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38歳のノート。(了)

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#読書感想文

大切な場所。

大切な場所。

さくじつのブログを書いてから、
そのブログの最後でも申したし、
村上春樹さんの著書
『猫を棄てる 父親について語るとき』
を、また読み返しました。

ちいさな本ですので、読み終えるのには、
あまり時間はかからなかったですが。
うまくは言えないんですが、
このちいさな本の中に
いろいろなことが詰まっている。
と感じられる。

かと言って、感想を書くのは、
やはりとてもむつかしい。

たとえば、「戦争

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『一人称単数』を読むときに想うこと。

『一人称単数』を読むときに想うこと。

村上春樹さんの短編小説集
『一人称単数』を読み終えました。

村上春樹さんの短編小説では、ぼくはとくに
『神の子どもたちはみな踊る』以降の、
ひとつのテーマからによる連作短編が、
だいすきなのですが。

それらの短編集の中でもね、
この『一人称単数』が、もしかしたら、
いちばんすきやもしれないな。
お話しは、不思議だし。奇妙だし。
感想がなんとも言えない、とゆうか。でも、
どこか清々しい? とゆう

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岩田さんがおっしゃる「いま」のこと。

岩田さんがおっしゃる「いま」のこと。

このごろはさ、
昨年発売されました書籍
『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』
を読み返しておりました。

この書籍は、2015年7月に亡くなられた
任天堂元社長の岩田聡さんが、
「ほぼ日刊イトイ新聞」や「社長が訊く」の中で
お話しされていたことばが、
まとめられているのですが。

やっぱり、どのことばも、素敵だし。
憶えておきたいし。
そして、さらに想うならば、
たとえば「ほぼ日」でね、

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「月たちにそれを聞かせてはならない。」

「月たちにそれを聞かせてはならない。」

このまえ4月16日の日から、
ひさしぶりで読み返し始めました
村上春樹さんの小説『1Q84』の「BOOK3」をね、
きのう読み終える。

最後まで、読んで、
ここはこういうふうになっていたのか! とか、
ここって、どういう意味なんだろうか? とか、
以前のときはあんまり思わなかったこと。とか。
たくさんのシーンで感じ入るところがあって、
とっても、よかった。のだけれども。
いろいろ、あって、
感想

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