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鈴木秀之のノート。

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(令和3年3月14日〜)
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#坂本龍一

「記す」とはどういうことなのか?

「記す」とはどういうことなのか?

昨日のブログでは、先日放映されました
「Last Days 坂本龍一 最期の日々」を観ながら、
ぼくが想ったこと、とくに昨日はね、坂本龍一さんの
最晩年の肉声記録としてお話しなされていた
「音楽」と「音」のことを申しあげました。
そのことを想いながら、あらためて
坂本さんのアルバム『12』も聴きました。
この『12』という作品とは、たぶん、
これからもいろいろなとき、つまり
ちょっと身体がつかれて

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雨の音とこれ以上生はないっていうような塊。

雨の音とこれ以上生はないっていうような塊。

先日、NHK総合で放映されました
「Last Days 坂本龍一 最期の日々」を観ました。

番組を観た感想というのは、ことばでは
うまくはあらわせられないですが、でも、
なんだか、いろいろなことを
想ったように存じております。

このごろのぼくのブログでは、たびたび
音楽についてしるしていたですが、
そんなある日のブログの中でね、ぼくは
「身体がつかれているときには、
 音楽もあんまり聴けないけ

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何というタイトルだったかを思う日々。

何というタイトルだったかを思う日々。

ぼくはビートルズが好きなのですが、
かと言いながら、ビートルズの音楽について
ぜんぜんくわしいわけではない。
たとえば、ある曲を聴いて
その曲のタイトルがわかる、という場合も
全部が全部わかるわけではないし、いわば、
どちらかと言えばわからない曲のほうが多いとも思う。

先日はね、穂の国とよはし芸術劇場PLATにて
矢野顕子さんのコンサート
『矢野顕子さとがえるコンサート2023
 featuri

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お買い物とスタバとラビットツアーと。

お買い物とスタバとラビットツアーと。

昨日の午後は、スーパーへのお買い物がてら
近所のツタヤ(兼・本屋さん)へ寄ってから、
そして、スターバックスもゆきたくなり
アイスコーヒー&シュガードーナツをオーダーして、
お店の席で飲みつつ食べつつ、読みかけだった
坂本龍一さん・福岡伸一さん共著『音楽と生命』を、
読みながら過ごしつつ、書籍読了。

今回のブログのトップ画像はね、この
スタバの席の窓にかかるロールスクリーンで映る
植物の影がなん

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このごろの読書のこと。(令和5年夏ver.)

このごろの読書のこと。(令和5年夏ver.)

このごろもね、あいもかわらず、
本は読んではいるのですが、その
読書の感想をブログで書く、というふうには
なかなか至っていなくって。

それは、たぶん、やっぱり、
読書感想文を記す、というのが苦手、
ってゆうのもあれば、でも、
この本の感想を書きたいなあ! とは思いながら、
ブログに書くタイミングを逃した、ってえのもあるけど。
ともすれば、今回のブログではさ、
このごろ読みました本のことをね、幾冊

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言いよどみ、絶句すること。

言いよどみ、絶句すること。

さくじつのブログでは、先日、映画館にて
監督・是枝裕和さん × 脚本・坂元裕二さんの映画
『怪物』を鑑賞したこと、そして、でも、
その感想みたいなことはうまく書けない、
というようなことをしるしたのですが。

それは、おそらく、
内容が複雑でもあるし、また、
よくわからなかった箇所もあるし、なので、
すぐには答えを出せない、というか、
安易には何かを言えない、というか、
って考えながら思い出してい

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理解できないことに耐えられないから。

理解できないことに耐えられないから。

このまえのブログでは、休んだり、遅刻したり、
なにかの誘いを断るようなときには、
その旨を言う以外で、
その理由を添えて言うことが多い、
のこと、そしてまた、
凶悪事件のような出来事が起きたときには、
なぜ容疑者はその事件を起こすに至ったのか?
というようなその理由や動機について、
ニュースやワイドショー等では盛んに言われていて、
たとえば、捜査、起訴、裁判等で
それらを精査することは重要なのだと

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無音の日々、芸術の根源。

無音の日々、芸術の根源。

坂本龍一さんの著書『音楽は自由にする』を、
先日図書館で借りて来て、読み終えました。

2009年刊行されましたこの書籍では、
坂本さんご自身が、それまでの半生を振り返る、
という内容なのですが。

ぼくは、坂本龍一さんの音楽を
ずっと聴いてきたわけでもなくって、
また、1982年生まれのぼくは
YMOもリアルタイムで聴いていなくって、たとえば、
音楽番組「HEY!HEY!HEY! MUSIC C

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