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カレーを通した南インドとマレーシア、そして日本

 南インドのカレーに惹かれています。そこはマレーシアとの接点が強く見えます。
 中野にある有名な南インドの「南印度ダイニング」に行ってみました。お薦めはセットメニューとなる「ミールス」のコースなのでしょうが、今日はまずは下見で「ベジタリアンミールス」@¥1,430.を頼みました。

ベジタリアンミールス@¥1,430

 ライスはバスマティライスではなく日本の米でしたが、、ライスから時計反対周りに、パラタ、ヨーグルト、ラッサムスープ、サンバールカレー、野菜カレー。真ん中の大きなせんべいのようなものがパパド、その左がワダ。
 このうち、「パラタ」 えっ、これはマレーシアの「ロティチャナイ」じゃあないですか!

ロティチャナイ@ペナンレストラン

 ロティチャナイのロティ=マレーシア語で「パン」。チャナイは複数説があるようですが、一つは「チェンナイ」。チェンナイからマレーシアに来た人々が広めた説。もう一つはマレーシア語で「回す、飛ばす」という意味。後者説が有力なようですが、私としては前者を推したい。チェンナイ出身の「南印度ダイニング」の店主さんの思いが伝わってくるからです。

 そしてもう一つ。食後の「チャイ」(インド風紅茶)。

 ビデオに撮れなかったのですが、二つの容器を上下でチャイを移し替え、空気に触れさせて冷まし、まろやかにするパフォーマンス付き。そう、マレーシアの「テタレ」じゃあないですか!もちろんインドでは、南インド以外でこんなパフォーマンスはしないようです。

 南インド、例えばチェンナイ(インドの東南です)から、それぞれ事情があって、片やマレーシアへの移住。片や日本への移住。またマレーシアから日本への移住もあります。親子関係、兄弟関係、いとこ関係? それぞれの事情は異なるのでしょうが、「おいしいカレーを伝えたい」という思いは共通だと思うのです(たぶん)。
 様々な地でカレーとそのお仲間料理を食べながら、そんな思いから生まれる「物語」を探していきたいと思います。

 今日は経験できなかった「ミールスコース」。お皿代わりのバナナリーフに載せてもらえます。次回はぜひチャレンジしてみたいです。
 

ベジタリアンミールスコース@¥3,080

ちなみに、最初から最後まで通したのは人生初かもしれません!右手で食べてみました! 様々なおかずを混ぜ合わせ、いろんな味を、自分の肌で感じ取る。最高でした!(右手の人差し指、中指、薬指でごはんをつまみ、親指で口の中に押し込むように)


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