氷の心臓

日々のちょっとした感動を忘れないようにいろいろ書いてます。 過去は振り返らないのが目標。

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マガジン

  • 雑記帳 考えた(2023.7.1~)

    日々の記録

  • 雑記帳 やってみた(2023.7.1~)

    日々の記録

  • 自己紹介

  • なにかしらする(~2022.9.30)

    文章を書く手習いの意味も含めて日々のちょっとしたことを書いています。1分半で書いた記事とか普通にある。

  • 詩(~2022.9.30)

    きゃっ はずかしい

最近の記事

死の実感

 自分もすっかり大人になり、かつて自分を守ってくれた人たちは歳を取り、そして亡くなり始めた。  死にたいなんて言っている場合ではないかもしれない。

    • お金をもらうという形で社会と関わること

       いろんな社会との関わり方はある、働いている人だけが「社会人」と言われるのはおかしい、という意見ももっともだけど、 それでもやはり、お金をもらうという形での社会での関わりは他の関わり方と比べて格段に重い責任があって、非常に難しいものだと感じる。  「働きたくない」「仕事無理」みたいなことを言うとちゃんとした大人ではないと思われそうだけど、 わたしはもう、いやぁ本当にそうだよね~~~~~!!!という気持ち、本当に首がもげるほど同意、この働くのつらいという感覚がしっかりと腹落

      • 若松英輔さんに会いに行く その人がその人として今ここにいるかけがえのなさ

         若松英輔さんのトークイベント&サイン会「自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと 若松英輔さんにきいてみよう」に行ってきました。  若松さんから「本を読むのはほどほどでいいからもっと書いてこ」「メモするならその人が語らなかったことと自分が感じた意味を書いておきな」とのお言葉を頂いたので、トークイベントの中で自分が感じたことを中心に、ネタバレにならないように書いていこうと思います。  下記の目次は全てわたしがトークショーを聞いて感じた言葉たちなので、若松さんが実際にお

        • みんな地獄の淵

           わたしは子供も頃強迫性障害だったこともあって、病気でない人はもっと何かに守られていて、穏やかな人生を保障されている安心感の中で生きているのだと思ってた。  が、意外とそうでもないらしいと大人になるにつれてわかってきた。  病気であろうとなかろうと、未来に何が起こるかは誰も知らないという点で平等なのである。  守られて生きている人なんていないんだ。  誰も守られてないということは、みんな仲良く地獄の淵にいるのだ。  どうしてみんな笑ったり安心して眠れたりするんだろうと

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          32本
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        記事

          一見皮膚で綺麗に覆われてるけど内臓が1つ足りない

           たとえばわたしは美術館に行くことができる。  でも同じく美術館にいるあの眼鏡のおじさんは、美術館に行くだけじゃなく、仕事では勤続15年と中堅~ベテラン層で、小さいチームのリーダーを任されていたりする。  たとえばわたしはパン屋さんで買い物することができる。ここのパン屋さんはメロンパンの種類が沢山あって、紅茶メロンパンが1番おいしいんだよ、なんて一人前に順位を決めたりもできる。  でも同じくパン屋さんにいるあの女性は、パン屋さんで買い物するだけじゃなく、小さい子供を育てなが

          一見皮膚で綺麗に覆われてるけど内臓が1つ足りない

          幸せも生きる意味も、自ら見出していける ヴィクトール・フランクル「夜と霧」を読んで

           今年のGWは猫のかわいさゆえに読書が捗らなかったのですが、そんな中でも半分読んだ「夜と霧」を先程読み終えました。  いつか読みたいなーと思いつつきっかけがなかったのですが、実家でたまたま姉が買っていたおかげで手に取ることができました。その後自分でも買いました!  内容は勿論のこと、あまり厚くなく文章もわかりやすいので、「いつか」と変にハードルを設けずもっと早く読んでみればよかったと思います。 ***  ヴィクトール・フランクル、ホロコースト生存者という認識でしたがまさ

          幸せも生きる意味も、自ら見出していける ヴィクトール・フランクル「夜と霧」を読んで

          2024年5月4日(土) 猫のいる連休

           連休ですね。  家のほど近くの街で小さな靴屋と服屋に行き、実家の畑仕事を手伝い、夜は牛すね肉の和風シチューを食べました。  靴屋さんは昔ながらの小さな店舗ではありましたがシューズフィッターなる人がいるお店のようで、靴を履いた足を触りつつベストなサイズを提案してもらいました。  服屋さんではあったら便利だなと思っていたワンピースと運動用のズボンを。  お昼は荻野屋の釜めしを久しぶりに食べました。やっぱり優しい味でおいしい。しいたけに味が染みてた。  そして今、隣に猫がいま

          2024年5月4日(土) 猫のいる連休

          痩せてみようと思う

           タイトルの通り体を軽くしてみようかと思う。  細い方が美しいという価値観の元痩せなければと焦っているわけではなく、なんとなく習慣が変わっていってちょっと痩せるかもなー、くらいの気軽で前向きな気持ちで言っています。  これはメンタルクリニックの先生にも話したんですが、ここ最近安心するために沢山食べなくても大丈夫になってきました。  食べるって簡単にできるし、食べ終わった後何かを完了させた達成感があるじゃないですか。  だからなんとなく不安だったり、こんなことをしていてい

          痩せてみようと思う

          世界にはちゃんといい人もいるのだとわかった(退職あいさつ)

