其の四十一 のっぴきならない。
《吉本隆明さんの講演『芸術言語論 −沈黙から芸術まで』(2008年7月19日@昭和女子大学人見記念講堂)を、ぼくが毎回ほんのちょっとずつ聞いてゆきながら、あらためてどんなおはなしだったのかを思いかえしてまいります。》
こんにちはー。きょうも、こうえんを聞いてゆきます。
前回noteでは、「(森鴎外の小説作品『半日』の)主人公には奥方がいて。この奥方は、立派な娘さんで。かつ、美人であったと言われております。それからもうひとり、母親がおります。母親は、幼児から鴎外をかわいがり