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2024年2月のアウトサイドリポーター


◇2月1日(木)

借金6(マイナス6℃)。風も強く冷たい。マイナス5℃を越えるとさすがに寒い。

PLAYBACK優勝決定戦、2011及び2012あたりをフライバイ中。11秋、札大一部復帰直後のシーズンで北翔と優勝争い、続く12秋も再び決定戦でV逸など、話題が多い。特に11秋、勝利数では北翔をひとつ上回りながらのV逸は札六史上、このシーズンのみと思われる。

◇2月2日(金)

愛知大学野球・関西六大学野球対抗戦、はたまた、みちのくネクストリーグなど、いろいろと目移りする。少し計画を立てるのが遅かった感。来季以降は、もう少々、初動を早く、だな。

◇2月3日(土)

恐らく前日夜から警報級の大雪。今冬は雪が少なめ、と思っていたが、結局帳尻を合わせてくる。

朋あり遠方より来たるまた楽しからずや

◇2月4日(日)

映画『枯葉』を見る。静かに流れていく川の流れを眺めているような不思議な味わいが残る映画。以下は主演女優のコメントから印象に残った箇所の抜き書き。

「Don’t Act! 演じるな」と言われました』

『今回、アキは35㎜フィルムでこの映画を撮影をしましたが、何かフィルム素材への尊敬というか、畏敬の念というか、そんなものがありました。指示としては、台詞は覚えて来い、でも練習はするな、一人ではするな、二人でもするな、ということを言われたんです。しかも撮影はワンテイク。だからすごく怖いのですが、とてもファンタスティックな、本当に素晴らしい経験』

『撮影現場に行くとアキは本当に1回で撮ると言うんです。1回目でダメだったらまあ2回目を撮ってもいい。それも壊滅的だったら3回目を撮る。でもそれはアキ流のジョークなんです。実際にはほとんど1回で撮っています。それは本当に貴重なチャンスだと思います。その演技は二度と繰り返すことができないものなので、2回目をやったとしても何か別のベールというか膜がかかったような、違うものになってしまう感じがとてもします。その1回でどういう演技をするかがとても大事なんです。ある意味で生であり、正直であり、それから審美的に真摯な演技でなければいけないんです。本当に素敵で美しい時間でした。それはそれは、とても愛すべき時間でした。その貴重なカメラとの時間をかみしめたいのです』

『題名は、「枯葉」という歌のタイトルの直訳です。フィンランド語でも英語でも日本語でも同じタイトルが付いています。言葉通りに取れば、もしかしたら“賞味期限が過ぎた”と捉えられるかもしれません。でも私の解釈は少し違います。葉っぱが木から落ちていく。でも地面に落ちきるまでに、まだしばらく旅をする訳ですよね。落ちきるまでの間にまだまだ色んな物語や旅があって、そのなかで(悲しげながらも)何らかの希望がある

『人生の新しい冒険にのりだす準備ができた、よし行くぞと、そういう感じかもしれません』

※イベントで対談した松重豊のコメント
『映画とか、ショービジネスの世界にいると、今は分かりやすい方向に流れているっていうイメージがあるんですね。お客さんはファストなものをどんどん要求してくるし。(この映画は)早く理解して先に進みたいっていうのと明らかに逆行している。81分という時間に凝縮された物語があって、そこに置かれた俳優の表現力が非常に問われると思うんです。本当に、誰も分かりやすい芝居はしてないんですけれども、表情の一瞬一瞬を僕ら観客はつかもうとする(中略)何か言葉で説明したり、過剰な演技をしたりっていうことじゃないそういう表現に満ち溢れている空間というのがアキ・カウリスマキの作品で、そこに触れることによって、まだ僕らの信じるような表現が世界のどこかにはあるぞと思えるんですね。だからアキの作品を見ると、まだこの方向に向かっていっても間違いではないんだなと思います』

『アキは沈黙の巨匠だと思うんです』

『完全な珠玉の逸品でした。素晴らしい文学者ですね。詩的なんです。たくさんの言葉は使わないですが、すごく慎重に選ばれた言葉が使われています(中略)本当に完全で、それに何かを足すこともなければ、引くこともないというか。そこに外からは何も持ち込めないぐらいのものが、その短い中に凝縮されていました。全てがピュアで、とても正直な脚本と言えると思います。そのままでカメラの前に行ける勇気を持てるような、そういうものでしたね』

