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鈴木秀之のノート。

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(令和3年3月14日〜)
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2021年11月の記事一覧

「訊く」という慣習から。

「訊く」という慣習から。

先日の衆議院選挙にて、
あるテレビ局の選挙特番では、
爆笑問題の太田光さんが司会をされて。
その太田さんの司会ぶりに対して、放送後、
批判が相次いだ、のことについて、
ぼくはそこまでの批判は思わなかったな。

選挙特番をね、ぼくは、
いろいろチャンネル変えながら見ていたから、
太田さんの番組をしっかりと
見ていたわけではないけれども。
たぶん、太田さんのいつものような、
はちゃめちゃなことばづかい

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じたばた。

じたばた。

なにか大きな事件などがあったときには、
でもそのすぐあとで、そのことについて、
ブログ書いたり、ってゆうのは、
ぼくはあんまりできないな。

その事件のことを、たとえば、
ブログで書かなかったとしても、べつに
なにも考えてないわけでもないけれども。
じぶんなりに考えながら、とは言っても、
とくべつな考えごとを思いつくでもないし。
テレビの著名コメンテーターみたいに、
気の利いたようなコメントを言え

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アダプトタワーをめぐる冒険と鳥と凪。

アダプトタワーをめぐる冒険と鳥と凪。

サカナクションの生配信ライブ
『SAKANAQUARIUM【アダプト】ONLINE』、
公開日当日の鑑賞に引きつづきまして、
アーカイブでも鑑賞いたしました。

すばらしかったー。

何がすばらしかったかと申しあげますのも、
ことばではっきりとは言えがたいけれども、
つまりは、あらかじめ発表されておりました
「アダプトタワー」という
大きな大きな構造物の内外で繰り広げられる
「演劇×MV×ライブ」

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「無言館」の思い出。

「無言館」の思い出。

以前、ある夏の時期に、
家族旅行で軽井沢へとまいりまして。
その道中ではすこし寄り道をしながら、
上田市の「無言館」を訪れました。

「無言館」は、太平洋戦争で戦没された
画学生の美術作品が展示される美術館で、
ぼくは、このとき初めて訪れたのですが。
展示されている作品を鑑賞しながら感じました、
痛ましさ、と申しますか、
悲しさ、と申しますか、
静けさ、と申しますか、
の感覚は、なんだか、
いまで

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ほんとうはあったかもしれない世界。

ほんとうはあったかもしれない世界。

ビートルズが、その後の音楽に
多大な影響を与えたと言われているけれども。
たとえば、もしも、
ビートルズがこの世界にいなかったら、
その後の現在の音楽は、
どのくらいか変わっていたのだろうか。

それはでも、おそらく、
変わっている部分もあるだろうし、
変わってない部分もあるかもしれない。

たとえば、2019年公開映画『イエスタデイ』では、
ある日、突然、ビートルズと
その楽曲が消えてしまったら

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ビートルズと継承。

ビートルズと継承。

このごろのブログで書いております、
ビートルズのことをもうすこし書いてみたいー。

ビートルズの大きな特徴というのは、
メインボーカルはおらず、
バンドのメンバー全員が歌を歌われている。
なのだと、ぼくは思っているのよね。

たとえば、アルバム『Revolver』では、
1曲め『Taxman』ではジョージ、
2曲め『Eleanor Rigby』ではポール、
3曲め『I'm Only Sleepin

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曲がだんだん合わさってゆく。

曲がだんだん合わさってゆく。

ビートルズのアルバムの中で、
どれがいちばんすき? という問いにはさ、
一応、ぼくとしては答えが決まっていて、
『Abbey Road』と答える。

『Abbey Road』のB面のメドレー、
だいすきなのよねー。

とは言ってもね、ぼくの場合は、
どのアルバムがどうか、みたいな、
ビートルズのアルバムのどれもがを、
たくさんたくさん聴いているわけでもないので、
どれ、というのを語ることはできない

