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【考】と「亡き父」について。

さて、では、
昨日も書きましたが、
本日のブログでは、漢字のことを調べてみる
「リッシンベン調査団」のシリーズを申したいですが。
今回調べてみたい漢字はね、このごろもまた、
「考える」のことをブログで書いていたので、その
【考】の字について見てゆきたいです。

【考】の漢字とは、
「土」に斜めの線が入り、
数字の「5」みたいな形が置かれている。
この「5」みたいな形がさ、
「子」になれば【孝】で、
「ヒ」になれば【老】になる。
そんなような【考】とは、
どんな漢字なんだろう?????
ということで、さっそく白川静先生の
『常用字解[第二版]』を紐ときます。。。

【考】 コウ(カウ)/かんがえる・ちち
形声。音符はこう。耂は老の上部の形と同じで、長髪の老人を横から見た形。これに音符の丂を加えた字が考である。亡父(なきちち)が考のもとの意味である。亡母(なきはは)はといい、非常に落胆することを「考妣をうしなふがごとし」という。「かんがえる、くらべる、しらべる」という意味はこうと音が同じで、通用の意味である。

まずは、
【考】の字の音符とされる【丂】は、
機種依存の形やもしれません。
この【丂】とは、
「巧」という漢字の右側の形です。また、
「土」に斜めの線が入った【耂】は、
長髪の老人を横から見た形で、そして、
【耂】に【丂】を加えたものが、
【考】である。とのことでして。

なるほどぉ、
長髪の老人なのかあー。

はたまた、
【考】とは、もとの意味は
「亡父」なのらしい。

「亡父」の【考】と、そして、
「亡母」の意味とされる【妣】の字を
組み合わせた熟語が用いられた
【考妣を喪ふが如し】ということばがあって。
その意味は、つまり、
「非常に落胆すること」らしい。

つまりはさ、
【考える】ということは、
「亡き父」のことを想う、
ってゆうことなのやもしれないなあ。

そんな、なんか、
亡くなったぼくの父親のね、
誕生月であるこの9月に、
そういうのを知ったら、
なんだか、切なくなってしまうな。

そんなふうなことを想いながら、
【考】という漢字のこと、および、
【考える】という行為について、
もっと大事にできたら。
って、今回、考えました〜。

令和4年9月16日


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