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星語りマガジン

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占星術による自己内観や象徴理解、学習の記録など たまにカードの話も
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意外すぎる土星のメッセージ

占星術においての土星といえば、「試練の星」。 キーワードを調べてみても厳格さ、抑制、権威……なんて重苦しいキーワードが並ぶ。 その人にとって成長が必要な部分に抑制をかけるため、そのサインやハウスのテーマに苦手意識やコンプレックスをもたらす。 だから、自分の土星星座について学ぶ時、多くの人はネガティブな感覚が浮かぶと思う。占星術を学ぶ過程で、土星という天体に一度も苦手意識を持った事がない人は少ないんじゃないだろうか。 私も以前はそうだった。しかし、最近土星の本当の意図に気

「○○さえあれば」の幻想から抜け出す! 「あなたの幸せに関係ない3つのもの」スプレッドやってみた

「○○さえあれば私は幸せになれるのに」みたいな漠然とした感覚って、種類は違えど誰にでもあると思います。 まあそういうのって大抵幻想だったりするんですけど、「○○さえあれば」の「○○」が人によって違う上に、いっぱいあるし、今の世の中幸せとか成功法則の押し付けに溢れているから、どれが正しいのかわかんなくなりますよね。 今回は私の中の「○○さえあれば」的な観念が幻想だとわかり、曇りが晴れたというお話です。 その曇りを晴らしてくれたのはタロットカード、もっと言えばTAZN(たつ

トラサタが齎すものは、困難や障害、抑圧とされるが、星の真意としてはそれらを通して物質・肉体・エゴの幻想から目覚めさせ、魂が定めた意図に気付く事。トラサタが効いている時(人)が人生を乗り切るには、他者との比較をやめ、周囲の価値観ではなく自分を信じ切る勇気を持つ事が必要になる。

「やりたい事が見つからない」と悩む前に、ホロスコープで自分のタイプを知ろう(簡単だよ✌️)

☆この記事は占星術の知識ゼロでも読めます。 ☆値段がついていますが、全文無料で読めます🤗もし役に立ったと思ったら投げ銭感覚でご購入いただけるととても嬉しいです。 先日「やりたい事の見つけ方」という本を見かけて「そんな内容が本になる時代になったのか……」と不思議な気持ちになりました。 ここ数年、時代の雰囲気が変わってきて、集団の中で求められた役割をこなす事が良しとされてきた時代から、「好きな事を仕事にしよう」という雰囲気が高まり、そしてついにいよいよ「個人がやりたい事をやる

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見捨てられ不安が執着と支配を生む

親子関係の執着を手放してみて、唐突に気付いた事のメモ。 親子に関する問題に向き合う上で大きなヒントになると思うのでメモしておく。プロとして人の心に関わる人、当事者研究として自分の心と向き合う人、それぞれのなにかのヒントになれば幸い。 * 親子関係は、繰り返すものなのだということに気付いた。 親が過干渉や過保護などで子供の欲求を侵害するとき、親の見捨てられ不安がそこにあるのだ。 人はしばしば、人間関係の中で親子関係の問題を解決しようと他人に親を投影するが、それは親も然り

風の時代について。人間的なものを否定したまま風の時代を生きるのは苦しいと思う。風は形がなく、それ単体では認識もされず存在もできない。風を動かすのは水の重さと火の熱、そして地形。他のエレメントを蔑ろにしない事。あらゆる制約の中で「自分が」軽やかに生きる術を知るための知性なのだから。

自分のホロスコープを擬人化してみた

占星術の楽しみ方って、占いだけじゃないんだよ、という話がしたいです。 先日も二次創作をテーマに鑑定してもらったレポを上げたりしましたが、ぶっちゃけ、個人的には「オタクはみんなやったらいいのに」と思うくらい占星術はオタクと親和性が高いものだと思っています。特に創作&考察好きなオタクほど、やればいいと思う。 なぜそう思うかというと、まず、西洋占星術では、誕生日の空の星の配置から、性格や人間関係、人生の出来事など、幅広く読み解くことができます。つまり推しの誕生日がわかれば、推し

【占いレポ】夢小説やめた方がいいんじゃないかと悩んでたけど背中を押してもらって吹っ切れました

先日、西洋占星術の鑑定を受けました。鑑定自体はこれまでに何度か受けているのですが、今回は「二次創作(夢小説)について」という、かなり絞ったテーマで鑑定してもらいました。 占星術師・水煮さんの「創作活動のための星占い」今回、占星術師の水煮さんに鑑定していただきました。 水煮さんは、一次二次問わず創作・表現活動をしている方向けに、占星術で鑑定を行っています。占星術を用いて、作風分析や活動の方向性、合ったやり方など様々な内容に答えていただけます。 創作していなくても、これから

弱さを認め、真の強さを目指す。自立のための依存。蟹座満月がもたらすものと水瓶座時代に向けて

(占星術をもとに、最近感じている大きな時代の流れと、それを受けて個人がどうしていくか、ということについて思うことをつらつら気まぐれに書いてみようと思います) 1月11日に、蟹座で満月を迎えました。蟹座には現在ドラゴンヘッドもあります。つまり月蝕です。 ドラゴンヘッドとは、月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)の交点(昇交点)のこと。個人の出生図などにおいてはその人の魂の目的・テーマを表しますが、社会全体の流れを読むときは社会全体の目指す方向性・テーマとして読みます。 満月

星座占いは生まれた日と違う星座で見た方が当たるかも

ちょっと占いに興味ある人向けの小話。 よくある12星座占い(最近人気なしいたけ.さんとか石井ゆかりさんとか)、だいたい生まれた日の星座で見ていると思うんですが、それだと腑に落ちないとかしっくり来ないって人もいると思います。 今回は、実は違う星座を見た方がより当たる場合があるよ、というお話。もちろんしっくりくる人も、自分の中の違う側面が知れるかもなのでよければ読んでいってください。 ちなみにこれから説明する見方をするには出生時刻がわかることが必須なので、気になった方は何か