見出し画像

02 壁色変われば、雰囲気変わる! 実はそんなに難しくない塗料の選び方

前回の記事
築50年以上が経過した福岡市東区に位置する名島団地。ここが、ホームセンターのグッデイが取り組む、DIYリノベーション事業「GooDay DANCHI(グッデイ団地)」プロジェクトの舞台です。

DIYリノベーションには、家の現状のどこが課題だと感じていて、どのように変えたいのかを考えることが大切です。つまり、お家の“理想と現実”を思い浮かべることがはじめの一歩です。このnoteシリーズでは、グッデイ団地での施工例をご紹介することで、みなさまの頭の中にお家の理想像が浮かぶようになればいいなという想いから、発信しています。
※賃貸住宅におけるDIY可能領域は、必ず管理会社にお問い合わせください。

さて、今回ご紹介するのは、DIYでできる壁の塗装です。壁をペンキで塗るなんて、難しそう〜と思いますよね。しかしグッデイがご紹介するのは、そんなDIY初心者さんでも簡単に取り扱える塗料です。

ホームセンターの塗料コーナーに行くと、ペンキの缶がずらりと並んでいますよね。この中から自分に合ったベストな商品を探すには、どうやって選べばいいのでしょうか。まずはその選び方のポイントをお伝えします。

ポイント① 仕上がりで選ぶ

まずは出来上がった時の壁の質感などをイメージして、「仕上がりで選ぶ」という選び方です。実は塗料によっては、仕上がりに個性が出るものがあるのです。

マットな仕上がり

つや消しでマットな質感に仕上げたければ、カンペハピオさんの「マットペイント」がおすすめです。上品で落ち着いた雰囲気の色味が特徴です。マットペイントは、なんと30色ものラインナップがあります。お部屋の雰囲気に合わせて、自分で色を選べるのって素敵ですよね。

カンペハピオ「マットペイント」

屋内・屋外の両方に使えるのもいいですね。シックハウス対応 低VOC・F☆☆☆☆の製品で、安心です。さらに、速乾性に優れ、DIY初心者でもムラなく塗ることができます。

「マットペイント」を塗っている様子。色は写真で施工中の壁は「ブルーブロンズ」、
ドア・配電盤のある壁には「スモーキーリーフ」を使用

名島団地では玄関の壁などに使用しています。防カビ剤も配合されており、玄関・キッチンなど湿気のたまりやすい場所にも最適です。
下地には元の壁のはっきりとした木目を消すために、「生のり壁紙」を使用しています。退去時は剥がすこともでき、原状回復も簡単で賃貸DIYには安心です。

施工前の玄関。板の木目を消すために「生のり壁紙」を下地に

鉄のような仕上がり

団地の居室に剥き出しになっている各種パイプ。せっかくDIYしたお部屋なのに、グレーの無機質なパイプカバーが目に入るのは、いただけませんよね。

名島団地内の施工中の部屋とは別間取りの玄関。グレーの塩ビパイプが目立つ

そんな時は、パイプをかっこよく塗装してしまえばいいのです。ターナー色彩さんの「アイアンペイント」は、塗るだけで金属のような質感に早変わりする優れもの。塩ビパイプにそのまま塗ることができます。

ターナー色彩「アイアンペイント」

小さく切ったスポンジを使って、ポンポンっと優しく叩くように塗れば、ザラザラとした金属の質感を再現できます。少臭で、乾燥後は耐水性もあるため、さまざまな場所で使用できます。鉄や青銅を再現できる8色展開なので、お好みの素材感を楽しむことができます。

塗るだけで塩ビパイプが鉄のような質感に

漆喰風の仕上がり

和モダン風のお部屋の壁にピッタリな漆喰風の仕上がりには、ニッペホームプロダクツさんの「MORUMORU」がおすすめです。「MORUMORU」は手で塗ることができる壁用仕上・補修材で、泥遊び感覚で本格的な漆喰風の壁に仕上げることができます。お子さまと一緒に、遊びながらDIYができちゃいます。

ニッペホームプロダクツ「MORUMORU」

F☆☆☆☆を取得した安全性も魅力の一つです。名島団地内では、玄関の壁に使用しています。手で塗った跡のテクスチャ感も楽しめます。自分の手の跡を残しておくと、家への愛着にも繋がりますね。

「MORUMORU」を塗った壁。塗った跡がいい「味」を出していく

ポイント② 機能性で選ぶ

次に塗料の機能性で選ぶという選び方もあります。塗料というと、嫌な臭いがするというイメージがある方もいらっしゃると思いますが、最新の塗料は臭いも少なく、調湿・防カビなど機能性に優れたものが多いのです。塗料を塗る予定のお部屋の特徴に合わせて、機能を選んでいきます。

DIY漆喰

機能性に優れた壁塗料と言えば、日本古来の塗料である漆喰がすぐに思い浮かびます。漆喰は「呼吸する壁」とも呼ばれ、漆喰の主原料である消石灰(水酸化カルシウム)は、二酸化炭素を吸収することで徐々に固まっていきます。これにより、部屋の中がより過ごしやすくなると言われています。
しかし、漆喰は取り扱いが難しく、DIY初心者にはなかなか手を出しづらい塗料のひとつでした。そんな中、日本プラスターさんの「漆喰うま~くヌレール」という商品なら、そんなお悩みを解決してくれます。「うま~くヌレール」はDIY用漆喰なので、開けてすぐに塗れて塗りやすく、塗った後のメンテナンスも簡単です。

日本プラスター「漆喰うま~くヌレール」

名島団地では台所の壁に使用しています。漆喰は防カビ性、調湿性に優れており、台所などの水周りに最適です。また漆喰は古くからお城や武家屋敷の壁に使われていたほど、火にも強いのです。不燃性なので、台所に使用しても安心ですね。

「漆喰うま~くヌレール」を塗った壁
左は「コンクリートグレー」、右は「さくら」を使用

珪藻土配合塗料

名島団地の玄関の正面には、突っ張り棒を使った壁をDIYしています(後日、別記事で詳細をお伝えします)。その壁に使用しているのが、フジワラ化学さんの「MURA PAINT」です。

フジワラ化学の「MURA PAINT」

塗りムラをあえて楽しむ新感覚塗料で、初心者でも簡単にビンテージ風のアレンジが可能です。この「MURA PAINT」は、仕上がりに特徴があるだけでなく、その機能性にも優れています。珪藻土を配合しているので、結露防止や湿度調整の機能があります。また脱臭の効果も高いので、これを塗ればお部屋の快適度もアップします。

「MURA PAINT」を塗った壁。色は「ミスティーブルー」を使用


さて、今回は「GooDay DANCHI」プロジェクトの施工例とともに、塗料の選び方についてお伝えしました。最新の塗料には、単に色の違いだけでなく、仕上がりの違いや高い機能性があり、それらを参考に自分のお部屋に適したものを選んでいきます。ホームセンターの塗料コーナーにお越しの際には、ぜひどんな特徴を持つものが置いてあるのか、チェックしてみてくださいね。

名島団地最寄りのグッデイ東福岡店をはじめ、グッデイ店頭では名島団地プロジェクトで使用した商品に、グッデイ団地のロゴが入った案内POPを設置しています。店舗にお越しの際には、下記のPOPを目印に商品をお探しいただけます。

グッデイ店舗での案内POP例

実際にお部屋をDIYする際には、DIY可能領域を必ず管理会社にお問い合わせください。

塗料にそんな特徴があるなんて、初めて知った!という方は、ぜひ記事への「スキ」やシェアをお願いします♪




この記事が参加している募集

オープン社内報

新生活をたのしく