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読書記録!! その17


こんにちは!

巽勇人です。

今回も読書アウトプットをしていきます。


ぜひ、最後まで読んでみてください。


今回僕が読んだ本はこれ!


俺たちの箱根駅伝!


最近、ベストセラーになってる本らしいです。


僕がもともと箱根を目指して、長距離をやっていたこともありこの本を購入してみました。


この本は選手だけでなく、監督やコーチにもスポットが当たっているのが特徴的。


なんならこの本の登場人物の中で一番才能のある人物は甲斐真人(チームのコーチ)かもしれません。


その才能は選手の立場の隼斗(主人公)から見ても嫉妬を抱くほど。


甲斐は、観察眼が鋭くあらゆる角度から選手やレースを見ることができます。

そして、物事の本質を見極めることができる。

他の人とはあまりにも視点が違いすぎて、周りからは「あいつには俺たちには見えないものが見えている」と言われるほど。


僕も読んでいて思いましたが、甲斐コーチの観察眼は天性のものだと思います。


本人は当たり前のようにそれを使っているから、特別なものという意識はないでしょうが、明らかに世界観が違う。

独特な世界の見方をしており、おまけに柔軟性もあるため、自分の世界観を崩すことがありません。

柔軟性がなければ、人の評価や批判、称賛にら一喜一憂し自分の世界観を崩してしまうこともあります。

けれど甲斐には柔軟性があるので、なんでも自分に吸収してしまうのです。

例えば、
山の頂上とか高いところから街を見下ろすと、自分の悩みなんてちっぽけに思えてくるじゃないですか。

この甲斐は常にそういう視点を持つことができている人物です。


そして、この本の登場人物は皆自分の中に何かを背負い込んでいる。

幼き頃の辛い記憶や、家族とのしがらみ、そこからくるこれからへの不安など。


しかし、仲間と共に箱根を走り切るという目標に向かう中でお互いの抱えているものを互いに取り除き合うというなんとも愛のあるストーリーです。


抱えているものを下ろすことで、できることだってあるんです。

けれど、それが簡単にできたら人間苦労しませんよね。


抱え込んでしまう側にも、抱え込んでしまう理由があります。

話したくたって、どうしても話せないことだってあります。


っていうか、人には言えない過去の一つや二つ、誰だってありますしね。


ただ、抱え込みっぱなしは危険です。

ずっと1人で抱え込んでいると、いつか必ず自分の精神が耐えきれなくなる時がきます。


だからどんな話題でもいいから人と話してみたり、本を読んでみたり、好きなことしたり、いきたいところ行ったり、そういう気分を変えられるようなことができれば、だんだんと自分を許せていくでしょう。


あと、できる人は新しいことに挑戦してみるとか。


目標を立てることで、信頼できる仲間を引き寄せられる。

そして、その仲間と共に目標に向かうことで「助け合い」という大切なことを思い出すことができる。


「あなたが今できることは何ですか?」


そんなことをこの本が僕に問いかけてくれたような気がします。


僕の今できることは、


今困っている仲間に必要な助けを


ということだと気が付きました。


これまでの経験を生かす事で助けられる人がいる。


ぜひ、この記事を読んでこの本に興味を持った方はこの本を手に取ってみてください。


なんか、青春時代を思い出させてくれる本でした。


それでは、サヨナラ!




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