大好きなnoterの方々と肩を並べる日
私は毎日フォローしている方々が書かれた記事を
朝時間に拝読している。
もちろん朝の時間は有限なので
時間を区切ってこの時間までは読むと
割り切っているのだが、
どうにも最近その時間が足りなくなってきた。
なぜか?それはあまりに皆さんの書く記事が
面白いからである。
これがネタになっちゃうのか。
こういう切り口で来たか。
この言い回しは面白いな。
一言で面白いと言っても色んな面白さがあるが
私が拝読しているnoteの中には
色んな要素が詰め込まれていて
私的には毎日朝からフルコースを
頂いているかのような気分である。
そんな面白い記事を読んでから
私は自分の発信を執筆して
投稿完了してから出勤の準備をする。
昨日もこの流れで動いていたのだが
昨日は仕事納めで大掃除だけだったので
いつものように早く出社する必要もない。
かといってちょどいい時間に着くバスもない。
そこで私の目の前の席に座る隣の部のH部長に
ダメモトで相談してみると、
「O駅にこの時間に来たら乗せていったるで」
と提案を頂けた。
図々しくはあるが、ご提案に甘えることにした。
指定の時間にO駅に降り、H部長の車に乗りこむ。
このH部長は元々営業を長年していたので
非常に話が上手く、
乗り込むなり会話が始まった。
年末年始どのように過ごすのか、
どこかに行く予定はあるのか、
とても当たり障りのない話だが
絶妙な相槌についつい話を引き出されてしまう。
これまでお客さんもこの話術で
ニーズを聞きだされてきたことだろう。
そんな風に思いながら話をしていると
ふとH部長が私にこんなことを言った。
「いつも思うけど〇〇君(私の苗字)の話は
ストーリーとロジックがあって面白いわ。
聞いてて全然飽きひんもん」
私は別に面白く話そうとしたわけでもなければ
上司に報告する時の様に理路整然と話したわけでもない。
だが、H部長にはそう感じられたらしい。
それを聞いて私は何だか嬉しいと感じるとともに
ふと、以前にようこさんの記事に書かれていた
ある内容が頭の中に浮かんできた。
とても面白い記事なので、ぜひリンクから
読んでみてほしいのだが、
この記事の中で私達は知らず知らずのうちに
言語能力によってグループが分かれていくことが
書かれていた。
正直私は会社の中でこの人と気が合うなと思う人が
ごく数人しかいない。
その人達の中の一人がこのH部長なのだが、
もしかするとこの人も私と同じような
言語能力を持っているのではないか。
そんな風に感じたのである。
では私の言語能力はどこで身についたものか。
そう考えると、真っ先に浮かんでくるのが
このnoteである。
毎日更新をし始めて830日が経過し、
自分の考えを2000文字弱の記事にして
発信し続けてきたが、
こうして発信する中で私の言語能力は確実に
成長したと思っている。
そのせいか、毎日更新を始めた2年と少し前から
付き合う人が少しずつ変わってきた気がするし、
逆にかつて話が合うと思っていた人と
少し疎遠になることも増えてきた。
この世は諸行無常。常に変化しないものや人など
ただの一つもこの世には存在しない。
その中で言語能力も常に変化しつづけ、
その都度近しい言語能力を持った人同士で
仲良くなったり、
逆に言語能力に差ができて疎遠になることも
あるのだろう。
そう思うと、私が毎日拝読している記事の
筆者の方々に対して感じている
シンパシーや仲間意識のような感情は
これらの方々と私の言語能力が近しいと
いうことなのではないだろうか。
「ならば有名作家の作品に共感する一般人は
作家にならぶぐらい言語能力が高いのか」
と指摘されると明確な反論はできないが、
プロの作家の方は読み手の言語能力に合わせた
ワードチョイスをすることで
読み手にシンパシーを感じさせているのかもしれない。
私がいつも読んでいるnoterの方の中には
同じように読み手に合わせて書いている方も
いなくはないだろうが、
少なくともそれは少数派だと私は思っている。
ということはやはり、多くの方は
自分と似たような言語能力をお持ちなのだと思うと
腑に落ちるし、とても嬉しい気持ちになる。
なぜなら、私はいつも記事を読むnoterの方々に
憧れのような念を抱いているからである。
とても魅力的な記事を発信される方々に
純粋にスゴイなと思う気持ちと
日常やモノゴトに対し、自分とは全く異なる
観点で見られていることに対する驚き。
そして、その中に時折顔を覗かせる共感。
これらの要素が相まって、私にとって彼らは
憧れの存在なのである。
ある意味、そんな憧れの方々と自分が
似たような言語能力を持っていると思うと
とても嬉しく、誇らしい気持ちになる。
そんなことを考えながら話をしていると
あっという間にH部長の運転する車は
会社に到着した。
年末で既に仕事納めが終わった会社も
多いせいか、道がいつもよりもかなり空いていたらしい。
朝からとても嬉しい言葉をもらい、
そこから何だか勝手に私の中で嬉しい結論に至る
最高の仕事納めの日になった。
来年も色んなことがあるだろうが、
自分の力をしっかり出して組織に貢献していきたい。
そんな風に思う一年の暮れであった。
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