近藤雅義

長年にわたるサラリーマン生活を終了し、次の方向を「南洋中華の旅」に決めました。東南アジ…

近藤雅義

長年にわたるサラリーマン生活を終了し、次の方向を「南洋中華の旅」に決めました。東南アジアの食とその文化、人々の暮らしや意識を同じ目線で語り合う場を作っていきたいと熱中しています。スパイスは、コーヒー、マラソン、ジャズ等幅広く。

マガジン

  • 南洋中華に親しむ

    「バクテー」「ラクサ」「海南鶏飯」「ホッケンミー」等 煌めく南洋中華料理の数々をもっと身近に感じられるよう、海外、国内のレストラン紹介、料理と文化の深掘りで楽しみます

  • 東南アジアのコーヒーを深める

    コーヒーは様々な状況で現代人には切っても切れない飲み物になっているのですが、「それぞれの地方での特色」を見るのもとても面白いと思います。随時の更新になるかと思いますが「アジアのコーヒーの旅」。広げていきたいと思います。

  • マラソンは気力の源泉!

    ボルドーのメドックマラソン(9月7日(土))に出るのを機に、今後原則土曜日に、マラソン関連をアップしながら進捗の報告をして、マラソン周りの楽しさの一片を共有できれば、と思います。

  • 餃子が好き

    日本だけでなく中国、東南アジアの餃子を巡り、この、世界でも有数の人気料理の世界を深める

最近の記事

  • 固定された記事

「がんではなかったです!」 -一つの自己紹介ー

 幼年期は別にしてたぶん60年間!はずっとマラソンランナーの体型を維持してきている人間です。筋力は情けなくても、それ以外はおおむね頑強ともいえ、体調不良で休むといったこともほぼ記憶にないところも、今は亡き父母に感謝するしかありません。  そんな人間でも「寄る年波」というのでしょうか、還暦を迎える前くらいからは、さすがに自分の中での変化は認めざるを得なくなってきます。  「健康診断」  サラリーマンには非常にありがたいシステムではあるのですが、ありがたい反面「恐怖」が裏側に張り

    • 伝統南洋珈琲の焙煎

       昨年11月の東南アジア旅行の一つのテーマは「珈琲の伝統VS革新」でした。伝統珈琲文化が強く残るどの地においても、「革新」といえる先端のスペシャリティーコーヒーを求める人々に多く出会えて感動したのですが、「伝統」の深い世界の訴求については課題を残していました。  例えばペナンで訪れた「Old Master New Nangyang Coffee」。壁に貼られた老マスターの焙煎の風景に大変感銘を受けました。これを見学させてもらえないか! ペナンの店の店主さん(ご子息)に伺った

      • 手作りカヤジャムは間違いなく最高!

         カヤトーストが好きな話をいろんなところでしていたら、知人のマレーシア人に手作りものをいただいてしまいました!  これは間違いなくおいしいに決まっています!  甘さは多少抑え目に、しかしコクは最高で、ココナッツミルクとパンダンエキスが存在感を十分に主張してきています。  基本的には材料は日本で調達できるものです。ココナッツミルク、バター、砂糖、パンダンリーフエキス。ただ、ゆっくりと弱火で煮詰めるようにジャムにしていけば出来上がりなので、一度知人に教えてもらって、作ってみたいと

        • ヤクンカヤトースト丸の内 伝統と現地化の両立

           ヤクンカヤトースト 東京国際フォーラム店。  シンガポール本店の味を基本踏襲した、由緒正しい南洋中華の朝食店です。以前は新宿、霞が関にも店はありましたが、現在は東京国際フォーラム店1店舗です。 「カヤトースト」という南洋の非常にユニークで定番の一つである朝食を、日本に伝える重要な店舗なのですが、初代のロイ・アクン氏が、海南出身者としてシンガポールでの地盤を固める貴重な記録にもなっています。店にはJennifer Loi さんの英語コメントが貼られていて、これを読むだけで「来

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          12本
        • マラソンは気力の源泉!
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        • 餃子が好き
          6本

        記事

          マラッカに行くことができるのがとても楽しみ!

           マラッカ  マラッカ州は人口90万人強(数字が様々存在するので参考にしかできていません)。都市の規模としては大きくはなくても、何といっても「ユネスコ世界遺産」の威力は強く俄然観光地としての脚光は浴びています。  まだまだ先ですが、9月下旬に、シンガポールからマレーシアに入り、ジョホール→マラッカ→イポー→ペナン→KLとマレーシア各地を回る予定です。楽しみでしかたがありません。  とはいっても、私の旅です。いわゆる観光名所は、多少は赴くとは思いますが、メインになるのは「食文

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          横浜マラソンの記憶ーメドックマラソンまであと19週ー

           順調、ではあるのですが、さすがに週3回のトレーニングは多少重さを感じることがあります。いつも夜走るのを習慣にしているので、予定があったり雨での順延が重なると、更に。  実はフルマラソンには一度しか出ていません。2016年の横浜マラソン。2015年に、海外赴任していた中国から帰国して、「さあこれからどのように生きていこうか」って結構真剣に悩みを抱えた事情があって、そんなときに思い切って打破を狙ったのが、フルマラソン出場でした。ハーフマラソンとフルマラソンは全然違います。未知

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          カヤトーストを様々考える、そして現地調査

           思えば、そうですね、朝食については、親の手配となっていた中学生くらいまでを除くと、50年前後の期間で、ほぼ一貫してパン食、ということからも、「カヤトースト」かなり気になります。日本でも、首都圏についでですが、数件は本格的なものが食べられるし、旅行経験を含めれば結構多くの人にも同様ではないかと思います。例えば何回か行ったところでは、 -YA KUN KAYA TOAST -マレーカンポンコピティアム -その他  カヤトースト  至ってシンプルなものです。  ・トースト用のパ

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          WANT TO SEE FURTHER TREND OF COFFEE CULTURE IN MALAYSIA AND SINGAPORE

          I think Japan is one of the strongest coffee loving countries. And, for just a general citizen's impression who loves Malaysia and Singapore, it is "KOPI". Speaking most honestly, I was not familiar with its "sweetness" at the first time

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          マレーシアKLANGまで最短距離!

