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元アパレル店員|30代女性|長く愛用できる服を買う方法

ファッションが大好きな私が、服を買うときのポリシーや、いつも考えていることを紹介します。

ファッションに関して簡単な自己紹介をすると、

  • いま好きなブランド…ETRE TOKYO、TODAYFUL、CLANE

  • 好きなファッション…カジュアルに上品さがプラスされた服

  • 26歳~29歳のときにドメスティックのメゾンブランドで勤務。新宿伊勢丹で働いていました。

わかる人には、この情報だけで私が服好きなことが伝わるのではないでしょうか。笑
アパレルで勤務した経験があるからこその買い方や、目利きなど、読んでいただいた方にとって新しい発見があったらとてもうれしいです。


どのくらい服代が大切?

いきなり大げさな話かもしれませんが、自分の人生にとって洋服代がどのくらいの価値を持っていて、家計の中でどのくらいの優先度を持つかを自分の中ではっきりさせています。

なぜ服にお金をかけるのか、お金をかけるとどんなメリットを感じるのかを自分なりに言語化して、他にお金をかけたい項目(旅行代、貯金、自己投資など)と常に比較して調整しています。

私の場合は、

  • お気に入りの服を着ていることで1日中、自分の機嫌が良くなるので毎日幸せでいられる

  • 次の季節が毎回楽しみになる(1年を通して幸せを感じられる)

  • シーンに合わせて服を選ぶことで、1つ1つの予定を楽しむことができ人生が豊かになる(家にいるのも1つの予定です)

  • 自分に似合った服を着ていると、他人から見て幸せそうに見られたり、私らしさを感じてもらえる

こんなところでしょうか。
自分の中で言語化できていると、服を着て楽しむことをさらに大切に思えますし、衝動買いの失敗も少なくなるような気がしています。

ETRE TOKYOでラッシュガードを今年購入。雨の日も大活躍しそうです。

1回の買い物で1点まで。長く着る服を買うためのルール

次に、私が服を買うときのルールを紹介します。ほんとうに細かくたくさんあります。笑

  • 素材や品質に合った金額の服を買う(安くても耐久性の高い服ならOK)

  • 1回の買い物につき1点しか買わない

  • 2色買いは原則NG

  • ダウン以外のアウターは高品質・高価格のものを選ぶ

  • ボトムスは必ず試着する(オンライン購入の場合、試着して合わなければ返品するつもりで購入する)

  • パンツは2万円以上のものを選ぶ(失敗が少ない・耐久性の高いものが多いので)

  • 衝動買いは基本NG。欲しい服が見つかったときは、オンラインのサイトで同じ商品を確認したり、家に帰ってすでに持っている服とにらめっこして本当に欲しいか確認する。

  • (私の場合は肩幅が広いので)モケモケ系のトップス・アウターは必ず試着する

  • アウトレット・セール品は原則買わない(買っても結局着ないことが多い)

  • 自分の欲しい商品が人気だった場合は、発売日時を確認して即決する(長く着られるほど好きな商品を買い逃すのは人生的にNG)

これは、私がこれまでたくさん買い物をしてきて、私がどうすれば自分の買った服をずっと長く使い続けられるのか、自分を分析した結果です。

どんなに安い商品でも簡単に買うのを決めないのが、無駄遣いをしないコツだと思います。ユニクロでもGUでもしまむらでも、です!
長く着るということは、何度も着て洗濯も何度もするので、素材やデザインごとに価格が見合っているかを考えて買っています。

特に、1回の買い物につき1点しか買わないルールは、私にはとても実用的です!

ブランドごと好きになると、どうしても複数買いたくなります…
が、2点以上買うと、買った服の中でもお気に入り度合いがそれぞれ微妙に違ったりして、お気に入り度の低かった商品は相対的にお気に入りじゃなくなっていく感じがするんですよね…。笑

どんなに欲しいと思っても1つずつ買うようにしたら、毎回その1点が全力で好きという気持ちで買い物するので、思い入れを持って買うことができ、結果何度も着る服になったことに気づきました。

また、ダウン以外のアウターは高品質・高価格のものを選ぶも、私の気に入っていルールの1つです。

品質の良いアウターは様になるので、着るだけで本当に自信が持てます。
ちょっとスーパーに行くだけのときも、中身はパジャマだけど、いいアウターに包まれているだけで幸せな気持ちになれてしまいます。笑
気乗りしない飲み会も、好きなアウターだとテンションも維持できます。笑

アウターはどんな気分も解決してくれるので、発売前からLOOKを何度も見て、店頭で試着して買うようなことが多いです。

今年買ったETRE TOKYOのスプリングコート。生地がなめらかでやわらかくて、
性格まで優しくなれそうなコートです。笑

購入はZOZOTOWNがメイン

購入する際は、基本的にZOZOTOWNを使います。
理由は、ZOZOカードで購入すると5%分のポイント還元があるからです。他社のクレジットカードのポイント還元は高くても2%ですし(24年5月時点)、各ブランドのオフィシャルサイトで購入したときのポイントを考慮しても、5%は高還元率だと思います。

