を抱きしめてまたひとつ
街頭を追い越した




画像:自作


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