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鈴木秀之のノート。

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(令和3年3月14日〜)
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2021年3月の記事一覧

「自己」と「他己」と「交流モーター」のこと。

「自己」と「他己」と「交流モーター」のこと。

「自己肯定感」ということばを知ってから、
ずいぶん経つけれども。ぼくはさ、じつは、
このことばのほんとうのところの意味って、
よく知らないのよねえ。

ぼくが「自己肯定感」と聞いて思うのは、
自己を「肯定」するだけだと、
なんでもやりたいほうだいになってしまうから、
これだとよくないじゃあないか?! って、
ときには、自己を「否定」することも
だいじなんじゃあないかなあ。
みたいに感じたりもするけ

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ぼくの建白書。

ぼくの建白書。

ぼくの頭の中には、
ぼくの行動や指針をつかさどる
国会があって。

ぼくの頭の中の国会では、
ぼくの頭の中の与党と、
ぼくの頭の中の野党とが、
議論を交わしている。

ぼくの頭の中の国会が、
設立されたのはいつのころだったか。

ぼくの頭の中の国会がさ、
まだ設立されてなかったときには、
ぼくのすべての指針は、
ぼくが独裁をする、という、
ぼくが独裁者の独裁国家だった。

独裁もね、たぶん、
わる

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春休み。

春休み。

今週はパート先の学習塾が春休みで、
なので、ぼくも春休みだ。

とは言ってもねえ、
たのしみの予定とかはとくにない。
例年ならば、いや、
さくねんはちがうけれども、
この春休みの期間には、
ライブ観に行ったり、すこし遠出してみたり、
というようなスケジュールも立てたりしたけど、
今は、もちろんそういうのもない。

ただ、たんたんと、
これまでにはなかなかできてなかったことを、
とくには、部屋の整理

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「暇」のこと。

「暇」のこと。

そう言えば、いつごろからか、
けっこう長いこと、
「暇だなあ。」と思ったことがないな。

ぼくは、現在パートで働いているので、
仕事がいそがしい、
というわけでは全然ないし。また、
日々、なにか大事な予定があるわけでもない。

以前、ぼくが最後に
「あぁー、暇だわー。」って思ったのは、
いつだったか。たぶん、
大学生のころかな。
大学のときのじぶんは、
ほんとうに、ダメ学生だったから。
授業には出

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まいにち、まいにち。

まいにち、まいにち。

大学卒業間際のころ、卒業研究を
見ていただいたゼミの先生がおっしゃった
「社会人になったら、
 毎日が、定期テストだから。」
ということばのことをね、
いまでも、折に触れて考える。

さいしょに聞いたときはさ、
うへぇー、って思ったなあ。
そんな、まいにち、まいにち、
ぼくらは、テストで、いやに成っちゃうよぉ。

そして、大学を卒業して、
新卒で入った会社を半年で辞めてから、
専門学校に入学卒業し

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寝床。

寝床。

ぼくがはじめて聴いた落語は、
桂文楽の「寝床」なのですが。

これはさ、ほぼ日で糸井重里さんが
「はじめて落語聴くなら文楽の寝床だ。」
とのようにおっしゃっていて。それでね、
ツタヤでCD借りてきたんだった。

この「寝床」の落語をはじめて聴いたときは、
でもあんまり、まずは、
ことばが聞き取れなくって。
むつかしいかもぉ、とも思いながら、
もうすこし聴いていれば、なんだか、
ことばの掛け合いのふ

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うぐいすが鳴いている。

うぐいすが鳴いている。

このごろ、毎朝、
うぐいすが鳴いている。

うぐいすの鳴き声で、朝、起きる。
ってゆうのも、なかなか、
風情がある。

うぐいすは、
「ほー ほけきょ」と鳴くけれども。
このうぐいすの鳴き声をね、
日本語のことばに置き換えたら
「ほけきょ」になる。というのを、
最初に編み出したひとはすごいなあと感じる。

ふつうに聞けば、語感的には
「ぴぴぴょ」とかでも、
ありえそうだと思うけど。
でもでも、やっ

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君を呼ぶよ。

君を呼ぶよ。

「春」にまつわる歌とおんなじくらいに、
「桜」の歌も、
あまた、あるけれども。

ぼくは、とくにはさ、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム
『ファンクラブ』に収録されている、
『桜草』がすきだなあ!

