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鈴木秀之のノート。

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(令和3年3月14日〜)
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#PERFECTDAYS

『まっくろ』と静かな熱中について。

『まっくろ』と静かな熱中について。

先日、市内の図書館で借りてまいりました
作・高崎卓馬さん/絵・黒井健さんの
絵本『まっくろ』を読みました。

この絵本を知ったきっかけはね、昨年末、
WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されておりました
役所広司さん×糸井重里さんの対談
『忘れかけていたことを思い出すように。』にて、
映画『PERFECT DAYS』の共同脚本である
高崎卓馬さんが手がけられた絵本として、
糸井さんがお話しされ

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日々のメンテナンスと渋谷と。

日々のメンテナンスと渋谷と。

このごろのブログでは、幾度かにかけて、
先日映画館にて鑑賞しました
『PERFECT DAYS』についてしるしていたのですが。
公開日からその後もなかなか訪れられず、
年が明けての1月5日に観にゆくことができました
映画『PERFECT DAYS』をね、
どうして観にゆきたいかと思ったのか? ってゆうのは、
やっぱり話題にもなっていたし、なおかつ、
ぼくが大好きなWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」

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音楽と車が結びついたこと。

音楽と車が結びついたこと。

ぼくは音楽を聴くのが好きではあるけれども、
日常的にね、音楽を聴く場面って
考えてみればそんなに多いとは言えない。
どちらかと言うと、少ないとも言える気もする。

自部屋で音楽を聴くときと言えば、
YouTubeで最新曲のMVを観たり、
購入しましたブルーレイやDVDでライブ映像を観たり、
ブログを記しながら、その日の
ブログの内容に関連する音楽を聴いたり、もしくは、
なにかの作業中で音楽をかけた

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毎朝のルーティーンと人々の繋がり。

毎朝のルーティーンと人々の繋がり。

映画『PERFECT DAYS』を観てから、
「ルーティーン」について考えているの。

映画の主人公である役所広司さん演じられる平山さんは、
朝、目覚めたらこれをする、というような
ルーティーンが定まっていて、日々、
朝、起きたらそのルーティーンを行う。
でも、なぜ平山さんは、そんな
ルーティーンの行動を取られているのか?
って考えてみても、ぼくには、その
理由もわからないし、もしかすると
理由な

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友達とかすがいの救われる世界。

友達とかすがいの救われる世界。

本日のブログでもまた、先日、映画館で鑑賞しました
『PERFECT DAYS』についてのことを書きたいですが。

映画の主人公である役所広司さん演じられる「平山さん」は
とても寡黙な方なので、ご自身のことを
ご自身の口より語られないからこそ、たとえば
周りの人たちも、及び、ぼくら映画の観客も、
平山さんがどのような生い立ちなのか?
みたいなことはほとんどわからない。
でも、映画のシーンでの平山さん

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寂しさの気持ちとパーフェクトな日々。

寂しさの気持ちとパーフェクトな日々。

先日、市内の映画館にて
『PERFECT DAYS』を鑑賞してから、
映画のいろいろな場面のことを思い出しながら、
思ったり考えたりしているですが。

YouTubeで公開されている特別映像の中では、
役所広司さんの演じられる、東京の公衆トイレの
清掃のお仕事をされている「平山さん」の同僚で、
柄本時生さん演じられる「タカシ」が、平山さんに対して
【平山さんってぇ、結婚してないっすよねえ?
 その

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その人はどういう人なのか?(物語を鑑賞しながら。)

その人はどういう人なのか?(物語を鑑賞しながら。)

物語を鑑賞するときにおいて、
このシーンってどういうことなんだろう?
って思うことがある。たとえば、昨年公開されました
映画『君たちはどう生きるか』では、
謎にも思えるようなシーンがたくさんあって、
ぼくとしてはなんだか、寝ているときの
夢を見ているような感覚で映画を観ていたんだった。

夢ってさ、辻褄の合わないまま
どんどん先の場面へ進んでゆき、朝起きたときに
もしもその夢の内容を憶えていたなら

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映画『PERFECT DAYS』

映画『PERFECT DAYS』

先週の金曜日、市内の映画館にて
『PERFECT DAYS』を観てまいりました。
ほんとうは公開後すぐ観にゆきたかったけれども、
なかなか訪れられず、ようやく
映画を観ることができてよかった〜。

この映画では、役所広司さんの演じられる
東京の公衆トイレの清掃員「平山さん」が過ごす
毎日の日々が描かれているのですが。
平山さんは毎朝及び毎日、もしくは、毎週、
ルーティーンのごとく行動をなさっていて

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