先達を眺め尽くすセンス
何か事を起こすのに、特別な才能は必要無いと思っていて
それよりも大事なのは、既に在るものであったり、先達や先駆者の様子を、それこそ穴が空くほど眺め尽くす事だと思ってます
最初は、何処をどのように眺めていいかもわからないかも知れません
だけど、それでもじっと眺めるんです
わからないのは、眺めるポイントの物差しが自分の中に未だ無いだけなので
どんな見当違いでもいいから、先ずひとつ着目点を決める
そしてそれを、出来る限り細部まで、それこそ顕微鏡で見るように凝視していく
そうする事で、物差しとその目盛りが身につきます
あとは、そこから少しずつ着目点を移動していく
その繰り返しです
この行為で得られるのは、有効な着目点を見つけ出すセンスです
センスは先天的なものもあるけれど
それよりも寧ろ、後天的でかつ常に躍動し筋肉質を保つ事が大事だと感じています
僕は、もともとパン好きでこの世界に入ったわけではないし、入ってからも何年も全く興味がありませんでした
ぶっちゃけると、パンの良し悪しが見えるようになったのは、ほんとこの数年です
(そもそも、パンに良し悪しなんて無いと思ってるのですが笑 、全てのパンが須く尊いですよね)
その頃、コレがいいパンだよと、提示されても、何処を見ていいやら、何をどう美味しいと認識していいのか、全くわかりませんでした
だけど、このままじゃいけないと、必要に迫られて、パンを見るセンスを身につけたいと思いました
その時、取った手段が、先に述べた方法です
そしてそれは、凡ゆる事に応用が効く事にも気が付きました
仕事がうまく回らず、抜本的な改革が必要になった時も、このやり方が大いに役に立ちました
昔は、先達の情報を得る事が難しかったけれど、今はいくらでも得る方法はありますよね
あとは、人がそれをどう活かすか
それに尽きるなと、思っているんです
#イノベーター理論
#アーリーアダプター
#着眼点
#センス
#和歌山パン屋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?