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みたらし団子の発祥は京都の下鴨神社🌈

日本人が団子を食べ始めたのは、縄文時代。

身近にあったクヌギやコナラ(どんぐり)の実を粉状にし、水にさらし、アクを抜き、団子にして食べていたようです。

室町時代には、遣唐使が中国のお菓子『団喜』を持ち帰り、これをもとに串刺しの団子を作り始めます。

そして、江戸時代の安定期には『花より団子』という言葉も生まれました。

団子1個が1銭で、1串5個刺しが5銭で売られていましたが、1760年に4銭の紙幣が発行され、1串4個刺しが増えたそうです。


みたらし団子の発祥は、京都の世界遺産『下鴨神社(加茂御祖神社)』。

みたらし団子を漢字にすると『御手洗団子』となります。

下鴨神社には、名前の由来となった、北東に流れる『御手洗川』と境内にある『御手洗池』があります。

下鴨神社の水は、生命をはぐくみ生命の誕生を司る『みあれの神』として、古代から尊んできました。

土用(立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間)になると、池の周辺や川の底から清水が湧き出ることから、下鴨神社の七不思議に数えられ、湧きあがる水泡の姿を団子になぞらえ、作られたのが、みたらし団子です。

土用の丑の日に、下鴨神社の清水に足をつけると、疫病や脚気にかからないとされており、今では、がん封じなど、無病息災を祈ってお祓いを受ける『足つけ神事(御手洗祭)』として知られています。

ちなみに、後醍醐天皇が境内にある御手洗池で水をすくうと、最初に泡が一つ浮き、やや間を置いて四つの泡が浮き上がったことから、その泡を団子に見立てて、みたらし団子を作ったという説もあります。

下鴨神社のみたらし団子は、人間の頭と手足を象っているのが特徴。

団子は1串に5個で、一番先に1個、少し離して4個刺すことで、人体の仕組みである五体を形どっています。このことから、神前に御供えした後に食べると、厄除けができるとされています。

一説によると、

この世界の仕組みである「三位一体」、創造主となる「最高神三体」や「三次元」など、目には見えない構成に使われている数字『3』、

人間の五体や手足の指の数である『5』、

この二つを合わせると『8』になります。

8は、『∞(無限)』を意味する数字のため、全体のバランスが保たれているのではないかと言われています。


歴史から考察することで、知見が深まり、一つ一つに意味があることが分かってきます。

私たちが生きている意味を、より具体的に知りたくなってきますね😌

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