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自然の形と地球の不思議さ。

昨日は、昨年の夏以来でね、
名古屋市へと行ってまいりました。

今回はふたつ訪れる場所があって、まずは
昨年開催『マリー・ローランサンとモード展』ぶりの
名古屋市美術館にて、
『ガウディとサグラダ・ファミリア展』鑑賞しました。

昨年12月、豊田市美術館にて
『フランク・ロイド・ライト  世界を結ぶ建築』展を
鑑賞したときのブログでも申しあげましたが、
ぼくは大学では工学部建築学科に在籍していて、
卒業後の現在建築の仕事をしておりませんが、
やはり、今でも建築に興味があって。

豊田市美術館で鑑賞いたしました「ライト」展のときには、
大学入学後の最初の建築課題として
『落水荘(Fallingwater/エドガー・カウフマン邸)』
の資料が配布され、この建築及び光景を
透視図法でケント紙に描く、というもので、
ぜんぜんうまくは描けなかったけれども、
ぼくの中ではこの『落水荘』という建築が
芸術、デザイン、文化、鑑賞における
はじまりの作品のように感じて思い入れがあったのですが。
今回の「ガウディ」展では、たしか
大学の「建築史」の授業の中で、
『カサ・ミラ』の写真を見て、
なんか、すごく好き〜! って感じながら、
レポートを提出したような気がする。
どんなレポートを記したかは憶えてないけれど。
なので今回、とくに
『カサ・ミラ』関連の展示のときには
わくわくしながら鑑賞をしておりました。
『カサ・ミラ』の「正面図(建築申請許可)」では、
描かれている線が、なんだか
綺麗で、美しくって、見惚れました。

ガウディの『カサ・ミラ』等の建築と言えば、
曲線的でぼこぼこしているお姿なのですが、これは
海底や山にある「洞窟」に由来しているとのことでして、
つまり、自然の形なんだなあ!
って展示を観て思いながら、
ここでね、ふと思い出していたのは
昨年展覧会を鑑賞しました
「岡本太郎さん」の作品に似ているような気がするやも、と。

太郎さんの作品も、なんだか、
ぼこぼこしていたり、
ごつごつしていたり、
うねうねしていたり、
ぐにゃぐにゃしていたり、という
うまく言えないんだけど、そういうような
自然的な要素があるようにも思われるのですが。
それはもしかしたら、たとえば、あるとき
太郎さんが「縄文土器」を鑑賞なされて、
(なんだ、これは!)と強く感じた、
というエピソードを存じているですが、つまり、
「縄文土器」的な形態より来ているのやもしれない。

「縄文土器」について、ぼくは
くわしいことはぜんぜん存じないので、
なにも語れないですが、そう見れば、やっぱり、
人間の手による有機的で自然的なフォルム?!!!

岡本太郎さんの作品とガウディの作品、
どちらもなんだか奇妙な感じを受けるけれども、
でも、ただただ奇妙なのではなくて、
地球の不思議さみたいなことを感じられて、
そう思えるのかもしれないなあ〜。

そしてまた、今回の展覧会の
タイトルにもなっております
『サグラダ・ファミリア聖堂』についても、
たくさん観ることできて、いろいろ、すごかったー!

日曜日ということもあってなのか、
美術館は大勢の人でにぎわっていて、
展示での文章説明はあまり読めず、なので鑑賞後の
グッズショップでは「ポストカード」の他、
「図録」(内容が充実している!)も購入したので
これからちょっとずつ読んでゆきたいな。

そんなこんなで、鑑賞及びお買い物も終わり
名古屋市美術館を後にしまして、
このつぎの目的地が、、、

令和6年1月29日

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