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ただの日記 #29 (2024.04.07〜2024.04.13)

連日どこかが間違っているねこの中の人のただの日記
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2024年04月07日(日)

 頑張ったことの結果を否定される。初見の仕事をしているとたまに感じることだが、「よくやったね」と褒めていただくのは「初めてにしてはよくやったね」なのかもしれない。頑張った、と仕事の成果はきっと分けて考えるべきで(「頑張った」「労力をかけた」=「いい仕事をした」ではない)、そこを分けずに労ってくれるのは家族くらいなものだろう。他人にとっては自分の労力や感情は無関係なものだ。ただ聞いて、連絡を切る。他人の評価はその方の中で正当性がある。強くあれ。前に進め。

2024年04月08日(月)

 仕事中に同僚に襟を摘まれる。
 ……襟に、サイズのシールを貼ったまま過ごしていました。
 ちなみに先週から着ていました。

2024年04月09日(火)

 修理に出していた腕時計が数ヶ月ぶりに手元に届く。おかえり。貰い物だと聞いている。父に縁のある方の肩身らしい。「珍しい時計ですね」とメンテナンスの度に言われるが、どこでどう入手したものなのか説明することができない。安物ではない時計、というのは一時期ビジネス上のステータスだったと聞く。実際、「これなら恥ずかしくないから」ということで父から渡された。父もおそらく、そうやって譲られたのだろう。恥ずかしい時計ってなんだろう。これはどこのあたりまで恥ずかしくないのだろう(個人的には、いい時計すぎる時計をつけているのも恥ずかしいんじゃないかと思っています)男物なので、ベルトを一番きつく巻いてもぶかぶかになる。メンテナンスに出したのは、このぶかぶかが手首からすり抜けて、落っこちたせい。明日からつけて会社に行く。お守りのような、呪いのような。

2024年04月10日(水)

 仕事中、いくつかの体を使う業務があって、ジャケットを脱ぐ。「あれ?」と上司に言われる。「通ってない?」と腰の後ろを指さされる。
 触ると、ベルト穴にベルトが通っていない。慌ててお手洗いに駆け込む。
 間違い探しですか、私は。間違い0で通勤服を普通に着て出られるようになるのに、どれだけかかるだろう。

2024年04月11日(木)

 外回り。過呼吸。少し休んだ方がいい。帰宅して、眠る。

2024年04月12日(金)

 久しぶりに夜に入浴し、全身の発疹を認識する。体調不良になるほど仕事をするのは、甘えだと思う。私は誰かに生活を左右されるような境遇ではないからだ。
 以前出した公募の落選を確認し、次の予定を組む。書いて書いて書いて書け。どこにも行けなくても。

2024年04月13日(土)

 私的な用事をいくつかこなす。近所のお祭りの屋台で夕飯を調達する。数年前はこの時期出勤しないと仕事が回らず、桜を見ることも、このお祭りを見ることも叶わなかった。
 実際には異動したことも休みがとれた要因だが、現在の担当は出勤せずに済んでいると聞く。そうだよ。休みが取りたくて、毎回毎回、必死で事務フローとシステムを改善し続けたんだ。現在の担当が優秀なせいももちろんある。(きっとその方が大きい)でも、頑張った成果だと思わせてください。仕事をスリム化しても出力結果は変わらないし、むしろサボっているように見えるので、当時それで褒められることはなかった。やり方を変えることで逆に批判を浴びたくらいで。だから、当事者じゃなくなった今くらい、自分を褒めさせて欲しい。よくがんばりました、自分。

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