って書きながら、でも、じつは、
「桜」と「桜草」が、
べつの植物だということは知っていた。
そして、とは言いつつも、
「桜」はわかるとしても、
「桜草」がどんな植物なのかはよ

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俺たちのトラベリン。

俺たちのトラベリン。

カーリングシトーンズのライブ東京公演
『またか!いい加減にシトーンズ!』2日目をね、
今回は、当日のリアルタイムでは
観られなかったのですが、
見逃し配信で観ましたー。

すばらしかったあー。

カーリングシトーンズは、
「寺岡シトーン(寺岡呼人さん)」
「奥田シトーン(奥田民生さん)」
「斉藤シトーン(斉藤和義さん)」
「浜崎シトーン(浜崎貴司さん)」
「キングシトーン(YO-KINGさん)」

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少しだけ『春』が近づいてる気配はするけれど

少しだけ『春』が近づいてる気配はするけれど

「春」について歌われている歌は、
あまた、あるけれども。

そのなかでもね、ぼくは、
B'zのアルバム『The 7th Blues』収録曲の
『春』がすきだなあー。

でも、ぼくがB'zを聴き始めたのは、たしか、
シングル『love me, I love you』のころだから。
その以前の1994年にリリースされました
『The 7th Blues』というアルバムをね、
ぼくはリアルタイムでは聴い

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かわいいつぼみ。

かわいいつぼみ。

このごろでは、
だいぶ、春めいてきて。

日中はさ、コート着なくても、
だいじょうぶなくらいだし。
外の通りでは、いろいろ、
お花の色であざやかになってきているし。
自宅のお庭のユスラウメは、
ちいさくてかわいいつぼみが、
ひらきはじめた。

そういえば、さくねんの今ごろは、
このさきどうなるのか?!
ってゆう不安もあって、あんまり、
春を感じられなかったような記憶もあるなあー。

そんな、不安の

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アドベンチャーと定点観測。

アドベンチャーと定点観測。

十数年前、グラフィックデザイン科の
専門学校に通っていたころから、
美術館へ行くようになって。
そのときから、美術館が好きだ〜。

あのころ、ぼくが初めて訪れた美術館は、
どこだったかなあ? たぶん、たしか、
そのときの5月の連休で、
クラスメイト4人で行った東京にて
「森美術館」かな。そしてその後、
クラス全員で鑑賞しました学校近くの美術館の
「ミュシャ」展は、とくにつよい記憶があるなあ。

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観察と描写。

観察と描写。

以前のブログの中で、ぼくは、
「インプット」「アウトプット」ということばが
けっこう苦手で、
じぶんでは、ほとんど使わない。
ってゆうのを書きまして。

そのブログを書いたときには、
1984年6月放映の『YOU』のアンコール放送より、
日比野克彦さんが
「貯蓄」と「排出」ということばを使っておられて。
これらのことばがさ、現在で言うところの
「インプット」と「アウトプット」の意味合いと、
おなじ

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鑑賞か、観察か。

鑑賞か、観察か。

おとといときのうのブログにひきつづき、
今回もね、せんじつ観にゆきました
『デザインあ』展の感想を書きたいですがー。

『デザインあ』展では、展示が
「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」
という三つに分かれていて。
どの「へや」も、おもしろかったけれども。
そのなかでも、きのう書きました
『デッサンあ』もふくまれている
「観察のへや」が、よいなあと感じまして。

美術館ではさ、ふつう、作品を

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