           急な発表となってしまいまいごめんなさい、この度3月いっぱいをもって退職することになりました。  明日が最終出社になります。  こちらの部署には1年半在籍しました。思い返せば至らない点ばかりでご迷惑をおかけしたと思いますが、そのたびに皆さんに助けていただきました。  ありがとうございました。  恥を忍んで申し上げると、前の部署では社内失業している期間が1年以上あり、自分はなぜこの会社に入社してこの場所にいるのかわからず、今なんのための時間を過ごしているのか意味を見いだせな

          世界にはちゃんといい人もいるのだとわかった(退職あいさつ)

          2024年3月24日(日) 徹底的な受容の次に

           わたしの中では0は透明、2は黄色、3はピンク、4は黄緑のイメージがあって、今日は春らしいカラーリングの日付だなと思っています。  明日からの一週間で、退職、引っ越し、新しい会社へ入社という怒涛の環境変化が起こります。  仕事を辞めようと決めた去年12月からは比較的精神が安定していた(転職活動中も含めて)けれど、この怒涛の変化を前にしてやはりぼんやりとした不安がやってきた。  何が食べたいかわからなくなってしまったり、不安感から無意味にSNSやYoutubeに張り付いてし

          2024年3月24日(日) 徹底的な受容の次に

          失敗も成功も味わいたくなったので帰り道で初めてチーズタルトを買った

           歓送迎会の季節なので、一昨日は中華料理を食べに行った。  餃子が有名なお店らしい。  食べログやSNSで評判のお店を探して食べに行くということはあまりしないので、こういう機会じゃないとできない経験ができて良かった。ふわふわの卵とトマトの炒めものとか素朴な甘みの杏仁豆腐がおいしかった。  今日は帰り道にあるケーキ屋さんでチーズタルトを買った。  たまに通りかかると仕事帰りのサラリーマンのちょっとした列が出来ていて、テレビから取材されたこともあるらしいお店。サラリーマンた

          失敗も成功も味わいたくなったので帰り道で初めてチーズタルトを買った

          目が覚める、不安感をなぞる

           ここ数日は起きがけに漠然とした不安を感じている。  意識があるうちは理性で抑えていたものが、眠りで無意識が優位になった途端あふれ出てきてしまったみたいだなといつも思う。  昨日の夜は1日が終わった解放感かわりと穏やかに過ごせていたのに。人間は本来終わらない毎日に小さく絶望しながら生きていくものなんだろうか。  この不安感はなんなんだと、何か日中の生活にストレスでもあるのかと調べてみると、身体はそういう反応をするんですよねといった内容のものがぱらぱらと出てくる。  身体の

          目が覚める、不安感をなぞる

          自分の欠点なんて焦って分かろうとしなくていいよ

           こどもの頃、母からわたしの欠点について何度も聞かされて嫌だったことをふと思い出した。  あんたはすぐいじけるから、なにへそ曲げてるの、そう言われることが多かった。  褒められた記憶は薄れ、欠点だけが強烈に自分の特徴として焼き付いて、自分らしさとはつまり欠点であり、自分らしさを矯正することが美徳だとずっと思っていた。  自分の根本的な部分を否定することでしか人から許されないと思っていた。  そんなおかしな勘違いをするくらいなら、そんなこどもの頃から自分の欠点なんてわかろ

          自分の欠点なんて焦って分かろうとしなくていいよ

          カウンセラーさんと最後のあいさつ

           4月から住む場所も仕事も関わる人も変わってしまうので、半身が持っていかれるような喪失感を感じています。  自分で決めたことなのに、一体なぜわたしはこんなことをしているのかと虚しい気持ちになります。  いようとすればここにいることもできるのに、それを自分の意志で終わらせてまた新しい場所へ行くなんて、なんだかとんでもないことをしている気がする。  それはまるで自分が食べる為に生き物を殺しているような。  先週は最後のカウンセリングでした。  2か所でカウンセリングを受け

          カウンセラーさんと最後のあいさつ

          櫻井敦司はもういないじゃない

          (長年のファンの方を怒らせそうなタイトルですいません)  去年の12月あたりから突如BUCK-TICKにハマりました。  最近BUCK-TICK公式がBUCK-TICK SUNDAY LIVE STREAMINGという企画をやっていて、毎週日曜日夜20時から過去のライブを配信してくれている。昨日は第5週目でした。  昨日は2022年の35周年記念ライブの横浜アリーナ公演でとても楽しかったです。  でも反戦歌(らしき歌)を連続で演奏した時はどんな気持ちになればいいのかわか

          櫻井敦司はもういないじゃない

          2024年2月23日(金) もはや好きだから鑑賞するとかそういうものではない 中之島美術館の女流画家展と鶴橋のコリアンタウン

           中之島美術館へ「女性画家たちの大阪」展を見に行った。  知っている画家さんはいなかったのだけどなかなか面白かった。目や髪の表現が思った以上に繊細で、細い緻密な線で描かれているようにもぼやけているようにも見えた。ああこんな子供いるな、という絵もいくつかあった。  途中で画家さんが展示会で撮った写真が飾られていたのだけど、松本華羊という人がすごい美人でびっくりする。100年近く前にこんな現代的な目鼻立ちのはっきりした人がいるなんて。  この方の絵も繊細で、それでいてドキッと

          2024年2月23日(金) もはや好きだから鑑賞するとかそういうものではない 中之島美術館の女流画家展と鶴橋のコリアンタウン