ZOZOTOWNで買えば、もし着なくなった服が出てきても、定価の10~20%の金額で買取をしてくれるので(すべての商品ではないです)、
そこもZOZOTOWNで購入する理由です。

MAGASEEKもタイムセールをよくやっているので時々見ますが、タイムセールのタイミングが発売から時間が経ってからのことが多いです(シーズンごとのセールよりは早いです)。
人気の商品の場合、タイムセールを待って買うのは難しいと思います。

素材の知識がついてくると、実物を見なくても自分が着用したときのイメージがつくので、オンラインで購入できるようになりました。

厚手のニットや構築的な形のデザインなどは、着ないと似合うかわからないので、その場合は店舗に行って試着だけしに行きます。
私は身長が高く肩幅が広いので、似合わないものやサイズが合わないものも結構多いです。

CLANEのこのカーディガンが欲しかったのですが、
予約会で試着したら肩幅がさらに大きく見えたので泣く泣く断念しました…。

着なくなった服はメルカリに出品、年間売上は30,000円ほど。それでも売れない服はH&MやZARAの回収ボックスを利用。

売上金額は大きな金額ではありませんが、どうしても着なくなった服や、返品不可の商品はメルカリに出品しています。

服だけでなく、本やコスメなど普段からよく出品しているので、どういうものが売れやすいか、適切な価格設定など、
私なりにコツがあるので、それはまた別の記事で詳しく説明します。

メルカリに出品するメリットは、売上金額が入ることだけでなく、自分にとって不要だと思ったものを別の誰かが大切に使ってくれることだと思います。

メルカリで売って全額返ってくるとは言わないまでも、物を最後まで大切に使えたかどうかは、心の中にずっと残る気がします。

メルカリで売る時も、売上金額が自分にたくさん入ることを目的に価格は設定せず、大切に使ってくれる人がいたらぜひ譲りたい、という気持ちで価格を設定して、写真もたくさん撮って、それを見て納得してくれた人の手に渡るように心がけています。

メルカリでも売れなかった商品は、H&MやZARAに持っていって回収してもらっています。H&Mはクーポンももらえますが、私はH&Mでは普段買わないのでクーポンもいつももらわないです。

大切な服しか持っていないこと

たくさん服を買っては、売ったり捨てたりを繰り返してきた私ですが、服を捨てるのって、いろんな罪悪感が湧いてくるのでなかなか手放せないですよね…。

買ったときの思い出があったり、捨てたら無駄遣いしたことになるなとか、また着たいと思ったらどうしようとか、延々と考えてしまいます。

でも手放すことで、家の中にある服がすべて必要な服だけになります。必要な服だけがある状態にすることが、とても重要なことだと思っています。

大切な服しか持っていないってとても幸せで、好きな服の持つ世界観にいつも守られて、自分の自信にも繋がるなと思います。

無駄遣いしないためには、自分の好きなスタイルやテイストがあると、それに合ったブランドを見つければいいのですが、
それまではいろいろな服にチャレンジして、失敗したらメルカリなどをうまく活用して、自分の好きなスタイルを確立できるのがいいのかなと思います。

おまけ・服好きな人の感覚

私が洋服の店員をしていたから思うことなのですが、根っからの服好きのショップスタッフや、服好きのお客様たちはみんなそれぞれ素敵で、お話するのが本当に楽しかったです。

最近はまっているブランドが、この記事でも写真を載せましたがETRE TOKYOというブランドです。
特にYoutubeチャンネルやインスタライブは楽しいコンテンツです。

私のいまの仕事はアパレルではなく、フリーでIT系の仕事をしています。
アパレルの経験は今の仕事と全く関係ありませんが、一生物の経験と知識を得られたなと思っています。

アパレルに働く前は、どこかずっと自信がなかったです。。
この合わせ方で合ってるのかな、このブランドさえ買えばいいのかな、これさえ着れば雰囲気が出せるだろう!とか、
自分の基準がなくていつもフラフラしていた気がします。

そういう感覚を培っていくには、ショップの店員さんとお話ししたり、最近だとSNSの発信活動がどのブランドも活発なので、
SNSを通して服好きな人の感覚をインプットするのもいいと思います。

私がアパレルの時、他のスタッフといつも服の話をしていて、この服のひらひらしてる感じは風が吹いたとき可愛いよねとか、
このアウターはがさっと着る感じが絶対に合ってるよねとか、
そういう話をずーっとしていました。笑

いまでも服を買うときは、着たときにどんな気持ちになるかや、どんなスタイリングで着るといいかなど、想像することが購入の決め手になっている気がします。

長い文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました◎


mariko


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