           マレーシアやシンガポールでバクテーを食べるのは、「専門店」がいいそうです。というわけで、バクテーを食べたくなったら新大久保の「南洋叔叔肉骨茶」に行きます!  スペアリブ肉骨茶セット¥1,380  いつもながらこれはすごい! 柔らかいスペアリブの塊がするっと抜けて、気持ちよくバクテーに向かっていけます。バクテーはマレーシア式に土鍋での提供。  それもそのはず、南洋叔叔肉骨茶のシェフ、王さんは、バクテーの本場と言われる「KLANG」(KLから電車で約1時間)出身のおじいさん

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          MY LIBERICA COFFEEと DRELLAの融合

           マレーシアの珍しいリベリカ種からできるコーヒーが代官山のカフェDRELLAで飲める!という話を聞いて訪問したものの、生憎の品切れで少々待たせてもらうことになった話を前稿で触れました。  今回はその第二弾です。  伝統的歴史的にマレーシアのような暑い地では、甘い飲み物が好まれる習慣が強くあります。コンデンスミルクたっぷりと入れて。しかも高品質なアラビカ種でもなく、一般で「量産」と言われるロブスタ種でもなく、世界でも稀な「リベリカ種」が採れるマレーシアで、そのリベリカ種を使

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          山形サクランボマラソンの記憶 -メドックマラソンまであと20週ー

           そんなに各地のマラソン大会に出ているのではないので、限られた記憶の中ですが、「沿道の応援」の凄さは、ひがしねサクランボマラソンが筆頭クラスに来るものと思います。毎年6月最初の日曜日の開催。山形県東根市。  とにかく、最初に出たのは2016年だったのですが、沿道を埋め尽くすかのように集結したキッズ中心でしたが老若男女取り交ぜた応援団が競うようにハイタッチしてくれるのに驚愕し、これは応えるしかないべ、と一つ一つ返していたらかなり手も痛くなってしまい、これはアカンわ、と少々自重す

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          南洋中華の食材調達

           インターネット販売でなくても、「中華」の食材は、(都心においては)結構手に入ります。いわゆる「ガチ中華」の聖地と言われる池袋西口(北西)、また池袋の前段になるような大久保。友誼商店、陽光城、海羽、華僑服務社、その他その他小規模な店は多数。  しかし、「南洋中華」となると、肝心の食材が、それらの店では見つけられないことが多いです。  例えば、パンダンリーフ。  インターネットで探せばいいじゃあないか、ということなのですが、私のように「思い立ったときに!」という習性にあると、す

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          ペナンフードトラックは「マレーシアの味」を届ける

           今日、木曜日のペナンフードトラックは、江東区の新大橋です。両国国技館の近く。  ランチタイムの営業故、遠くからはなかなか行き辛いのですが、近辺の顔馴染みさんで相当賑わっていました。  いただいたのはナシゴレン。人気メニューの一つです。しっかりとした味付けでどんどんスプーンが(?)進むのですが、重要な鍵を握っているのが、右下にある、多めに入れていただいた(!)サンバルソース!!  これが「マレーシアの味」です。改めて思います。お客さんはこの味を求めて集まっている!蝦の発酵

          ペナンフードトラックは「マレーシアの味」を届ける

          5分待って焙煎のコーヒーゲット!

           世界で最もコーヒーをよく飲む国は?  地域的には圧倒的に北欧なのですが、私もたまには!「日本すごい」と思うこともあって!!、日本のコーヒー文化は、少なくともある意味においては世界でもダントツではないかと日々思っています。 ご参考;  北欧のコーヒー好きの方々のコーヒー文化は、大昔に何か国か仕事で行ったことがあるだけで、詳しくはわかりません。間違っていれば訂正しますが、一杯一杯にどれだけ「こだわり」を持っているのかなあ?と思います。もちろん北欧諸国に限らず、どこだって。

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          「ペーパーチキン」の元祖は?

           荻窪馬来風光美食でいただいたペーパーチキンの感動が大きくて、ともあれ作ってみようと無謀な挑戦をしてみました。  別の料理かと思うくらい深みが違うのですが、まあでも一生懸命言い訳をすると、「悪くはなかった💦」。実は家ではできるだけ油で揚げることはしないようにしているので、オーブンを使いました。ここはたぶん差が出ると思います。しょうゆは普通のしょうゆで量も控えめにしました。しかし塩・胡椒、ごま油、オイスターソース、四川山椒、しょうが、少量の粉唐辛子で、味付けはしっかりとできた

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          コーヒーとアートとの高次元での融合

           マレーシアはジョホールバルの My Liberica Coffee に行ってみるつもりでいるのですが、調べてみると代官山のカフェ DRELLA で提供される、との由。行って見なきゃあ!  残念ながらお目当ては「品切れ」でした。。次回の仕入れを待ちたいと思います。  しかし、このカフェは、マレーシアコーヒーだけではない!そもそもは「Art Gallery」です。店内には様々な作品も展示。  「どんなコーヒー世界なんだろう」  一身に期待を集結させて、Signiture

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