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地域おこし協力隊になってよかった話

長野県飯山市の地域おこし協力隊の高梨です。活動が3年目に入りました。
2024年1月~2月、県内の現役隊員向けの研修で飯田市、南木曽町に行きました。

地域おこし協力隊とは、過疎地域へ移住し、地域協力活動(私でいうと、移住定住の情報発信)を行いながら、地域への定住・定着を目指す、総務省の制度です。

南木曽町での研修・宿泊先の「ホステル結い庵」
今回の研修の講師(隊員OB)がオープンし、運営している

研修では、参加者一人一人(地域で奮闘している現役の隊員です)が、講演やワークショップを通し、定住に向けた今後の生き方や理想の暮らしをじっくり考えました。

隊員には、こういった学びの時間があることがまずありがたいな~!と思います。

さらに、研修に参加してよかったことは、他の地域でがんばっている隊員(や、職員の方)と出会えたこと。

起業していたり、任期後も定住しているOB・OGの方は、発想が前向きで明るく、自分のやりたいことや夢を話しやすい、とても頼もしい存在でした。

「すんき」は木曽地方に伝わる、塩を使わないカブの漬物歯応えもよく、わたしの中で大ヒット

日々の活動に関して、何をもって「地域おこし」といえるのか、今の私は簡潔に答えられる自信がありません。

自分が美術のこと以外でこんなに時間を使って取り組んでいるのは初めてで(移住前の東京では、美大を卒業後に美術教室の先生をしていました)、それゆえに苦しく、悩みも多く、霧が晴れず見通しが悪いと感じることもあります。

初対面の隊員と相部屋。修学旅行を思い出す

研修では、この先の道を一緒にライトを持って照らしてくれそうな人や、先にゴールして大手を振って待っていてくれそうな先輩方に出会えました。

行き詰ったときに、支えになるような出会いや景色を見ることを、これからもしていきたいと思えました。前向き!

協力隊の任期中には、そのきっかけが沢山散りばめられているはず。
自分は幸せですね。

「自分の選んだ飯山で、いい時間を過ごしていくこと」を、残りの任期のテーマにしたいと思います。

任期終了が見えてくると、焦らずにはいられません。
自分本来の芯を細らせないように、出来ることをコツコツ。

妻籠宿で食べた五平餅。おいしすぎた。これより美味しい五平餅に出会ったことがない
妻籠宿の「脇本陣奥谷」の斜光。歴史的な景観が残る地域。
新しい場所へ足を運ぶことで、またさらに自分の地域の魅力にも気づくことができる

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