信頼できる知識を得る方法は二つある
「信頼できる知識を得るためには、二つの方法があるんだ」
「信じることと、批判すること」
「世界は批判することばかりしてるけれど」
『先生抜きで書こう』の著者ピーター・エルボーはそう語る。
デカルトは『方法論序説』で、すべてを疑った後に残るものこそが真実だとした。彼が見つけた「すべてを疑った後に残るもの」とは、皮肉にも疑うことだけだった。
これが有名な「我思う、故に我あり」である。
デカルトの世界観は自我を確立させるが、暖かさに欠ける。理性の重要性を説き、近代科学の父と