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「英語を話せる」とはどういうことか?

筆者とこの記事について

この記事は、Note.com マガジン『続く英語独学法 - TOEIC300点から海外就職・国際結婚』の、第3部です。
このマガジンでは、純ジャパ、18歳まで英語の偏差値が50以下、TOEICは300点だった筆者が、

  • 2年間の独学だけでTOEICを800点まで伸ばし

  • 在学時に外国人の彼女を付き合い

  • 新卒でヨーロッパに移住して、現地の米系企業に就職し

  • 25歳でフリーランスの翻訳者、ノマドワーカーになる

ような、レベルの英語力を身に着けるためにしたすべてをまとめるものです。


本文

「英語が話せる」の意味を考えたことがありますか?

人によって、英語を勉強する理由は違います。

例えば、英文事務が仕事で必要な人は、必ずしも英会話できる必要はありません。仕事関係の語彙と、早く読む力、書類に穴埋めできる程度の英語力でも十分な人もいます。

わたしにとって「英語を話せる」は、ふたつのことです。

「もう一度わたしと話したい」と思われるだけの英語でのコミュニケーション能力。

もうひとつは「この人と働きたい」と思われるだけのプロフェッショナルな会話能力です。

わたしは、国を問わずおもしろい人や刺激をくれる人とは友達になりたいし、フリーランスとして海外の企業と取引をしているので、この二つが私にとって「英語を話せる」です。

英語はあくまでも目的を達成するための手段・道具です。

英語を勉強するなら、まず「英語をで何をしたいのか」を考えてみるといいでしょう。

コラム:英語の文化

「英語の文化」って、変な言葉ですよね?

日本語と違って、英語を話す国はひとつじゃないのですから。それに、アメリカとイギリスでも、大きな文化の違いがあります。

英語を公用語する国は、 カナダ、ニュージーランド、アイルランド、マルタ、ガーンジー、ジブラルタル、ジャージー、マン島、カナダ、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ、バハマ、インド、シンガポールなど、世界中に80カ国あります。

さらに、わたしたちがスペイン人や、フランス人と旅先で出会ったら、お互いに英語で話しますよね?

英語は、アメリカ語ではなく、アメリカの文化を学んだところで、たいして役に立たないのです。

そもそも、文化とは何か?国際社会という文化とは?

文化とは、集団に共有されている価値観・意識・偏見・文脈・習慣などのことです。文化は、小さい単位で家庭、教室、企業などにも、独自の文化は生まれます。

また、文化は、物理的・地理的なものではありません。例えば、日本の大手匿名掲示板、2ちゃんねるには、2ちゃんねる独自の文化がありますよね?
国際社会にも、文化があります。

国際社会とは、国連などの公的なものや、多国籍企業などの大きなものだけではありません。インターネット、旅、仕事などをつうじて、緩やかに、細く海外とつながっている、すべての人たちです。
国際社会の文化とは、共通しているものが少なく、共通しているものは、多くの人が、英語を学び、英語を話し、ハリウッド英語などの海外コンテンツを楽しんでいることです。

そして、共通している生活様式や、文脈が少ないため、日本のようなあうんの呼吸や、建前などは通じず、思っていることをはっきりと伝える努力をしないと、会話が成立しない恐れがあることです。
例えば、「お昼にハチ公前で待ち合わせ」と伝えても、「お昼」が「正午=12:00」なのか、あるいは「11時から14時くらい」の範囲なのかは、人によって異なります。また、時間厳守に対する文化もちがいます。
そのため、「13時、時間厳守。13時30分まで待つけど、それ以上は待たない。」など、相手にも寄りますが、ちょっとしつこいくらい、物事をはっきりさせた方がいいでしょう。


引き続き、Note.com マガジン『続く英語独学法 - TOEIC300点から海外就職・国際結婚』をよろしくお願いいたします。


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