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もしかしてその症状不思議の国のアリス症候群?🌈

皆さん、『不思議の国のアリス症候群』という言葉、聞いたことありますか?

「遠くの物が、なぜか大きく見える」
「時間が、実際より早く進んでいるように感じる」
「自分の体の一部が、いつもより大きく感じる」

こういった不思議な体験をする疾患を『不思議の国のアリス症候群』といいます。

童話『不思議の国のアリス』の世界観を体験しているような症状が現れることから、この名がつけられたとされています。


不思議の国のアリス症候群の症状は、主に、物体のサイズ・形・色、距離の知覚が現実と異なる『知覚の歪み』。

症状は、一時的なもので、潜在的にある健康上の問題の予兆として現れる場合がほとんどです。

不思議の国のアリス症候群は、一般的に治療を必要としない場合が多く、症状が現れたとしても、時間の経過とともに、症状はなくなります。

ただし、症状がひどい場合は、投薬治療が必要となるケースもあるので、注意が必要です。


実は、この不思議の国のアリス症候群、子どもの頃にかかる人が多いと言われており、芥川龍之介は、著書『自叙伝』で、自身が不思議の国のアリス症候群であったことを告白しています。

他にも、様々な著名人が、不思議の国のアリス症候群であったことを告白しているんです。

天才肌と呼ばれる枠に囚われない方、もしくは、スピリチュアルな思考や感性を持たれている方に多く現れる疾患です。

では、どのような症状が、この不思議の国のアリス症候群に当てはまるのでしょうか?

<不思議の国のアリス症候群の主な症状>
・物体の大きさの歪み(マクロプシア/ミクロプシア)
・物体の距離の歪み
・時間の知覚の変化(時間の早送りや遅れ)
・身体の一部や全体の大きさの歪み
・現実感の喪失(「夢との境目がない」「湧き上がる不安感」など)

物体が通常より大きく見えることを『マクロプシア』といい、小さく見えることを『ミクロプシア』といいます。

これらの症状、高熱時に経験したことがある方が多いのではないでしょうか?

目を閉じているときにも、症状は起こります。

「目を閉じると、世界が変わる」

こういった現象は、不思議の国のアリス症候群の症状の一つです。

<目を閉じた時に起こる主な症状>
・視覚的ハリュシネーション
 → 存在しない物体や光景が見える
・色や形の変化
 → 多彩な色彩や変形した物体に見える
・内部視覚の強化
 → 外部の視覚が遮断され非現実的な独自の世界が見える
・感覚の混合(シナスタジア)
 → 視覚と聴覚が混ざり合い強調される
・リラクゼーションとの反比例
 → 目を閉じることで休まるはずが、むしろ活性化されてしまう

これらの症状は通常、短期間でなくなり、永続的な影響を及ぼすことはありませんが、混乱や不安を引き起こすことがあります。

少しずつ解明されつつありますが、不思議の国のアリス症候群になると、アーティストや研究者など、一般の理解を超えた才能を手にする可能性が高まるとも言われています。


不思議の国のアリス症候群の症状はかなり特殊なため、体験した内容を話さない子どもが多いのが特徴です。

話したとしても、真面目に受け入れてもらえないケースがほとんど。

この疾患を抱えている子どもは、不安や恐怖を常に感じています。

もし、このような不思議な体験を語った場合は、その話を親身になって聞いてあげてください😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 


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