ハトタクシー
タクシーがハトを故意にひき殺し、その運転手が逮捕されたとのニュース。
実名報道までされるのは、なかなかだなと思い、実際、ちょっとした議論となっている向きもあるようだ。
ところで以前、職場でそれと近いことが起きた。
と言っても、この場合はバックで入ってきた納品のトラックが誤ってひいてしまったという、似て非なるものではある。
ひかれる様を直に見たわけではなく、トラックが到着し、外へ出ると、一目で完全に生命を失っていると分かる状態の仏さんが、そこに存在していた。
平たく言えば「グシャッ」としていた。
住宅地のため、普通に人通りはあるのだが、トラックが陰となり、幸い、誰にも見られてはいない模様。
運転手さんが軍手でそれをサッと袋へ入れ、私はその痕跡をデッキブラシで跡形もなく消し去り、証拠隠滅を図る。
仏さんは運転手さんが持ち帰ってくれた。
こういう言い方は何だが、一瞬で仏さんになってくれたため、助かった。
もし、微かに息をしているような瀕死の状態、もしくは重傷の場合、どうしただろう、あるいはどうすれば良いのだろう。
人間は別として、私は生き物は好きな方である。
しかし、その怪我をしたハトを動物病院で実費で診てもらう程の、それではない。
やはり、役所とかに連絡するのが適切か。
しかし、すぐに駆けつけるような事案ではないから、その間、どうすれば良いのだろう。
幼少の頃、飼い猫が捕まえてきた弱ったハトの手当てを、母がしていたのを思い出す。
結局助からずに、庭に埋めてアイスの棒かなんかを立てたような記憶がある。
ハト裁判ならば、私はトータルで懲役5、6年といったところか。
それにしても、今回の件により、これからはハトに起因する交通事故が増えたりしそうな気がする。
まさにヒヤリハットである。
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