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アイデンティティなんて無い方がいいと先生は言った

井坂先生とお会いした時、「アイデンティティなんて無い方がいいのかもしれません」とおっしゃっていた。

あの時は分からなかったが、先生の新刊を読み進めるにつれ実感するようになった。

内戦が勃発するとき、「民族起業家」と言われる輩が出現する。

「民族の違いなんて誰も気にしてなかったのに、いつの間にか『お前は〇〇族か、それとも〇〇族か?』ってむやみに聞かれるようになったの」

これが内戦化のサインである。

社会が不安定になった時、民族起業家は民族や宗教、言語などにアイデンティティを求め民を煽る。

集会を開くのではなく、シンボルとなるフレーズやイメージを連呼する。宗教等の違いに閉じ込められ、民は彼らを批判できない。違う主張を持つこともできなくなる。

民族や宗教、歴史的シンボルの連呼に注意すべきだ。
日本も例外ではない。

「ヒトラーは当初、皆に馬鹿にされていたんです」

馬鹿にされている民族起業家は誰か。
彼らが現れた時、私たちはなにも語ってはならないという。

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