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ぼくが生まれる前に。

ぼくが生まれる前に。

1982年生まれのじぶんにとっては、
ぼくが生まれる前に、すでに、
ビートルズは解散していて。さらには、
ぼくの生まれる2年前に、
ジョン・レノンは亡くなっていた。

そんな、でも、その後ビートルズを知り、
曲を聴くようになった。

ビートルズを知ったきっかけ、ってゆうのも、
いろいろあるけれども。たとえば、
テレビ番組の主題歌やCMなどなど、
そんなきっかけの中でも大きいのは、
中学生のときだっ

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知らない状態。

知らない状態。

何か知らないことがあったとして、
そんなことも知らないの? って、
だれかに思われたとしても、
その、知らなかったことを、
恥ずかしい。って思わなくても、よい。

むしろ、
今、知ったんだから、
それでいいじゃん。と思えたい。

そもそも、そのことを知っていた人でも、
産まれた初日は知らなかったわけだから、
知った日にちが、
おそいのか、はやいのか、だけのちがいで、
おそいからだめ、はやいからよい

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あきれるくらい未来の話をしよう。

あきれるくらい未来の話をしよう。

小林武史さん・櫻井和寿さんが中心となって結成されました
Bank Bandの曲には、数多のカバー曲のほかにも、
『to U』や『奏逢 ~Bank Bandのテーマ~』などなどの
オリジナル曲があって。そのなかでもね、ぼくは、
『はるまついぶき』が好きなのよねえー。

この『はるまついぶき』の曲の、
いちばん好きな場面というのが、
大サビでの、、

「鬼が笑う」なら それもいい
いつか僕らも一緒に笑

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3年後の音楽、30年後の音楽。

3年後の音楽、30年後の音楽。

ぼくは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが
大好きなのですが。そのなかでもね、『1』では、
1985年から1955年へとタイムスリップした
主人公マーティが、まだ当時はリリースされていない
チャック・ベリーの『ジョニー・B.グッド』を、
演奏するシーンが大好きなのよね。

マーティが弾くギターの音を、
「新しいサウンドがほしいんだろ?
 これを聴きなよ!」と、
そのバンドメンバーの一

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興味と冒険。

興味と冒険。

このごろのブログでは、じぶん自身の興味のままに、
漢字のことを調べてみる
「リッシンベン調査団」のシリーズにて、
【女偏の漢字】→【女】→【男】→
【虜】→【慮】→【膚】→【虎】
という字について調べたのですが。

毎月13日更新の「リッシンベン調査団」では、
毎回、漢字のことを調べながら、
けれども、1週間続けての更新って、
これまで無かったと思うけれど。
なんだか今回は、たとえば、
ひとつの漢

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虎文と鬣と角と冠飾りと神聖な獣。

虎文と鬣と角と冠飾りと神聖な獣。

さいきんのブログでは、漢字のことを調べてみる
「リッシンベン調査団」のシリーズにて、
【虜】と【慮】と【膚】という漢字について
書いていたのですが。

そのブログを書くためネット検索していたら、
これらの字の部首はさ、
「とらがしら」と呼ばれるらしい。
そうなんだあ、ぼくは、知らなかったっすー。
たしかに、そう言われてみれば、
【虎】という字もね、
【虜】や【慮】や【膚】とおんなじ形が
上に乗って

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古い詩の韻と完【膚】。

古い詩の韻と完【膚】。

さくじつのnoteでは、
【虜】と【慮】の漢字は似ている。
その字の中身が、
「力」ならば【虜】で、
「心」ならば【慮】なんだ。さらには、
「月」ならば「皮膚」の【膚】か。
と書いて、おとといは【虜】を調べたので、
さくじつには【慮】のほうも見てみたのですが。

こうなってくるとね、もうひとつの
【膚】の字も調べてみたいー。

なので、またもや、
いつものごとし、白川静先生の
『常用字解[第二版]

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