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【TIMES】2024年4月16日 21時20分 春の土用@太陽黄経27゜

【TIMES】2024年4月16日 21時20分 春の土用@太陽黄経27゜

地球暦が黄経27°「春の土用」をお知らせします。

北半球は春から夏へ、季節の変わり目を迎えます。

PHOTO: Kenji "Noiz" Nakamura (Nature Good Mode)

太陽の周りを地軸を傾けたまま約一年をかけて一周する惑星地球。どの位置にいるかによって太陽によって照らされる時間の長さが違うため、中緯度に位置する日本では明確な四季が巡ります。

古代中国で生まれた「陰陽五行」。陰陽説は、混沌とした「無」から、なにか動きのある「点」のようなものが生まれ、それが直ちに陰陽に分かれて運動を開始し、次第に万物が生まれてきたというものです。

参考:太極図 - Wikipedia  四象 (易) - Wikipedia

五行説は、この宇宙に存在するすべてのものを、氣の振動(バイブレーション)の違いによって「木、火、土、金、水」の五つの要素に分けます。これらの要素を円状に並べたとき、それぞれの要素は循環し、生成変化するという思想が根底にある自然哲学です。
日本にも多大な影響を与え、日本文化の根底に陰陽五行の考えが深く根付いています。
この陰陽五行の世界観では、四行は四季に対応しています。(春=木、夏=火、秋=金、冬=水)さらに、「土行」は2つの軸が交わる中心点にあり、陰と陽、プラスとマイナスなど真逆の性質のものがぶつかってエネルギーが発生したり、新たな場を作ったりすると考えられていました。


「土」はそれぞれの季節がふれ合うところ、つまり季節の変わり目に対応させられています。今は春ですが、急に夏になるわけではなく、なんとなく夏っぽくなってきたね...というように、境目がはっきりしているのではなく徐々に変わっていく、巡っていく、そんな感覚が生じる時期です。これを土行がつかさどる時期ということで「土王用事」略して「土用」といいます。

参考:五行思想 - Wikipedia

年に4回の土用(今年は計73日間)のうち、特に春の季節の土用(18度・19日間)は「春夏秋冬」を起承転結とした“起”にあたる時。まもなく夏を迎える「立夏」を前に準備期間に入った知らせです。
季節の変わり目は、何かと変化の多い時期。また反対に波に乗りやすい時期でもあります。農業などの他にも、飲食業、服飾業、建築業など衣食住に関わる分野では特に重要な節目にあたります。それぞれの生活でシーズンのメリハリを意識し、いち早く夏の気配を先取りするように、波に乗っていきましょう。

PHOTO:朝食屋コバカバ

大きな決断や引っ越しなどには細心の注意を払うとされている土用は、選択が多く目標が散漫になりがちです。迷うと揺れやすい時だからこそ、ものごとを丁寧に運ぶことを心がけたいものです。自分の中心に立ち返ってみる土用の季節、一日(点)から一年(円)を見渡すように、地球暦を広げて大局を見てみてはいかがでしょう。変化でリズムを崩しやすい土用の時期は、無理をせず力を抜き流れに身を任せることで、より大きな転機を自然に乗り切ることができます。まずは自分の足元、立ち位置をしっかりと確認しましょう。夏至を迎えるころにはきっと新しい自分がそこに立っているはず!土用の定番は保養・養生です。自然治癒力を高める食生活や習慣に目を向けて、体調管理や養生も心がけていきましょう☆

2024年度 土用の季節

春土用:4月16日~5月4日    19日間(太陽黄径27度)
夏土用:7月19日~8月6日    19日間(太陽黄径117度)
秋土用:10月20日~11月6日   18日間(太陽黄径207度)
冬土用:1月17日~2月2日    17日間(太陽黄径297度)

PHOTO:ACクリエーター  niko_sanさん

土用は季節と季節の間の大切なとき

春の終わりの「春の土用」。土用の「土」が表すものは季節の変化を生み出す地球の「場のエネルギー」でもあります。
土の中では微生物や菌類、酵素・酵母などの働きによって解毒・分解、発酵・腐敗が常に行われており、すべての命は土から生まれ、土に還っていくと考えられてきました。
陰陽五行説において「土」とは死と生、つまり生命の循環を促す働きを表しており「土用」は「過ぎ去る季節の死を促し、来たる季節の生育を促すとき」とされています。

PHOTO:はるや

私たちの身体の五臓にも注目してみましょう。中医学では、生命エネルギーが滞りなく循環することで健康が保たれ、滞ると不具合につながると考えます。季節が入れ替わり、場のエネルギーが変化するこの時期は、中央にある「土」の内臓、「脾」の働きを整えることが養生の要です。「脾」は土の中のように、腸内細菌をはじめとする微生物や菌、酵素・酵母の力を借りながら食物を消化して栄養に変えて、全身に分配するエネルギーセンターのような役割を担います。また、気血水を作り出す主な供給源にもなっています。「脾」の働きを助ける味は「甘み」。春のキャベツや菜の花を湯がいた甘みは、消化の働きを助けます。その他、玄米などの全粒穀物、沢庵などの漬物と、自然の甘みを取り入れながら胃腸を調えて、夏に元気に動くための気力を養っていきましょう。

