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コアラと人間の指紋はプロでも識別できない🌈

地球上で生活する動物は、約140万種類。

私たち人間は、チンパンジーやサルなどの霊長類と体の作りが類似していると言われていますが、類似しているのは、霊長類だけではないようです。

かわいい顔立ちで人気の『コアラ』。

コアラの指紋は、人間とほぼ同じ。

人間の指紋には個性があり、二つ以上同じ指紋は存在しません。

しかし、人間同士では同じ指紋でなくても、コアラの指紋と皆さんの指紋が一致する可能性はあるんです。

プロの鑑識官でさえ、電子顕微鏡を用いて精査しても識別できないことがあるそうです。

オーストラリアの大学教授、マチェイ・ヘンネベルク教授は、「コアラの指紋が犯罪現場を混乱させる可能性もあるため、警察はその可能性も視野に入れて、捜査を行うべき」と、指摘しています。

冗談にも聞こえますが、オーストラリアなら確かにあり得る話かもしれません。


指紋は、限られた動物のみが持つ、非常に貴重な体の構造。

指紋を持つ動物は、霊長類とコアラだけではなく、指紋は、フィッシャーというイタチ科の動物にもあります。

霊長類とコアラは、木を掴むために指紋がありますが、フィッシャーは地面で生活をしているため、木を掴む必要がありません。

何のための指紋なのか、未だに分かっていません。


指紋がない動物の中にも、ある部分が、指紋と同じ役割を果たしている動物がいます。

その動物が、犬・猫・牛。

人間の『指紋』に対して、この三つの動物には『鼻紋(びもん)』があります。正確には鼻のシワです。その中に、人間の指紋同様に個体情報を有する『紋(もん)』が存在します。

人間の指紋のように、同じものは存在せず、生まれてから亡くなるまで、その形が変わることはありません。

犬や猫は、一度に5〜6匹産みますが、同じ鼻紋の赤ちゃんはいません。

実はすでに、鼻紋を使った新しいサービスが始まっています。

それが、指紋認証機能(Touch ID)ならぬ、鼻紋認証機能(Nose ID)を搭載したペット専用アプリ。

スマホの認証が鼻紋で行えるなので、このアプリを使えば、私たちが迷子の犬や猫を発見した際、飼い主をいち早く見つけることができます。

また、災害などで離れ離れになってしまったペットと飼い主の再会もスムーズに行えるようになり、マイクロチップを埋める必要もなくなるため、動物愛護の観点からも注目されています。

もし、ペットとして犬や猫を飼っている方がいましたら、チェックしてみてください。


ちなみに、全国和牛登録協会では、子牛が生まれると、鼻紋を使って個体管理や血統管理を行っています。

牛の血統書には必ず、鼻紋のスタンプが押されているんです。

鼻紋のスタンプに加えて親三代の家系図と、検査を担当した委員の名前まで記載されています。

こうして和牛の品質は保たれているんですね😌

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