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枝豆から感じた愛のお話

先日、茹でたての美味しい枝豆を食べながらしみじみ思い出していたことがあります。

それは北海道に移住してくる前なので数年前のことです。
結婚してからずっと夫婦共働きで、私は有料老人ホームの管理運営部門の正社員でした。
息子を妊娠して、産休育休を経て時短で復帰しました。
毎日保育園に送り迎えをして慌ただしく過ごしていました。

責任と業務量がとにかく多い仕事で心身共に疲れすぎて、
仕事帰りにスーパーに行っても何を買っていいかわからなくて
ただボーッと立ったまま動けないことも何度もありました。

そんな日々の中で、義母が週に一回、夕食のおかずを何種類もタッパーに入れて差し入れしてくれていました。
手間のかかる野菜たっぷりのおかずの差し入れがどだけありがたかったことか。。
タッパーにもマスキングテープで一つずつ名前や食べ方の説明が書いてありました。

あるとき、枝豆が差し入れメニューの中にありました。
仕事が終わって、ビールとともにいただいたその枝豆が感動する美味しさでした。
塩味が均等に、絶妙な加減でついていました。

両端をカットした枝豆が美味しい!

見ると枝豆の両端が切り落とされていました。
そうすると美味しく茹でられるとは初めて知りました。
丁寧に全て切り落としてありました。

自宅の分でも大変なのに、差し入れの分まで。。
移住してきて少し余裕がある今でも、時間的に片側だけしか切り落とせなかったりします。

義母がたくさんの愛情のこもった差し入れをしてくれていたこと、ずっと忘れません。
心から感謝です。

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