PHOTO:味噌汁こよみ By朝食屋コバカバ

中医学では、からだとこころは繋がっていて、からだの構造の中に神的な力があるおかげで生命活動を営むことができると考えます。

「脾」がつかさどる五神(スピリット)は「意(い)」。思考、思慮、アイデアを生む原動力を表します。私たちが意図を定め、思考や願望を具体的に現実化するための創造力を与えてくれます。他の五臓のスピリットからもたらされるインスピレーションや洞察力を現実化する手助けもしてくれるとのこと。いつも一生懸命働いてくれているお腹。食べものをよく噛んで食べたり、感謝しながらお腹をマッサージしたりするのも良いかもしれませんね。また、頭を使いすぎる作業をしすぎたり、心配や考えすぎによって、氣が内側に向かい、エネルギーが縛られ、同じことを繰り返し考えてしまうサイクルが生じます。考えすぎは情報の明晰な吸収だけでなく、食物の吸収も妨げます。からだとこころを大切にすることも忘れずに...夢に向かって種をまき、現実化させていきたいものです。

PHOTO: Kenji "Noiz" Nakamura (Nature Good Mode)

テキスト 書籍『春夏秋冬 土用で暮らす』(主婦と生活社)


暮らし方で具体的に気をつけること


■一度立ち止まってみましょう

人によっては大きく環境が変わって間もない、そわそわした時期地に足がついていない感覚を覚えることがあるかも知れません。そんな時こそ「土用」を活用し、まわりを見渡していったん立ち止まることが大切です。

■再生とデトックスに重点を置きます

春の極まりでもある土用の時期は、再生と成長の象徴でもある筍(たけのこ)の最盛期と重なります。筍は山菜の中でもかなり強いえぐみを持つ野菜。春の土用の間じゅう、筍を食べて過ごしてもいいのではと思うほど排毒効果がありそうです。
筍は、買ってきてすぐに茹でないと甘みが落ち、えぐみが増してしまいます。糠(ぬか)を加えてゆっくりと煮、そのまま冷やしてからでないと料理はできません。焦らずじっくりと腰を据えて、食材(土のもの)と向き合うというのも土用にぴったりだと思います。

PHOTO:はるや

■扇風機、クーラーの点検をしましょう

立夏を境に梅雨が始まる少し前から、じんわりとした暑さがやってきます。いつ暑さが訪れてもいいように点検をしておきましょう。蚊取り線香も夏の必需品。刺激が少なく、ナチュラルな香りの除虫菊の蚊取り線香を取り寄せておきましょう。

■自然の風と光をたっぷりと浴びて、英気を養いましょう

生命力がピークに達している木々の間を吹いてくる風を求め、身近な自然を堪能しましょう。見慣れた近所の公園や緑道も、緑にあふれ、風薫る季節を体感できます。

■素足で土に立ってみましょう

気温も上がり、菜園仕事やガーデニングにも適した時期。地域によっては田植えのシーズンがそろそろ始まるころです。土用は土と繋がっていることを意識する期間。素足で大地を踏む機会を作ってみましょう。

写真ネットよりお借りしました

*  *  *

春の土用入りから立夏までの時空間情報

2024.04.16 土用21:20 弥生 上弦4:13
2024.04.17 金星と海王星の結び
2024.04.18
2024.04.19 穀雨23:00
2024.04.20
2024.04.21
2024.04.22 水星と天王星の開き
2024.04.23 水星と木星の開き
2024.04.24 弥生 満月8:49
2024.04.25
2024.04.26
2024.04.27
2024.04.28
2024.04.29 [昭和の日]
2024.04.30
2024.05.01 八十八夜 弥生 下弦20:27
2024.05.02
2024.05.03 [憲法記念日]
2024.05.04 [みどりの日]
2024.05.05 [こどもの日] 立夏9:10

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🌎地球暦イベント情報🌎

◆場所: アウトドアステーションフォトン(神戸市灘区六甲山町南六甲1034-194)
◆行き方: https://ameblo.jp/nabefukin4/entry-12818199773.html(とても分かりやすく行き方をまとめてくださっているアメブロ@nabefukin4さんの記事より参照)
◆日にち:4月20日土曜日
◆時間: 11:00〜15:00 休憩あり。
◆参加費: 8,888円 無農薬ランチ、デザート、ドリンク付き。
◆乗船定員: 33名
◆お申し込み:
六甲アウトドアステーション フォトン ホームページのコンタクトよりメールでお願い致します。
https://www.foton65.com/contact
1お名前、2参加人数、3ご連絡先、4お食事の制限アレルギー等の有無(有りの方は具体的にお願いします)
◆お問い合わせ
フォトン: 078-891-0488まで(https://www.foton65.com/contact)
<<タイムスケジュール>>
11:00 オープン〜ランチ〜
11:30 トーク開始
13:00 休憩
13:30 地球暦ワークショップ
15:00 終演
<<出演者紹介>>
杉山開知 Kaichi Sugiyama
太陽系時空間地図 地球暦 HELIO COMPASS 創発者
暦師 / 地球暦考案者 / 静岡市在住

Kenji “Noiz” Nakamura(のいちゃん)
1983年生まれ。鹿児島県出身。
Good Modeプロデューサー | 天狗 | Photographer | Videographer

秘境三峯神社前のちどりやにてお話しいたします。
こちらはバスや車での場所で、かつ平日、あえて月に合わせての開催となってます。調整できる方どうぞご参加よろしくお願いします。

地球暦の杉山開知氏を三峯ちどりやにお迎えしてスペシャルトークライブ

■場所 :三峯ちどりや @chidoriya_mitsumine
秩父市三峯120
■日:4/24(水) 弥生満月
■時間 :13:00~16:00
■参加費: 5500円 1drink order
■お申し込み :ご希望の方はDMにてご予約受け付けます!https://www.instagram.com/chidoriya_mitsumine

乗船定員33名


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PHOTO:はるや


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