沈黙に対する信頼がものすごく大きいんですね。面白いのは、それが同時に観客に対しても沈黙を解釈する余地を与えているんです。だから、観客はちょっとしたシンプルなものの中からピュアに何かを見つけられるんだということを、逆に私も学びました』

◇2月5日(月)

札六偏食を是正すべく、少し違う角度の本を読む。『野球と日本人』。少々古くはあるが、内容もさることながら一つの編集物としても参照にすべく我慢強く読んでみる(著者:池井優、発行:平成3年6月、丸善ライブラリー)

と、アメリカでの草ソフトボールで採用されているローカルルールについての記述に出くわす。試合を大きく壊すことなく、進めていくという方針で作られてルールのよう。昨秋観戦したリーガ・アグレシーバと似たような。

『1回の表、攻撃側が七点をとったら、アウトカウント如何に関わらず攻守交替』『外野を四人にして十人野球』『二ストライク後のファウルはアウト』(前提として、スローピッチという緩やかな軌道のボールを投げるルールがあり、ファウルで粘ったのちの四球狙いを防ぐ意図とのこと)

また男女混合チームによる試合時の幾つかの決め事などが紹介される。

こういった柔軟な取り組みは、もう少し検討されてもいいのでは、と思う。もちろん柔軟に取り組むことが目的ではなくて、「何の為に練習と試合を行っているのか?」という観点からの発想として。

◇2月6日(火)

二部秋の棚卸をゆるりと開始。

◇2月7日(水)

引き続き、二部秋の棚卸。投打個々の成績と順位の捻じれをあらためて確認。何か春の観戦ポイントにつながる進入口に迫れるか。

1月28日(日)に一報のあった「札幌ブルーインズ、本拠地・江別移転」の続報。江別ブルーインズの誕生である。以下はチームinstagram.からの引用。

2月5日に日本野球連盟より承認をいただき、札幌ブルーインズは江別市に本拠地を移転し、『江別ブルーインズ』として活動する運びとなりました!
私たちのメインは野球を全力でプレーして行く事ですが、江別市の子供達に野球教室の開催や江別市の公式行事やイベント、江別市のPRにも力を入れていきます!!江別市を笑顔と活気があふれるまちとしてどんどんアピール・貢献していきたいと思いますので、今一度、応援をよろしくお願い致します!

江別ブルーインズ、インスタグラムより

◇2月8日(木)

2/10のラジオに向けて二部秋の棚卸を進める。入りの1、2戦目は学院軸が面白い。初戦岩教に日没コールド勝利、2戦目は文教に延長TB負け。3戦目、4戦目は北翔に視線を移す。3戦目国際に1-0で勝利するも、続く4戦目は岩教に延長TB負け。1、2戦と9回まで試合をさせて貰えずの岩教に敗退。どうでしょうか、二部らしさ満載だと思いませんか?

◇2月9日(金)

来週からの「真夏日」に備えて屋根の雪降ろし。
家の周囲が完全に雪に包囲された。

◇2月10日(土)

屋根の雪降ろしが引き続き。

札六ラジオは二部棚卸。

◇2月11日(日)

次週からの高温にばかり気を取られていたところに再び大雪。結局帳尻を合わせてくる。ホワイトアウトの中、江別イーグルスの指導を目撃すべく、カツウラ建機室内練習場へ。

5月中旬の都市対抗一次予選まで3ヶ月弱。とはいえ「日曜日」の数を数えていくと、ほんの10日ちょっと、というところ。この有限な時間の中で、どこまでチームを練り上げていけるか。新生「江別ブルーインズ」の船出に期待である。


金曜日に訃報が伝えられた小澤征爾さん。朝日新聞に村上春樹の一文が寄せられる。読む。そして以前に相当読み込んだ対談集も引っ張りだして読む、『集中の深さ』。いくつも大事な鍵穴は他にもあるのだが、午前中に見たブルーインズの置かれている状況とも重ねて刻んでおく。

と、我が家では、洗面所付近で水漏れ発生。急遽、業者さんが掛けつけてくれて応急処置。今年はあれこれ事件が続く。

◇2月12日(月)

かねてからの予報通り、気温がプラスに転じる。どんどん雪消が進めば良い。昨年は4/2東北海道サンライズ-北翔で「開幕」したが、さて。

◇2月13日(火)

ついに気温が10℃を越える。

◇2月14日(水)

