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「10年前の私」からのメッセージ

先日こんなメールが届きました。

「あなたのトラベラーページが、14000回訪問されました」
 by 旅行のクチコミと比較サイト フォートラベル

そこには10年前の私が
時間をかけて投稿した旅の記録がありました。

こんなに行動力があったんだ10年前の私は

その旅の記録をめくっていくたびに
10年前の私が、今の私を応援してくれているような
そんな気分になったのです。

2013年5月下旬から6月上旬にかけて、イギリス東部に滞在。
出発から帰国までの20記事が14000回の訪問者を迎えたなんて

・・・感激っ!!!・・・


その旅を実行しようと思った原動力は
2006年、約半年イギリス南西部に滞在した時の後悔でした。

半年近く語学学校に行っていましたが
実は3か月ぐらいで「英語習得の熱」が冷めていたのです。

理由は「頭で考えたことが口からでてこない」でした。

「英語でコミュニケーションをとりたい!
せっかく語学学校にきているんだから結果を残したい!」

とは考えず

「あぁ、もういいや。
口から出てこないんだからしょうがない」

となってしまったのです。
何だその投げやりな態度はっ!! ですよね(笑)
それが私の後悔として残ったのです。

なぜもっとコミュニケーションをとる努力をしなかったのか?
わかる単語を並べるだけでも、口から英語を出さなかったのか??

帰国してから英語学習のスイッチが入り(遅い!)
音読や瞬間英作文、ラジオ英会話など
がんばったり、がんばらなかったりはありましたが
その時の後悔が、細々でも続ける原動力になったのだと思います。


そんな日々を過ごしていた頃、旅のキッカケに出会いました。

BSフジで放送されていた「欧州鉄道の旅」
鉄道を途中下車しながら、始点と終点を結ぶ旅の番組です。

私が心を動かされたイングランド東部の一場面は
「デダムベィル」と呼ばれている広大な緑の平地でした。

緑の平地と川に沿って歩くフットパス
小さな村の歴史あるティールーム
「ジョン・コンスタブル」という画家が
200年前に描いた風景画残る場所

このフットパスを歩きたい!
このティールームでミルクティーを飲みたい!
コンスタブルの世界にひたってみたい!
とにかく、ここに行くんだ!!!

2006年の後悔をすべて洗い流す旅の計画はこうして始まりました。

2週間、イギリス東部の都市ノリッジで語学学校に行き
帰国までの4日間をデダムベィルとその周辺で過ごす。

結果、
やりたいこと、いきたいところ、食べたいもの、買いたいもの
全て実行して満足度100%以上の旅になりました。

もちろん語学学校では、とにかく口から英語を出すことに専念(笑)
後悔は完全に消えてなくなりました。

たった2週間強の旅が
2006年の半年より濃厚な記憶になったのです。

デダムベールを歩いた
コンスタブルが描いた200年前のままの風景に浸った
行きたかったティールーム「THE ESSEX ROSE」でクリームティ

2023年が始まってから
この時のように熱い気持ちをもつことが無くなっていました。

今年になってから
そろそろ動かないと、なにか始めないと・・・
そんな気持ちが空回りしていました。

ひょんなことから受け取った、10年前の私からのメッセージ。

「こんなに熱い思いで行動していたんだよ、あなたは。
大丈夫、いつでもできるから。」

ちょっと自信を失っていた私への、ステキなメッセージ。

あの時録画した番組を、もう一度観よう。
そして10年前の記事をじっくり読もう。

そして、また、歩きはじめよう。


もしこの旅の記録に興味を持っていただけましたら
下記サイトをぜひご覧になってください。
写真メインの記録です。(sakichiという名で、でています笑)


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