実のところ、いまだ抱え続けている『冷血』案件をごそごそと進める。ようやく出口付近まで到達したのだが・・・。

◇2月15日(木)

とある方からの指南があり、自身の活動を今一度、わかりやすく伝えていこうとかと。ひとまず札六ラジオの年間カレンダーを拵えてみた。

◇2月16日(金)

2桁気温に乗じて・・・ではないのですが、春の予想対戦順と戦前予想を更新中。本日は一節の4日目。早すぎるような気もしますが。

◇東海-札大、岩木ロス以降分、東海に対して分が悪い札大。ロースコアの僅差接戦に持ち込みたいところ。東海は打力で圧倒したい。◇大谷-道都、昨秋は大谷の2勝。もちろん跳ね返したい道都、かたや大谷は連勝をのばすことができるか。◇北大-学園、昨秋は互いに1勝。一節で木村駿太に負けをつけた北大。投げ勝った遠藤彰と打線では新主将にして学園キラー大澤楽汰に注目。さらに加えるなら宮坂啓徳。一方の学園、連覇に向け勿論白星通過したいところ。因縁深い注目の一戦。

◇2月17日(土)

◇2月18日(日)

目覚めと共に耳に届く強い風の音。春来の強風だ。一日中晴れてはいたが、とにかく風が強い。気温はプラスみたいだけど、体感的には相当に寒い。『風というのは音』と以前、冒険家の方が著書に書かれていた。本当にその通りだと思う。極端な話、風景は目を閉じれば、見なくても良いが、音を意識の外に追い出すのは、なかなか困難。とくに風の音は。という一文を思い出す季節になってきた。

寒さや雪には慣れつつあるが、正直、春の季節に吹き荒れる風はまだ克服できていない。

伊東佳希、OP戦登板の報が。まずは上々のデビューだったようで、何より。引き続き、頑張って欲しい。



一方で、富山、愛知・春日井方面からの知らせは、なかなか届かない・・・。

◇2月19日(月)

気温がふたたび2桁越え。加えて、本日は町内一斉排雪(こういった「行事」があることは江別に住まうことになって初めて知った。午前9時前から作業者や雪を運搬する車が行きかう。その結果、道が「拡幅」された。雪に「閉ざされる」という言葉は全くその通りだと思う。

◇2月20日(火)

オフの期間は視点が定まらない。揺れやすい。試合を求めて気持ちがあちこちに遊離する。

割と真剣に検討したのが、奈良産業大学-中部大学、仙台大学と富士大学のそれぞれOP戦。

さて、では、それらを見届けることにどれほどの意味と価値があるのか。

一様な判断は難しいが「総合的に考えると強行するまでの必要はない」と結論している、今のところ。

それでは、つまるところ、有限な時間と体力をどこへ集中するのが、自分自身最も納得感があるのか。簡単に書けば「何がやりたいのか」。

頭の中を整理しながら、いくつかの方針を立てる。

その中で最も長い時間をかけて取り組むべきお題を定めた。

札六結成50周年の節目となる2040年に、
1990年からの振り返りをざっとできる
ひとかたまりの記録集を完成させること、が、それ。

勝手に<2040年札六プロジェクト>

16年後・・・。まあ、なんとかなるか。

その頃までには、何度か札六勢も頂点を極めてくれているであろう、とも期待。

となると、春秋のリーグ戦及び、
春秋それぞれの全国大会の経緯見届けが
最も重要なお題として、自然に浮かび上がってくる。

◇2月21日(水)

◇2月22日(木)

大雪、アゲイン。

◇2月23日(金)

◇2月24日(土)

遅ればせながら「ともぐい」を読む。
早朝に一気に引き込まれての一気読み。圧倒された。

◇2月25日(日)

昨晩から再びまあまあな量の降雪。出かける前に少々除雪。
この日はこちら↓の鑑賞へ出かける。

◇2月26日(月)

一時、寒さが緩んだこともあり、少々寒さがきつい。マイナス2~3℃くらいが最も冷えるように感じるのは不思議だ。

◇2月27日(火)

札幌大谷大学「硬式野球部通信 挑戦」が更新されていることを確認。12/26付けなのだが、更新を見落としていたか。新主将は大見、副将石鳥と三崎。三崎は新2年生。大見と二遊間コンビも組みながら、もうひとつ先の代を見据えた人選か。新チームのテーマは「「ノリ、勢い、集中、規律」との事。

◇2月28日(水)

◇2月29日(木)


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